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魔王退治は要件定義から!  作者: 荒井清次
ファストの町編 -初めてのクエストとダンジョンと多くの出会い-
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【番外1-2】メイドのメイコの素敵な報告

この物語はメイドのメイコ目線で語られる番外編です。

「可愛い子には旅をさせろ、少年は旅の中で成長する、旅の過程にこそ価値がある…。と、旅にまつわる格言は数多くあります!つ・ま・り!!最っ高に可愛い少年である坊ちゃまの旅というものは、最高の成長を坊ちゃまに与える最高に価値のあるものでした!!」


皆様、こんばんは。坊ちゃまを愛し、愛し尽くし、愛される予定のメイド、メイコです。

そんな私は現在、領内でのダンジョン発見報告をするための王都への旅路の内容を、坊ちゃまの父である旦那様へお伝えしております。拳を力強く握り締め、坊ちゃまの素晴らしさと愛おしさを、溢れ出る坊ちゃま愛(パッション)と一緒に。


「ロゼ、前置きはその辺にして本題の説明に入りなさい。」


「私は名前を捨てたメイド。坊ちゃまのメイドであることだけを生業(なりわい)とした現在の私の名前はメイコ。お間違いの無きよう、よろしくお願いいたします。」


「う、うむ…。分かった。メイコ、本題を話しなさい。」


「畏まりました。行きの馬車の中では、狭い密閉空間の中で隣にいる坊ちゃまを堪能し、王都では坊ちゃまと買い物デートを堪能し、帰り道ではブラウンウルフの群れに襲われるというハプニングの中で、坊ちゃまと吊り橋効果を感じるという充実の日々。坊ちゃまとの濃厚な旅路に、私は大変満足でございます。あ、目的である王都へのダンジョン発見報告は、滞りなく完了しております。」


旦那様が頭を抑えています。また、頭痛でしょうか。私と話している時、旦那様はよく頭痛を発症します。なぜでしょう。後ほど頭痛薬をお持ちしましょう。


「ブラウンウルフの群れに遭遇したと言ったが、他に何か異変などは起きなかったか?」


「異変…。これは旦那様へ報告するべきか迷うところですが…、実は、毎日坊ちゃまと私を危険が襲いました。」


私は表情を引き締め、旦那様へ野営の時に起きたことをお伝えします。私から発せられるただならぬ雰囲気を察してか、旦那様も表情を引き締めます。


「危険…。報告しなさい。」


「はい。旅の間、毎晩毎晩…、いえ、夜だけでなく朝にもそれは起きました。それに私は戦慄し、坊ちゃまは未曾有の危機にさらされました。」


「それ、とは…?ゴースト系のモンスターか何かか…?」


私は更に表情を引き締め、危険をもたらした原因について旦那様へ報告します。


「いえ、坊ちゃまの寝顔です。」


「…。ん…?ホワイトの寝顔…?」


「はい、坊ちゃまの寝顔です。」


「聞き間違いじゃないんだな…?」


「はい、坊ちゃまの寝顔です。」


「そうか…。聞き間違いじゃないのか…。ホワイトの寝顔が危機と何の関係が…?」


「坊ちゃまの寝顔の危険性を旦那様は理解していないのですか!!」


私は旦那様の机を両手で力強く叩きます。旦那様は驚愕の顔を私に向けます。


「旦那様は坊ちゃまの寝顔が持つ危険性について理解できていないようですので、説明をさせていただきます。普段は利発的で引き締めた表情でいることが多い坊ちゃま。そんな坊ちゃまが見せる、気の抜けた、愛くるしい、寝顔!!少しずつ大人になっていく坊ちゃまが浮かべる、子供の頃から変わらない年齢相応の、愛おしい寝顔!!すぅすぅという寝息!!緩んだ口元!!これは、明らかに誘っている!!誘ってるよね?坊ちゃま、待ってるよね?良いよね?明らかに誘ってるもん!!と劣情を抱いても私は手を出すことが出来ない!!なぜなら私はメイドだから!!坊ちゃまがメイドを求めた場合は応じても、坊ちゃまをメイドが求めてはいけない!!それが、主従関係!!しかし、その関係性すら揺らぎかねない坊ちゃまの犯罪的な寝顔!!守りたい、この寝顔!!そんな寝顔に対して、奥歯を噛み締めながら、旅の期間ずっと必死で自分の中の獣を押さえ込んだんですよ!!坊ちゃまの寝顔に耐えること、それがいかに私にとって試練だったか!!試練すぎて、レベル10の壁を越えたんですよ!!そんなことでレベル10の壁を…!?みたいな顔をしていますが、それだけ坊ちゃまの寝顔は危険なんです!!そして、そんな劣情を抱いてる私を傍におかなければいけない坊ちゃまも、危険に晒されていたのです!!」


坊ちゃまの寝顔が持つ魅力について力説する私を、旦那様は可愛そうな人を見るような目で見てきます。失礼ですね。

私をそんな目で見て良いのは坊ちゃまだけです。坊ちゃまに蔑まれることを想像するだけで、私の中の何かが高まります。坊ちゃまに対してのみという制約はありますが、基本的に私はエムです。

坊ちゃまが時折見せる辛辣な表情、無視という名の愛情表現を思い返し、ハァハァと呼吸を荒くしていたその時、私の中に電流が走りました。


逆転も有りなのでは…?

