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第70話 ストリップバーに堕とす

 魔法武闘大会が開催された。

 俺は賭け屋に行って金貨100枚ほどを自分の優勝に賭けた。


 俺の順番は45番目だ。

 この大会には118名が参加している。

 戦いはトーナメントで、7回勝つと優勝になる。


 待合室で出番を待つ。

 軽食のサンドイッチが飲み物と共に運ばれて来た。

 ボンキュッボンの女の人がそれを配る。

 なかなか良い女だ。

 裸にしてみたい。


「どうぞ」

「ありがと」


 ふむ、飲み物が魔力を含んでいる。

 ポーションが混入した訳ではないだろうから、十中八九で毒だな。


 戦いは始まっているとみた方が良い。

 飲み物の中に見える魔法陣は立体の動いている奴だった。

 Bランクの毒だな。


 全裸のアイナがみだらに蠢いている所を想像。

 停止させて、アイナの裸を想像。

 アイナの下生えを創造してから、アイナの縦筋を想像。

 アイナのぽっちを想像したので、毒は最弱になったはずだ。


 俺は何気ない風を装って、飲み物を飲む。

 そして、体の中の魔傷を無効化する。

 念の為、こっそりと解毒剤も飲んでおいた。


 配っていた女の人が俺の近くに寄ってきた。

 俺と飲み物との間を視線が行ったり来たりする。


「お姉さん、俺が気になるのなら、試合が終わってから一杯どう」

「遠慮しておくわ。それより気分が悪いとかないの」

「お姉さんとお近づきになれて、気分はハッピーだよ」

「そう」


 彼女はがっかりした様子で立ち去った。


「選手ヒロ、準備を始めて下さい」


 どうやら俺の番のようだ。

 舞台に上がると、相手はどっかで見た事がある。


「ヒロ対ヘクターの試合を始めます」


 ああ、ヘクターか。

 モーラの元婚約者でガイの下っ端の奴ね。


「今日こそは敵を討つ。お前を倒して、モーラヒルドを取り戻す」

「できたらな」


「では試合始め」


 ヘクターはポーションを飲んだ。

 この魔傷の感じはランクブレイクだな。


「全力で行くぞ。紅炎(プロミネンス)

「無駄だよ」


 秘孔魔法・反射拳を放つ。

 アーチを描いていた炎は逆戻りしてヘクターを包み込んだ。


「がががぁ」


 ヘクターは気絶しない。

 痛覚を鈍くする薬でも飲んだか。

 ヘクターの魔傷が酷くなる。


「そのインチキの種は割れている。死の呪い(デスカース)

「残念だったな。俺に呪いは効かない」


 秘孔魔法・解除拳を発動。

 俺の呪いがヘクターに返っていく。


「がぁ」


 ヘクターは崩れ落ちた。


「勝者、ヒロ」


 歓声が上がる。

 ヘクターの魔傷は手の施しようもない程になった。

 馬鹿な奴だ。

 薬や呪いなんかに頼るからだ。


 ヘクターが担架で運ばれて行くのを見送る。

 あのボンキュッボンのお姉さんが俺を睨んでいた。


 お姉さんの後を俺はこそっとつけた。

 お姉さんは人気のない所に入って行く。

 待ち構えているのかな。

 俺が踏み込むとお姉さんは血を流して倒れていた。

 セクシーなお姉さんが死ぬと人類の損失だ。


 俺はお姉さんにSランクの回復ポーションを飲ませた。


「ごふっ」

「気がついたか」

「くそう。あいつら裏切りやがって」

「聞かなくても大体の想像はつくが、あいつらって誰だ」


「知らないよ。依頼人の身元は聞かない事にしてるんだ」

「そうか。で、これからどうする」

「私を匿っておくれよ」


 良い事を考えついた。


「さっき回復ポーションを飲ませたが、金貨500枚はする代物だ」

「なんだって」

「金貨500枚払えないなら、ストリップバーで働くんだな」

「あんた外道だね。まあいいよ。色仕掛けもこなすのが信条だから、ストリップぐらい訳ない」

「ストリップ―バーではコンティネントギャングが庇ってくれるはずだ」

「お礼は言わないよ」


 それから、2回戦をサクッと終えて、俺はストリップバーに飲みに行った。

 匿ったお姉さんは全裸で腰を振っている。

 おっ、慣れているじゃないか。


「いらっしゃい」

「馴染んでるな」

「潜入は得意よ。源氏名はマリアンヌです。御贔屓に」


「チップ弾んじゃおう」


 チップを投げると、マリアンヌは銀貨をガーターリングに挟み込み、投げキッスした。

 お触りの手で振動を与える。


「ちょっと、はうん」


 彼女のダンスが艶を増した。

 ダンスが終わり、マリアンヌは俺の所に来てデコピンした。


「もう、いやらしい小僧ね」

「色っぽさが加わって素晴らしかったぞ」


「出入り禁止にしてあげる」

「俺、オーナーだから、出入り禁止に出来ない」

「もうちょっと歳がいっていたら、恋人にしたのにね」

「年上が好きなのか」

「ええ、ここの支配人みたいなのがいいわ」


「はげた中年の奴か」

「ええ」


 ちくしょう、あんなのに負けた。


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