剣のダンジョン挑戦⑤
前回のあらすじ:四層のプチモンスターパニックを無事に切り抜け、七層から九層の特殊なフロアでレベル上げを始める。そんな私達を混乱に陥れようとしている存在がいることなど露知らず…。
順調にレベル上げを進めながら八層を攻略中、ふと異変を感じた私は周囲を確認する。
キョロキョロと周囲を確認する私に、シロ君が声をかける。
「どうしました、美雪さん?何か異変を感じましたか?」
「んー…。異変というか…、このダンジョンに入ってから、ずっと誰かの視線を感じるのよね…。スキル気配感知には引っかからないし、鷹目の眼鏡でも見えないから、すごく遠くからの視線だと思うけど…。じーっと私達のことを値踏みするかのように観察する、嫌な視線を感じるんだよね…。」
「嫌な視線ですか…。それは怖いですね…。警戒しましょう。」
シロ君と私が謎の視線に警戒をしていたところで、銀琴ことトウカさんがニヤリと笑いながら私に話しかけてくる。
「誰かの視線が気になるー?それなら、私に良い案があるぜー♪」
トウカさんがこういうニヤニヤ顔をしている時は、良い予感が全くしない…。でも、一応トウカさんの話を聞くことにする。
「良い案?」
「妙な視線のする方を、美雪の全力の眼光威圧で睨んでみたら良いじゃないか!美雪の尋常じゃない殺気を含んだ睨みなら、相手も怖くなって監視をやめるかもしれないぜー!」
「全力で眼光威圧を発動して睨む?そんなの効果あるわけないじゃないですか…。」
「いや、効果あると思うで。美雪はんの睨みは、この世の絶望を濃縮した何かが目の前に現れたんかって思うレベルやからな…。」
「美雪の睨みなら、どんな距離の人にも有効だよー!だって、めっちゃ怖いもん!!地獄の鬼も逃げ出すレベル!!私が保証する!!」
トウカさんと私の会話に聞き耳を立てていたササラさんが神妙な顔でトウカさんの言葉を肯定し、元気な愛もその言葉を後押しする。
「この世の絶望を濃縮した何か…、地獄の鬼も逃げ出すレベル…って。いや、そんなわけない…って、みんなでうんうん頷いて肯定しないでくれない?」
ササラさんの言葉を否定しようとしたところで、分かる分かると言わんばかりに、愛、シロ君、ユウジ、トウカさんが首を縦に振る。
この世の絶望を濃縮した何か、地獄の鬼も逃げ出すレベル、なんて不名誉な呼び名を後押しされたことに、ちょっとイラッとしながらも否定をすることにする。
「ただちょっと目つきの悪い平凡な女性の睨みに、そんな効果あるわけな…」
「「「またまたー。」」」
「ご謙遜しないでくださいよーって言わんばかりの雰囲気やめてくれない?」
謙遜なんかじゃなく本音の抗議の言葉だが、仲間達には伝わらない。抗議が伝わらないどころか、早く早くーって感じの催促すら感じる。
あれ?これは本気の眼光威圧を発動しないといけない雰囲気だぞ…?仲間達からの怖いもの見たさに似た感情が伝わってくる。
本気の眼光威圧を発動するまでは逃げられないことを悟った私は、渋々スキル眼光威圧を発動することにする。
そういえば、眼光威圧は愛やトウカさんやササラさんを注意するために使ってきたスキルだが、私の意志で本気で発動するのは、闘技場でのペトラさんとの戦い以来だ。
私が覚悟を決めて発動しようとした瞬間に、愛とトウカさんとササラさんとついでにユウジは私に背を向ける。
いや、直視できないくらい怖いんかーい…と、仲間達の背中にツッコミをしながら、自分の目つきの悪さを再認識する。
唯一背を向けなかったシロ君も、僕くらいは見届けないと…!!って感じの決死の覚悟の表情で、私をまっすぐ見つめている。