坊ちゃまが私を蔑むという私達にとっての日常ではなく、私が坊ちゃまを蔑むという非日常。思いついてしまった新たな可能性、これは検証が必要です。乙女妄想心(オトメティック・デリュージョン)、発動!!


「しっかりしてください、坊ちゃま。次の領主として恥ずかしくないのですか?」

「何ですか、その目は。悔しいのですか?私が憎いのですか?そんな目で見ていても何も始まりませんよ。早く立ち上がりなさい!!」

「ふふふ、坊ちゃまは私がいないと何も出来ないんですね。え?私に一生そばにいてもらうから大丈夫?ふふ、本当に仕方ない坊ちゃまですね…!」


実質プロポーズ来ましたわーーーーーー!!!

まるで禁断の花園を土足で踏み荒らしているかのような圧倒的背徳感。視点を変えることで生まれる坊ちゃまの無限の可能性には、メイド界の異端児と言われる私でさえ、いつも驚かされてしまいます。

でも、私は坊ちゃまに仕えるメイド。主従関係は逆転してはいけないのです。本分を忘れてはいけないと赤く染まった頬を両手で包み込み、私の中にいる獣の暴走を抑えます。


「楽しそうなところ申し訳ないが、ホワイトの寝顔以外に異変は起きなかったか?出来る限り真面目に、報告を頼む。」


出来る限り真面目に。旦那様がこの言葉を使う時は、もうおふざけ禁止の合図。坊ちゃまへの愛は一旦引っ込め、報告すべき懸念を説明します。


「報告すべき懸念ですが、三点ございます。」


「三点…。多いな。ひとつずつ説明してくれ。」


「畏まりました。一点目は王都にて聞いた情報となります。南大陸ジャヌーブにて、魔族の侵攻が苛烈を極めているそうです。」


「魔族の侵攻か…。」


旦那様は両手で頭を抱えます。私達が住む北大陸シャマールより遥か遠方の南大陸での話ですが、安心して聞いていられる話ではありません。私は話を続けます。


「人領と魔族領の境界に作られた砦では、幾度も人と魔族の争いが発生し、南大陸の各国では、多くの軍人を砦の防衛に向かわせているそうです。今はまだ魔族の猛攻に耐えられていますが、人側の消耗が大きく、いずれ南大陸は魔族の手に落ちるだろうと解析する学者も少なくないそうです。」


「あの軍事大陸が…!?」


旦那様が驚くのも仕方ありません。四大陸の中でも最大の軍事力を誇る南大陸を、魔族はいずれ落としきるところまで侵攻しているのです。


「もし南大陸が魔族の手に落ちたら、次に狙われるのは三大陸のいずれかです。南大陸を落とす程の力を持った魔族を、残りの三大陸がどうにか出来るとは思いません。」


「くっ…!!三年前の人魔協定が成立していれば…!!」


旦那様は机を叩き、険しい表情で立ち上がります。


「過ぎたことを悔いても仕方ありませんし、出来ないことを憂いても仕方ありません。小さなことでも良いので、私達に出来ることをしていきましょう。」


私の言葉に、旦那様は呆気に取られています。メイド流読心術を使ってみると、さっきまで変態的な発言をしていたメイドが何を良いこと言ってるんだ…。という表情です。失礼ですね。


「ひとまず、私達の町で見つかったダンジョンが、人達のレベル上げに役立つことを願いませんか?」


私の提案に、旦那様は椅子に深く座り込みます。ふーっと溜息をつき、満面とはいかないまでも、口角を上げた笑顔を浮かべます。


「それもそうだな。私達に出来るのは、ダンジョンの入り方を見つけることくらいか。王都からの調査員が来るまで、少しでも役立てる情報を得られるようにしよう。」


「それが良いと思います。先ほど聞いた情報では、ダンジョンの入り口である大扉には見たこともない言語が書かれているそうです。そちらが大扉を開けるヒントと推測します。」


