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なんかよく分からないけれど怖い話  作者: 日暮キルハ


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怖い話

 これは、私の友人が体験したある山奥での話です。

 友人は大学の友人二人を加えた三人で週末の休暇を利用して、ヒト里離れた山奥のロッジに宿泊していました。


 そこはいわゆる「いわくつき」の物件でしたが、そういったものを信じていない友人たちは料金が安かったこともあって大喜びでそのロッジへの宿泊を決めました。


 事件が起きたのは、滞在二日目の夜のことでした。


 夜、急に一人が「……ダメだ。なんで気づかなかったんだ。ここに来るべきじゃなかった。もう逃げられない」と青ざめた表情でつぶやいて部屋を出て、その後彼用の部屋で首を吊っているのが見つかりました。


 残された友人たちは当然慌てました。

 休暇どころの話ではありません。

 急いで警察を呼びましたが、その時にもう一人も気づいてしまいました。


 そして、やはり彼もまた同様に首を吊っている姿で発見されました。


 残された私の友人は恐怖で震えました。

 しかし、やがてそれに気づきました。

 それに気づいてしまえば何も怖いことなどなくなりました。

 友人は首を吊りました。


 警察が到着するとロッジには三人の死体があり、警察はそれを集団自殺と片づけました。

 いわくつきの物件には泊まるものではありませんね。

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