第69話 秘め事を見学
「また新しい部員が増えたと聞きましたわ」
「モーラ、紹介しておく。リンダとシャノンだ」
「ええ、存じております。初めましてモーラですわ」
「リンダよ」
「シャノンです。リンダ、ライバルがまた一人増えたわね」
「あら、そういう関係でしたか」
「誰が!」
「ちょうど良い。俺とモーラの秘め事を見学していけよ」
「ちょっと、そんな悪趣味なの付き合えないわ」
「怖いのか」
「怖くなんかない。いいでしょ。見学させてもらうわ」
俺は看板を裏返し、アイナを追い出し、シャノンと別れた。
そして、モーラとリンダをマッサージ部屋に入れた。
ピンクの照明オン。
ロイドの魔力を魔力感知して覗かれないようにタオルで穴をふさいだ。
さて、今日はどんなプレーをしよう。
「頼み事二回分なのをお忘れなく。あまり激しいのは勘弁して下さいませ」
「しかし、モーラも変態になったよな。他人に色事を見せるなんて」
「それは。後輩に手ほどきするのも先輩の務めですから」
「ごくり」
「リンダ、興味津々だな」
「この、言わせておけば」
「まあ見ておけ。じゃさっそく」
今日は空気嫁とのレズプレイだ。
空気嫁の股間を生成。
寝ているモーラと股間同士を合わせる。
「あっ、うんっ」
「何が起こっているの」
「幻影で何が起こっているか見せてやろう」
※済まない、ここから先は自主規制なんだな。
「あんなエッチな事を。信じられない。本当に外道ね」
「君もああなるんだ」
「言っとくけど、一回や二回であなたの物になんかならないんだから」
「期待して待ってるがいいさ」
アイナが駆け込んできた。
「ヒー、ロー、モーラにエステするなんて言って、エッチメーターが振り切れているじゃないの。何したの」
「いやエステだよ。馬鹿だな。リンダもいるのにエッチな事するわけないじゃないの。モーラの下着姿みて興奮しただけだ」
「そう言えばそうよね」
部屋を防音にしておいて良かった。
「一度、あなたの実力を見ておきたいわ。修練場に行きましょう」
リンダにそう言われた。
「模擬戦の相手はリンダがやるのか」
「ええ、直接、確かめさせてもらうわ」
リンダと修練場に行く。
修練場は魔法武闘大会に向けて練習する生徒でごった返していた。
「おい、あれを見ろよ。ゴキブリローパーだ」
「奴は強いんだろう」
「優勝候補ではないが大穴だな」
ふん、そういう評価か。
じゃあ当日は小遣い稼ぎに俺自身に賭けておくとしよう。
「場所を空けなさい」
リンダがそう言うと男子生徒が場所を空けてくれた。
「コテンパンにしてやるんだから。行くわよ。炎の矢」
「ふんっ、小手調べか」
秘孔魔法・霧散拳を放つ。
炎の矢は空中で消えた。
「何か魔法を飛ばして、私の魔法を消したってのは分かっているわ」
「じゃ、これはどう。炎の矢、隠蔽」
炎の矢が見えない状態で飛んで来る。
俺はそよ風をFランクからAランクに引き上げた。
そよ風の壁の触れた炎の矢は姿を現す。
結局、隠蔽は範囲攻撃みたいなのがあると役に立たない。
秘孔魔法・霧散拳で炎の矢は消えた。
「小細工は通用しないのね。火炎旋風」
規模を大きくしてもな。
秘孔魔法・霧散拳をかます。
魔法は消えた。
「攻め手がないわね。Xランクってのは厄介だと聞いていたけどこれほどなのね。なんか少しインチキ臭いけど」
「まだやるのか」
「もういいわ。それより股間のそれをどうにかしなさい」
魔法をFランクからランクを引き上げる時にエロい想像をしないと出来ない。
まあ、テントが張るのは仕方ない。
「我が流派の副作用だ」
「恰好が悪いわね。克服出来ないの?」
「無理だな」
「少しは隠しなさいよ。変態。死ね」
「我が魔法人生に1マナの悔いなし」
「恰好つけたって締まらないわ」
「じゃあ、今度からセーターでも腰に巻き付けとくよ」
「そうしなさい」
さて、気合を入れるぞ。
明日は魔法武闘大会だ。




