推敲
自分の文章を読み直すとなんか変だと思う事が頻繁にあります。
書いている最中に納得出来ていない所もそうですけれど、なんでこの単語や表現を選んでいるのか自分でも分からないと言う部分に驚いたりします。
もっと分かり易く、イメージして貰い易くしたいと思い、言葉や表現を当て嵌めて行きます。
勢いに頼って文章を書いていますので、荒削りなのは承知していますが、少しでも滑らかにしたいとヤスリを掛けたりパテで埋めたりしています。
木造の古い建物の柱や手摺りの様なツヤを出す事をイメージしたら、美術室の石膏像を思い出しました。女性像は胸部、男性像は股間のツヤが出ていました。ツヤ出しに加担していなくても、気持ちが分かって恥ずかしかったです。
そこで、自分で推敲すると一部だけツヤが変わりそうなので、自動研磨出来ないかと考えました。AIは研磨に使えないかと。AIに推敲させた文章を更にAIに推敲させれば、磨き込まれて行くのではないかと。
AIを知っている人に、AIに同じ質問をしたら同じ答が返って来るのか訊いたら、AIによるらしいです。常に学習しているタイプでは答えが違う事もあるし、全く同じタイミングで質問しても乱数と言うのを使っていたら結果は違うとの事。
つまり何度も推敲を繰り返せば最終的には、追加学習や乱数にも影響されない、完璧な文章が出来上がるのではないでしょうか?
そこでふと、イメージして貰い易い推敲がAIに出来るのか疑問が湧きました。
自分では読んで下さる方を想像しながら推敲しますけれど、AIは読み手の思考を推測出来るのでしょうか?これもAIによるのかも知れませんけれど。
あるいはAIがこれまで学んだ文章に近付いて行ったりはしないでしょうか?名文とされる文章の継ぎ接ぎになったりしないでしょうか?
もしかすると文章が失くなるまで研磨されるかも知れません。いや、でも、AIが小説を書くそうですし、量が減ったら足して貰えば。
それは推敲ではなく、添削?
これからは添削されてもちゃんと痕跡が残る様に、推敲する時も心掛けようと思います。
上の文章をChatGPT3.5に1回推敲してもらったら、以下になりました。
「自分の文章を振り返ると、何か変だと感じることが頻繁にあります。書いている最中には納得できていない箇所もあり、なぜこの単語や表現を選んでいるのか自分でも理解できないことに驚きます。より分かりやすく、イメージしやすい表現を求め、言葉を使いこなしています。文章を勢いで書いているため荒削りな部分は承知しており、できるだけ滑らかに仕上げるためにヤスリをかけたりパテで埋めたりしています。
木造の古い建物の柱や手摺りのようなツヤを思い浮かべ、美術室の石膏像を連想しました。女性像は胸部、男性像は股間のツヤに触れずとも、その気持ちが理解でき、少し恥ずかしい気持ちになりました。
自己推敲で一部のツヤが変わりそうなので、自動研磨はできないかと考えました。AIを研磨に活用できるかもしれず、文章をAIに推敲させた後、再度AIに推敲を依頼すれば、磨き込まれていく可能性も考えられます。
AIに同じ質問をすると同じ答えが返ってくるわけではなく、常に学習するタイプでは答えが異なり、乱数を使用している場合は同じタイミングで質問しても異なる結果が得られることがあります。何度も推敲を重ねれば最終的には、追加学習や乱数の影響を受けず、完璧な文章ができ上がる可能性があります。
しかし、AIがイメージしやすい推敲ができるのか、読み手の思考を推測できるのかには疑問が生じます。AIがこれまで学んだ文章に近づくことや、名文とされる文章の継ぎ接ぎになることはあるのかもしれません。
文章が失くなるまで研磨される可能性もあるかもしれませんが、AIが小説を書くという点からは、それが推敲ではなく添削に近いものである可能性も考えられます。これからは添削されても、痕跡が残るように心がけて推敲することが重要でしょう。」
元の文が結構残っていて安心しましたけれど、私が美術室で感じた恥ずかしさを伝える点は磨き過ぎです。私が加担したかったかの様に読めるじゃないですか。