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不在着信
私の大学時代の友人、マイは最近ストーカー被害に悩まされていました。
知らない番号から何度も電話がかかってきたり、帰宅途中に誰かにつけられている気がしたりするそうです。
私は彼女が心配で、「何かあったらすぐに連絡して」と伝えていました。
ある日の深夜、机の上に置いていたスマートフォンが短く震えました。 画面を確認すると、マイからの不在着信が一件。
「こんな時間に……もしかして何かあったのか?」
嫌な予感がして、私はすぐに彼女の番号へかけ直しました。 呼び出し音が鳴り響きます。
「プルルル……プルルル……」
しかし、彼女は出ません。
十数回鳴らしても繋がらず、さすがに切ろうかと思ったその時、ピコン、とマイからメッセージが届きました。
「ごめん! 寝ぼけてて間違えて電話しちゃった! 大丈夫だから、おやすみ!」
それを見て、私はようやく肩の力を抜きました。
「なんだ、ただの間違いか」
私は彼女が事件に巻き込まれたわけではないことに安堵し、スマートフォンの電源を切って眠りにつきました。