「見たこともない言語…。それだと、解読に時間がかかりそうだな…。」


旦那様の表情がまた暗くなります。


「旦那様、そんなに悲観することはございません。報告の二点目にも関係することですが、ダンジョンの大扉に書かれた言語を解読できる人に心当たりがあります。」


「なに?そんな伝手があるのか…?」


「はい、本日二名の転生者に遭遇いたしました。その者達なら見たこともない言語も翻訳できるかもしれないと推測します。」


「転生者なら確かに私達でも読めない言語を読めるかもしれないが…って、転生者が二人…?ついこの間も一人の転生者がこの町にやってきたはずだが…。」


「あー、あのナンパ野郎ですか…。」


先月、私達の町に来た転生者を思い出します。

短髪、あごひげ、筋骨隆々の出会い頭に私を口説いてきたあの男。急に私の手を取り、愛の言葉を囁いてきたナンパ男。全身を虫唾が走りました。私が坊ちゃま以外の男になびく訳が無いでしょう。

しかし、私はメイド。お客様に狼藉を働くことは出来ません。メイドとして、攻撃魔法(プレゼント)を贈り、丁重にお帰りいただきました。


「あのナンパ野郎を抜きにしても、短期間で三人の転生者は多すぎます。おそらく、創造神様も魔族の侵攻を気にかけてくれているのかと思います。」


「それなら助かるが…、転生者は気まぐれだからな…。」


「そうですね。転生者は、こちらの世界の常識に疎いです。王都で聞いた話ですが、つい最近、トラップタワーを破壊し、暴虐の限りを尽くした転生者がいるそうです。」


「トラップタワーが破壊された!?武器や防具の供給が滞るじゃないか!!」


旦那様はまた机を叩き、険しい表情で立ち上がります。

旦那様が驚くのも仕方ありません。トラップタワーは、ダンジョンで発見された呪われた石を有効活用した施設です。この呪われた石は、周囲にモンスターを自然に発生させます。トラップタワーは、その発生したモンスターを睡眠ガスで眠らせ、動く床で運搬し、火炎石によって発生した炎へ導き、焼き殺す施設です。

焼き殺したモンスターから、自動で無限に発生するドロップアイテムや素材によって、ただの小さな町は王都へ繁栄することが出来た、と言えば王都にとってトラップタワーがいかに重要拠点だったか分かるでしょう。


「なぜ転生者はトラップタワーを破壊したんだ…?」


「その転生者は、殺されるために生まれるモンスターの気持ちになってみろ!!と言い放ったそうです。生まれても、すぐに殺されるモンスターが可愛そうと思ったのでしょうか。」


実は私もあの施設は、あまり好きではございません。子供の頃、あの施設内を見学した際、生まれてすぐに眠らされ、淡々と運ばれては殺されるモンスターの悲鳴を聞いた時、なんて非人道的な施設かと思ったものです。


「トラップタワーを破壊する程の力を持った転生者が同時に数名もこの町に…。」


「しかし、好機でもあります。私達より大きな力を持っているのは確実ですから、味方に出来ればダンジョンの調査を効果的に進めることが出来るでしょう。」


「確かにな…。その転生者にうまく取り入れられれば、こちらにとって大きな力になるが…。どうにかして、取り入ることは出来そうか?」


「それなら、すでに坊ちゃまが動いております。私達の世界に疎い転生者に、この町のことを案内しながら親交を深めております。」


「ホワイトが動いているなら安心…か。本当に優秀すぎる息子だ。」


旦那様は取り入ると言ってましたが、坊ちゃまはそんな策略など関係無しに、ミユキさん達と楽しく接しています。坊ちゃまの純粋な笑顔、説明をする際の得意気な顔。坊ちゃまの様々な表情を見れて嬉しい反面、その顔が私に向けてではないことに嫉妬で狂いそうです。


「苦虫を噛み潰したみたいな顔になってるが…、どうした?メイコ。その転生者についても何かあたったのか?」


「いえ、なんでもございません。その二人は転生者特有の異常な強さを持っている以外は普通の女性達です。この町までの馬車内での会話でも、異常な点は一切ございませんでした。」


「そうか…。話が出来るならひとまずは安心だな…。」


一息ついた旦那様に、私は三点目の報告をします。


「いえ、安心してばかりもいられません。三点目の報告になりますが、転生者に出会ってすぐ、魔王軍の幹部タツヒロに遭遇しました。」


「タツヒロ!?瞬刀(しゅんとう)のタツヒロに遭遇したのか!?なぜ無事に帰ってこれた!?まさか、その転生者が追い払ったのか!?」


旦那様が驚くのも仕方ありません。魔王軍の幹部タツヒロといえば、レベル100が人類の到達できる最高レベル、という当時の常識を崩した原初のハンドレットオーバーであり、絶滅されたと言われる竜人族の生き残りです。

魔族の中でも性格は大人しいため、めったに最前線に現れることはありませんが、彼が現れた時は周囲の環境が変わるほど破壊の限りを尽くします。一人で一国の戦力以上と言われ、魔王軍の中では魔王に次ぐ猛者、と言えば私達が無事にこの町に帰還できたことが、いかに異常か分かるでしょう。