いや、そんな覚悟を決めないでよ…。決死の姿勢を見せるような場面じゃないよ…。シロ君の頭を優しくポンッと叩いてから、私は妙な視線のする方を向き、ひとつ深呼吸をする。
スキル眼光威圧は、威圧的な言葉に合わせて睨むことで効果が上がることを私は知っている。
清楚で大人しい私には心苦しいことだが、普段トウカさんが使ってるような荒々しい言葉を真似てみることにする。
スキル眼光威圧、発動。
「誰か知らねぇけど、なに見てるんだ、あぁ…?そっち行ってぶち殺すぞ…?こら。」
「「「ひぃ!!」」」
仲間達の小さな悲鳴を背後に、私は手に持っていた竜槍を視線のする方へと投げる。爆音と共に飛翔する竜槍に、唯一様子を見守っていたシロ君から疑問の声が上がる。
「な、なんで槍を投げたんですか!?」
「え?ソードドラゴンが遠くの方から迫っていたから。先手必勝で倒しちゃおうと思って。」
爆発魔法で加速した槍は、空を飛んでいたソードドラゴンに不意討ちクリティカルを与えて爆砕した後、スキル自動回収の効果によって私の手の中へと戻る。
ソードドラゴンを倒したことで周囲に沈黙が訪れるが、妙な視線を受ける感覚は変わらない。
私のスキル眼光威圧による睨みは無駄に終わった。そりゃそうだ。睨んだだけだもん。
「勢いで無駄なことをしちゃった…。って、向こうにいたソードドラゴンに気付かれた!!戦闘になるわよ、みんな!!準備して!!」
「「「!?」」」
「いつまで背中を向けてるの!?早く戦闘態勢に入りなさい!!愛はソードドラゴンの竜剣鱗を注意しつつ、拳を傷つけないところを殴って攻撃!!ユウジは盾で守りながらカウンター狙い!!シロ君は回復に専念しつつも岩魔法で行動を阻害!!トウカさんとササラさんはサポートをお願いします!!私は頭部への爆発魔法で効果的なダメージを狙います!!」
「「「はい!!分かりました!!」」」
「…なんでそんなに威勢が良いの…?」
「「「問題ありません!!」」」
「問題無いの…?それなら、良いけど…。」
私の指示に対して妙に聞き分けの良い五人と共に、ソードドラゴンとの戦闘が始まる。
私達が戦闘を始める裏側で、こんなやり取りが行われてるとは知らずに…。
「わひゃあ!!投げてきた!!あの殺屋爆弾…、私に気付いて、とんでもない殺気をぶつけてきた後に、とんでもない攻撃を放ってきよった!!目つき怖い!!殺される!!スキル千里眼と透視と追跡を使って、ダンジョンの外から奴らを見てるから攻撃は当たらないけど、普通に怖い!!もう止めたい!!」
私の竜槍の投擲に合わせて抗議の声と共に弱音を上げるのは、王都最大の冒険者パーティーである黒夜翼集のサブリーダー、蜘蛛の異名で知られるマリィ・スパイダー。
彼女は遠方を見渡せるスキル千里眼と、壁などを透過して物を見ることが出来るスキル透視と、狙った相手の位置を常に追うことが出来るスキル追跡の三つのスキルを使って、私達のパーティを監視していた。
彼女が私達を監視している理由は…。
「リーダーと蠍が平和への旅路は、人族と魔族を征服ようとする危険な連中の可能性があるから、見張って彼女達の本質を見極めろって命令だけどー!!危険な連中で間違い無いよー!!ヤバい目つきだもん!!尋常じゃないよ!!こんな怖い思いをするなら、私はこの作戦に乗らなかったー!!嫌だー!!お家に帰りたいー!!」
いや、私達はそんな思想を持ってない、安全な冒険者パーティーですよ…?と、この場に私がいたら呟くだろうけど、私は今ダンジョンの中で戦っている。弁解することも出来ないため、マリィの間違いは続く。
