1日目
ただの旅行記です。マジでただの。
ちなみに、あらすじでも嘘を言ったつもりはありません。
2019年3月某日、唐突に持ち上がった沖縄・石垣島旅行は、驚くほど順調かつ円滑に実現していた。
待ち合わせに若干の遅刻をしつつも、どうにか友人と合流した私は空港へと辿り着くことができた。その後、2年連れ添ったカッターナイフとの唐突な別れを経験しつつも、旅客機に乗り込んだ私たちは、数時間に及ぶフライトへと突入した。
フライトもその大半を消化した頃、パイロットによるアナウンスが機内に流れた。その言葉に従って窓の外を覗くと、そこには美しい珊瑚礁と島々が広がっていた。とうとう、本当に、沖縄に到着してしまったらしい。降り立った新石垣空港は比較的小ぢんまりとした場所ではあったが、そこには地元ではまだ感じられるはずのない蒸し暑さがあった。空港前の停留所から乗り込んだ石垣市街行きのバスからは、青々と生い茂った草木や、沖縄特有の四角い家々が現れては消えていく。改めて、沖縄に来たのだと実感した。
市街に着いた私と友人は、遅めの昼食を探しつつ、土産物屋や軽食店を冷やかした。たくさんの塩を売っている店、正にジャンクフードと呼ぶにふさわしいハンバーガー、マンゴーのソフトクリーム。若干財布のことを気にしつつも、食べ歩きは止まらなかった。
腹がある程度膨れてから、石垣市街を散策した。天川御嶽や宮良殿内など、私の嗜好がよく反映された内容ではあったが、個人的には満足だった。友人を連れ回す形になってしまったことは少し反省している。しかし、沖縄風の寺社はとても新鮮なデザインで、見ることができて本当によかった。
夕食は再び市街に戻り、飲み屋や食事処が集まっていた建物の一つでとった。久しぶりのソーキそばは美味しかったし、初めて口にした泡盛も飲みやすく、また飲んでみたいと思えるお酒だった。お店のおばさんは人当たりがよく、初めて石垣島に来たという私たちに、オススメの場所を紹介してくれた。黒島というその離島に行けるかどうかは、明日以降の予定次第だが、是非行ってみたいとは思っている。
ホテルに着いた私たちは、その日の汗を洗い流すと、石垣島が舞台となっているアニメ映画をオリオンビール片手に鑑賞した。初めての遠方での旅は、ぎこちないながらも楽しいものになった。明日以降がどうなるかはまだわからないが、無事に、良い日になることを祈っている。
ここまで読んでいただいて、ありがとうございました。この調子で、2日目以降も更新していくつもりです。