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五月雨  作者: 高怜
第一部
3/9

忘れてた存在と蚊取り

何か忘れてる気がする、んー何だろう思い出せない。


千賀と強子に聞いてみても、確かに何か忘れてる気がする、あれ?と言って首をひねっている。

まいっか!!今からHRだし、「ほら千賀も席戻りなっお昼忘れんなよ」と声をかける。











「ねえええええ!!!!ちょっとおおお!!忘れてるの僕のことおお! 朝からずっと横にいたんだけど! てゆうか絶対わざとだよね?!わざとだよね?! 3人してひどくない?!しかも、もうちょっと考えようよ!考えた時間2秒って短すぎるでしょおお!!」


「ああ蚊取りくんか、どうしたの?朝っぱらから大声出して。死ねば?」


「香取だしいいー!!純ちゃんと名字同じじゃんんん!わざとだよね?てゆうか辛辣!ひどすぎる。」



んーうるさい。あ!忘れてたの思い出した!鞄に非常用チョコ持ってきてたんだった!!



「だからああああ!!チョコじゃなくて僕うううう!!お願い、僕もお昼ご飯買ってあげますからぁ」


「蛾取り、じゅんが困ってんじゃんー。席戻れよ」


「太郎うるさい、ハウス」


「千賀くん惜しい!惜しいけど、香取!だから!蛾、じゃなくて、香!だから!!てゆうか分かりずら!!強子さんに至っては、名字かすりもしないし……僕の扱いって。グスン。」


「冗談だって、間取君も席戻りなっ。また後でね」


「言い直しても、間違えてるし。腹立つんだけどこの子!!もうグレてやる!うわぁーーーー」




あ、出てった。あーあもうすぐ鬼の担任嶋田が来るってのに終わったなアイツ。




ぎゃあああああああああ!




「蛾取りいいいーー!!!てめえ!!今からHRだろうがぁあ!!どこ行こうとしてんだゴラアアアッ!!」




だから蛾取りじゃなくって、蚊取りです!

あ、間違えた香取ですってばぁあああーーーー

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