「帰りたいなんて弱音を言っても、戦闘力が皆無で、誰かを見張って仲間達に命令することだけが取り柄の私じゃ…、何も出来ないんだよね…。あー、分かりまたよー…。ちゃんと自分の出来ることをやりますよー…。平和への旅路がいかに危険な奴らかってのを皆に共有ますよー。」
黒夜翼集のパーティーホームの中に作られたマリィ専用の指令室の中で、彼女は弱音を呟きながらも、スキル糸電話を発動する。
「黒夜翼集の全員に告ぐ!!平和への旅路は、危険な連中で間違いない!!待機ているメンバーは、早急に彼女達を排除せよ!!」
スキル糸電話は、遠く離れた人に対して会話をするためのスキル。
マリィはスキル千里眼、透視、追跡を使って手に入れた情報を、スキル糸電話を使って、遠く離れた場所にいる仲間達に共有する指令塔的な役割を持っている。
指令塔であるマリィの指示に、仲間達からの力強い返答が聞こえてくる。
仲間達の反応を聞き届けたマリィは、自室のソファにその身を投げ出し、深いあくびをした後にため息を吐く。
「ふぁ~…。とりあえず、これで誰かが何とかやってくれるよねー…。私が死ぬ気でがんばった甲斐はあったよねー…。」
マリィの呟きに応じるように、剣のダンジョンの中に潜伏している黒夜翼集のとある二人組は、声を潜めながらもニヤニヤと笑う。
「サブリーダーの許可が下りたぞ…!!リコーン…!!」
「こんな危険なモンスター達の中に待機していた甲斐があったね…!!カプリ兄さん…!!」
二人の兄妹はニヤニヤと笑いながら、両腕で自分たちの従魔の頭を撫でる。
無駄な行動だと思ったスキル眼光威圧の発動だが、私達の行動を監視していた黒夜翼集の警戒を、無駄に大きくする効果があった。
いや、それってダメだよね…?
後にそのことを知った私は反省することになるが、ソードドラゴンとの戦闘中の私は知る由も無かった。
黒夜翼集が警戒を深めてることなど知らず、ソードドラゴンとの戦闘に勝利した私達はダンジョン進行を続けた。
程なくして、私達の目の前に開けた部屋と見慣れた階段の入り口が現れる。階段横のセーフティストーンに、どかっと腰を下ろしたトウカさんは大きく口を開く。
「あー…、やっと九層への階段だー…。」
「一回一回の戦闘が重い七層から九層は、やっぱりしんどいわー…。肩がバキバキやー。美雪はん、今日はもう休まへんかえ?」
「そうですね。夕方になる前ですが…、キリも良いので今日はここで夜営としますか。」
「「「りょーかい!!」」」
連日のダンジョン進行で疲労の溜まっていた私達は、九層へと続く階段前で早めの夜営を取ることにする。
一泊の後、私達は九層へと到達した。
愛と私とユウジがレベル49になり、レベル50の壁が立ちはだかったところで、まだレベル46のシロ君がトドメを刺せるように調整をしつつ進行を進める。
三人がレベルが上がらなくなった分の経験値がシロ君に入るようになったからか、シロ君のレベルがメキメキと上がる。
いつか、この世界のレベルアップの仕組みを解明しよう。そんなことを考えながら戦闘を繰り返す。
ダンジョンの外だったら太陽が真上に来るくらいの時間になったところで、シロ君のレベルもついに49になる。
九層の半分くらいの位置で、以降の経験値が無駄になる…?と懸念を抱いたところで、トウカさんが私達に声をかける。
「四人がレベル50の壁に阻まれたことだし、ちょっと特殊なモンスターでも狙ってみるか?」
「特殊なモンスター?なんですかそれ?」
「なんだそれ、トウカ!?」
「あ?あー…、特殊なモンスターってのは強化種や異常種のことだよ。」