「さすがに転生直後ではレベル100超えの魔族には敵いません。転生者が追い払ったと言えば追い払ったのですが、戦って追い払ったのではありません。」


「では、どうやって追い払ったのだ…?」


「交渉です。」


「タツヒロ相手に…交渉…?」


旦那様は驚愕の色を顔に浮かべております。そんな旦那様へ私は交渉の内容を説明いたします。


「私も戦慄を覚えたのですが、転生者の一人、名前をミユキというのですが、交渉でタツヒロを平和的に帰還させたのです。」


「平和的に帰還…?あのタツヒロ相手に…?」


「はい、あのタツヒロ相手にです。どうやらミユキは、前日から監視していたタツヒロを感知し、タツヒロの目的である人魔協定の再締結を自分の目的でもあると伝え、自分達が無害どころか味方であることを伝えたのです。これにより、ミユキ達はタツヒロおよび魔王の監視の目から逃れ、逆に激励を受けるという展開になったのです。」


「敵の監視を感知し、それを相手に悟られないようにしながら敵の目的に同調、危険を逃れるか…。そのミユキという転生者は化け物か…?」


「その質問については、私でも回答に窮してしまいます。旦那様も会えば分かりますが、ミユキの善悪を判断するのは、正直なところ難しいです。」


「メイコの、ホワイトに近付く者の善悪を見通す目を持ってしてもか!?」


旦那様が驚くのも仕方ありません。私の非公式スキル「狼藉者は眼で殺すエネミーサーチ・オブ・ストーカー」といえば、坊ちゃまに近付く者の善悪を反射的に判断し、害を加えんとする者を即座に排除するというメイド流護衛術のひとつです。

坊ちゃまが自分で対処できるレベルの悪には発動しないため、めったに使用されることはありませんが、一定レベルを超えた悪が現れた時は、その者の顔や骨格が変わるほど破壊の限りを尽くします。私は、一人でメイド三人分の護衛力以上と言われ、ヒューガルド家に仕えるメイドの中ではメイド長に次ぐ猛者、と言えばそんな私がミユキの善悪を判断できないことが、いかに異常か分かるでしょう。


「私の目を持ってしてもです。馬車の中で話した感想ですが、ミユキは普通の女性、いえ、坊ちゃまには劣るにしても高い教育を思わせる理知的な女性です。悪意や敵意という物は感じません。恐らく本質は善なのでしょう。しかし、そんな女性を善と判断しきれない理由もあるのです。」


「それは…?」


「先ほどもお伝えしましたが、旦那様も実際に会えば分かります。」


「もったいぶらずに教えてくれ…!!そのミユキという女性を…!!」


「分かりました。ミユキについて、お伝えします。」


旦那様がごくりと生唾を飲む。おそらく緊張しているのでしょう。そんな旦那様に、私はミユキの異常性をお伝えします。


「ミユキは異常に目つきが悪いのです。」


私は両手の人差し指で目尻を上げます。


「目つき…?」


旦那様はポカンと呆気に取られた顔をしています。茶目っ気を出し、張り詰めた空気を変えようと思ったのですが失敗ですね。両手を戻します。


「旦那様が想像しているより、ミユキは目付きが悪いです。人を何人殺したら、どんな悪事に手を染めたらあのような凶悪な目つきになるのでしょう。あまりの目つきの悪さに、助けに来たミユキを、私はファイアブラストで吹き飛ばそうとしてしまいました。」


「つまり、見た目は悪だが、本質は善であると…。それなら、大丈夫そうだが…。ホワイトの意見も聞いてみないと判断できないな…。そろそろ夜になるが、ホワイトはまだ戻らないのか?」


「坊ちゃまは商店と宿屋を案内すると言っていたので、ゴルド商店と銀字塔(ぎんじとう)を紹介しているかと思います。」


「それならもう戻ってきてもおかしくない時間だが…。」


「確かに少し遅いですね。分かりました。それでは、私が迎えに行ってきます。坊ちゃまに長いこと会っていないため、坊ちゃま因子ボッチャマズファクターが不足しておりますから。失礼します。」


怪訝そうな表情の旦那様を残し、私は部屋を後にします。

坊ちゃまを迎えに行くため、屋敷の入り口から外に出ましたが、足を止めます。遠くから坊ちゃま因子が近付いてくるのを感じたのです。これなら、数分もしない内に坊ちゃまは屋敷に着くでしょう。


それなら、私は待つことにします。坊ちゃまも難しい年頃ですから、私が迎えに行くと子ども扱いされたと思うのか少し拗ねるのです。坊ちゃまが拗ねる姿も可愛いのですが、今日は大人しく待つようにいたします。


夜風に吹かれ、月灯りの中で佇む。これもなかなか乙な物です。

こうして、私の旦那様への報告は完了いたしました。


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