人間失格
失敗ばかりしている僕は
誰かから人間失格と
そんな風に呼ばれたよ
なるほど確かに僕なんざ
褒められた人間じゃないだろう
でも少しだけ待ってくれ
そうやって僕を揶揄する君は
果たして人間合格かい?
それとも君も失格かい?
あいまいなその境界は
誰が引いたか誰が引けるのか
正確に試して試されて
何人が合格できるのか?
例えば人を殺してしまった
あいつは人間失格かい?
例えば人を救ってやった
あいつは人間合格かい?
そんなくだらない人間試験
合格できるのは果たして何人?
ボーダーラインはどこにある?
世界の中で大声あげて
自分の事を人間合格と
胸張って言えるのは何人?
でもしかしちょっと待ってくれ
一体試験官は何処にいる?
誰が決めても主観的
誰が決めても横暴だろう?
それならいっそ僕らが運命と
呼んでるあいつが適当だろう
合格者には何が待つ?
失格者には何が待つ?
それでもあいつは運命は
僕らを人間として送り出した
そうだ、ようやく気づいたよ
合格したからここに居るんだ
存在こそが証明なんだ
生きているだけで合格なんだ