「強化種?異常種?なんですかそれ?」
「ちゃんと説明しろー、トウカ!!」
「あ?あー…、美雪と愛ちゃんは強化種も異常種も知らないのかよー…。強化種のモンスターは、ダンジョン内に出現してから討伐されることなく通常より長い時間を過ごしたことで、強く成長したモンスターのことだ。異常種は、通常のモンスターや強化種ともちょっと異なる行動をする…変なモンスターのことだけど、強化種の中で進化したモンスターのことも異常種って呼んだりする。強化種や異常種は、通常より強力なモンスターだが、倒すことで多くの経験値を得ること出来るモンスターのことだ。倒せたらレベル50の壁を超えられるかもしれないぞ!」
トウカさんの言葉に、私は始まりの草原で戦ったブラックベアのことを思い出す。
始まりの草原には、ブラックベアの進化前のモンスターであるブラウンベアが出現するが、ブラックベアは出現しない。
モンスターなのにスキル背水まで発動したあのブラックベアは、トウカさんの言う異常種だったのだろう。
異常種のブラックベアを倒したことで、愛はレベル10の壁を超えることが出来た。
強化種や異常種のモンスターを倒すことで、レベルの壁を超えられるかもしれない。
過去のブラックベアとの戦闘の経験から結論を導き出した私は、トウカさんの言葉に頷く。
「なるほど…。確かに、強化種や異常種のモンスターを倒したら、レベル50の壁を超えられそうですね…。でも、強化種や異常種のモンスターって、そんな簡単に出会えませんよね…?」
「だからこその、剣のダンジョンだよ!王都の冒険者パーティーが一日に何回も進行してる剣のダンジョンだけど、この七層から九層はボスモンスター級のモンスターとの連戦になるから、大抵は最短ルートを目指すんだよ!だから、通常の進行ルートから外れたとこに行けば、強化種や異常種のモンスターがいる可能性が高いんだ!そいつを倒せばレベル50の壁を超えられるかもしれないぜ!どうする、美雪?」
トウカさんの質問に、私は少し考えてみる。
強力なモンスターと戦うリスクはあるけど、レベル50の壁に阻まれて経験値が入らない現状を打破できる可能性がある。
慎重に考えつつ、トウカさんへ返答する。
「リスクを恐れてていては、私達の目標は到達することが出来ません。強化種や異常種のモンスターを倒して、レベル50の壁を超えましょう。」
「オッケー!!美雪ならそう言うと思ってたぜー!!」
「強いモンスターと戦えるの!?やったー!!」
戦闘大好きなトウカさんと愛は喜んで、横道へと進行していく。血気盛んな二人とは異なり、困惑の表情で杖を両手に持つシロ君は、不安げに私の隣に並ぶ。
強力なモンスターと戦うってことを、勝手に決めて申し訳ない気持ちが溢れてくる。ポンポンとシロ君の肩を叩きながら、笑顔でシロ君を励ますことにする。
「大丈夫、なんとかなるよ。いざという時はユウジを囮にして逃げよう!」
「え?あ、はい!」
「おい、やめてくれよ…。そういう物騒な話は、せめて俺がいないところで言ってくれよ…。」
シロ君を励まそうとした言葉は、ユウジの非難の声でかき消される。
いや、本当にユウジを囮にしようなんて気持ちは無いよ。シロ君を元気づけるための言葉なんだから。
そんな感じのフォローをユウジにしようとしていたところで、私のスキル気配感知に二人の敵対色の存在が感知させられる。
前を行く愛とトウカさんに警戒をしようと思ったところで、私達の目の前に突然二人の男女が現れる。
「待っていたぞ、平和への旅路!!」
