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なんかよく分からないけれど怖い話  作者: 日暮キルハ


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12/26

嫌われ者

 僕の名前はヒロキ。

 僕は今、クラスでいじめにあっている。


 僕が教室で誰かに話しかけても誰も何も返してくれない。

 何を言っても無視されて、お前なんていないとでも言うように目すら合わせてくれない。


 そして、僕の机の上には、いつのまにか一輪の白い花が添えられていた。


 僕への嫌がらせだ。

 毎日毎日、わざわざ新しい花が同じ場所に置かれている。

 誰も見ていないふりをするけれど、僕はこれがクラス全員による陰湿な無視と嫌がらせだと知っていた。


「先生、止めてください!」


 僕は担任の先生に訴えた。机の上の花を指差し、無視をやめさせてほしいと。


 しかし、先生はそんな僕をクラスメイトたちと同じように無視した。


 どうして、こんなことになったんだろう。

 ほんの一週間前までは仲の良いクラスだったのに。

 僕の何が悪かったんだろう。


 放課後、今日も何も変えられなかったと重い足取りで家路につく。


 いつもの通学路。僕は大きな交差点の横断歩道を渡ろうと立ち止まった。

 その横断歩道の、アスファルトの真ん中に、花束が置いてあった。


 どうやら、つい最近事故があったらしい。

 通りかかった通行人の会話がかすかに聞こえた。


「……」


 僕はその言葉を聞いて、不謹慎だけどまっとうな理由で花を備えてもらえて羨ましいと思ってしまった。

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