表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
<R15>15歳未満の方は移動してください。
この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。
この連載作品は未完結のまま約3年以上の間、更新されていません。
今後、次話投稿されない可能性が極めて高いです。予めご了承下さい。

春夏秋冬朝昼晩

作者:垣内ちか
王女の従者兼護衛を務める少年レイは、暗殺を強いられる度に無感動に殺してきた。しかし今回の暗殺対象や彼の周囲の人々は、あり得ない程のお人好しだった。レイは初めて仕事を躊躇った。世の中には優しい人がこんなにいたなんて、今まで知らなかったのだ。自分の世界が偏っていたことに気付き、生き方に疑問を持つようになっていく。
女神の祝福の証である銀髪を持つ王女リリは、この国の次期女王である。王宮の役人達は毎日教育に余念がない。同い年の子供達を、守る対象だと教えられたのはいつの事だったか。他の子供が遊ぶのを微笑ましく見守る大人達は、どうして自分が遊ぶと注意するのか。責任感の強い彼女の心の拠り所は、自分が必要とされているという事、ただそれだけだった。
『勇者アキ』は魔王の示す誘惑に負け、人間を裏切った。彼と共に旅した仲間達はどうにか魔王を倒したが、勇者は逃がしてしまった。……ということになっている。本当は、『勇者アキ』ことシュウこそが裏切られた側であるのにもかかわらず。突然異世界に呼ばれて、殺す事に恐怖して、自分の力に恐怖して、必死に取り繕って、それでも歯車は少しずつ狂っていって。懸命に足掻いて生きる彼は、しかし世間では世紀の裏切り者だ。
母親が娼婦でも、父親の名前すらわからなくても、近所で仲間外れにされていても、ルーハは平気だった。母さん、一生懸命働いてくれてありがとう。父さん、いつか皆で暮らせるよね。きっとルーハが大好きな物語のように父は母を迎えに来るのだと、そしていつか、自分の王子様を見つけるのだと、そう思っていた。そうなると信じていた。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