物陰から現れた二人の男女は、麦わら帽子に白い半袖シャツ、青色のオーバーオールを着ている。まるで牧場にいるような服装の二人は、突然の登場に驚く私達を置き去りにして自己紹介を始める。
「俺達は山羊飼いの異名で知られる、カプリとリコーン兄妹!!黒夜翼集の中堅冒険者だぜー!!」
「私達が現れた暁には、お前らの好きにはさせないぞー!!ね、カプリ兄さん!!」
突然目の前に現れ、ビシッとポーズを取った二人に呆気に取られた私は、つい思ったことを呟いてしまう。
「山羊飼いの異名で知られる、カプリとリコーン兄妹…?えーっと…。…え?」
「知ってる、シロ君…?」
「少し待ってくださいね…。思い出します…。」
「完全記憶能力を持ってるシロが、思い出すのに時間かかるって…。かなりマイナーな奴らなんじゃないか…?」
「おいー!!その反応…!!まさか、俺達カプリコーン兄妹を知らないっていうのかー!?」
「カプリ兄さん!!私達カプリコーン兄妹の怖さを、二人で必死に育て上げた従魔の怖さを!!この分からず屋たちに教えてやりましょう!!」
「そうだな、リコーン!!来い、我らが従魔!!」
カプリコーン兄妹と名乗った二人は、ビシッと私達を指差す。
困惑する私達を置き去りにして、カプリコーン兄妹の背後から四匹のモンスターが現れる。そのモンスターは、私達にとって見覚えのあるモンスターだった。
「ま、まさか…!?」
「嘘だろ…!?」
私達の驚きと困惑を無視して、カプリコーン兄妹の従魔と思われる四匹のモンスターは、大きな鳴き声を上げる。
ンメェェェェエエエエ!!!!ンメェェェェエエエエ!!!!ンメェェェェエエエエ!!!!ンメェェェェエエエエ!!!!
ダンジョン内に鳴り響くのは、四層から六層で私達を苦しめたクライングゴートの四つの鳴き声。
四匹のクライングゴートの鳴き声に、私の額に冷や汗が滲んでくる。嫌な予感が的中するように、大きなモンスターの鳴き声が周囲に響く。
「わりぃな、お嬢ちゃん方!!」
「カプリコーン兄妹を馬鹿にした罰だ!!」
強力なモンスターの接近に困惑している私達の横を、カプリコーン兄妹が走り去っていく。
取り残されて呆気に取られる私達の中で、トウカさんが声を張り上げる。
「やられた!!山羊飼いの奴の従魔クライングゴートが呼び寄せたモンスターを押し付けられた!!人口のモンスターパニックだ!!」
トウカさんの声に、頭の中で現状を整理する。
クライングゴートは鳴き声で最大四匹のモンスターを呼び寄せるモンスター。それが四匹鳴き声を上げた。
そして、この階層はモンスターが一匹ずつしか現れないけど、ボスモンスター級の強力なモンスターが現れる階層。
つまり…。
「ボスモンスターが12匹くらい現れるってことー!?」
「そういうことだ!!早く逃げるぞ!!モンスターはクライングゴート目掛けて襲い掛かってくるから、反対に逃げたらモンスターと鉢合わせする!!あいつらの後を追うぞ!!」
「え!!ボスモンスター12匹!?逃げるなんて、とんでもない!!全員、返り討ちにするぞー!!…って、ぐぇっ!!何するのー…、美雪ー!!」
元気いっぱいモンスターに挑もうとする愛の道着の首の後ろを掴んで、私は全力で逃げ出す。
さすがの愛でも、この数のモンスター相手に戦うのは厳しいだろう。戦略的撤退だ。
バタバタ暴れる愛を引きずりながら、私は深く溜息を吐く。
「あー…、あの日の夢のモンスターパニック講座は、四層じゃなくて、これに対してのことかー…。」
差し迫る強力なボスモンスターを背後に、私達はカプリコーン兄妹を追いかける。四層のモンスターパニック以上の脅威が、私達のパーティーを襲う。




