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五月雨  作者: 高怜
第一部
2/9

天然ボケの兄と巨乳

弁解させてもらうと別にいつもこんな調子で怒り狂っているわけではない、あ、時と場合と千賀によるけど。

今日は朝から天然ボケの兄と、少々バトルをしてきたのがイライラの原因の1つである。





まったくうちの兄は、毎朝5時30分に起こしてきて。おじいちゃんですか?

寝間着の着替えから歯磨き、顔洗い朝食までなんでも世話を焼こうとする。え、お母さんですか?

服だけでなく、下着さえ洗濯から乾燥、タンスにしまう流れを兄がしようとする。ほんと勘弁してほしい、もう高校生なんだから。



兄だって働き盛りの若い成人男性なんだから、早く彼女でもつくって紹介して欲しいよ。


「自分で出来るから!」って止めるのがもはや日課になってしまっている。




ぶっちゃけ寝起きが悪くてなかなか起きれないんだけど、今日は本当に珍しく自力で起きれたのだ!


ベッドの横に置いてあるスマホで時間を確認して、フォー!!とHGばりに叫んでから、(え?古い?)横を見ると兄が私の下着用タンスの前に座って何やらガサゴソしてるんだもの。  



「あ?起きた?おはよう。珍しいね純が早起きなんtグホオッ「何しとんじゃ変態いいー!!」」



私が起きたことに気づいた兄が、パンツ片手に笑顔で振り向いたもんだからビックリして飛び蹴りしちゃった!えへ




そこから自分で学校に行く準備を済ませ。

いつもは千賀と一緒に行くんだけど早めに家を出て学校に登校したわけだ。「くたばれ童○野郎」と捨て台詞も忘れずに。


玄関から「下着整理してただけなのに!」「しかも○貞じゃないしぃ!!」「反抗期?!」とか聞こえてきたけど、





「それでお弁当忘れて登校して、純ちゃんを迎えに行った千賀が明さんからお弁当を預かって今に至るわけね~。」


「そうなんですぅー強子さん。だから私朝ごはんも食べずに出て来てーお腹ペコペコなんですぅー。美人で頭が良くて元ヤンの強子様~。」


「殴られたいの?このポッキーはあげないわ」


「俺にも頂戴!!」


「……………………」


「美人で、おとしやかな強子様」


「はい。」


「やったぁーーー!!」



クソ!!この美人め!!その美貌で何人の男を騙してきたのか!


てか千賀、お前「おとしやか」じゃなくて「おしとやか」だろ。ってゆうか絶対意味知らないだろ!


強子はそれでいいの?だいたい「おしとやか」なんてキャラじゃないだろ、腹黒!羨ましい、分けろよその乳を!!!



はい、嘘でーす。いや僻みとかではなく、ただ羨ましいなって…。強子怖っ!元ヤンオーラ隠しきれてねーよ!


あっ今すごい寒気した、



「気のせいよ。」



エ、エスパー!?…恐るべし。

あー本当にお腹すいた。後で家庭科部の山口君ゆすって何か貰お!

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