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第45話 痛くないつんつん

「きゃー」

「うわー」


 悲鳴を上げながら生徒達が教室の廊下を逃げて来る。

 追いかけて来るのは色魔教団の男達。

 この学園のセキュリティはどうなっているんだ。

 麻薬関係でスパイや信者は浸透しているだろうから、仕方ないって事もあるんだろうな。

 だが、無効魔法の対策ぐらい整えておけよと言いたい。


 術者を殺せば魔法は解ける。

 身体強化魔法なら発動できるが、武器や素手による戦闘のプロには生徒だと敵わない。


 武器や素手の戦闘のカリキュラムをもっと増やして普段から武器を持ち歩くべきだろう。

 今度モーラに進言しておこう。

 学園側に伝わるはずだ。


 秘孔魔法・霧散拳で無効魔法を解除する。


「魔法が使えるぞ」

「反撃するわよ」


 追いかけて来た教団の奴らに魔法が降り注ぐ。

 生徒側の方が人数が多いので戦いは生徒側の勝利で決着が着いた。


 今回は儀式の為にさらおうという訳ではないようだ。

 目的はなんだ。


「目的を言え」


 生きている教団の男を尋問する。


「誰が喋るか」


 そう言ったきり無言になった。


 離れた教室で悲鳴が上がる。

 何だ、何が起こった。

 駆け付けると生徒はみんな床に伏して呻いている。

 この魔法には覚えがある。

 重力魔法だ。


 秘孔魔法・霧散拳で重力魔法を解除する。


「お前か、今度は遅れはとらない」


 隠蔽魔法が解けて現れたのは、俺が倒した色魔教団の支部のボスだった。


「石化して死んだはずじゃ」

「部下が呪いを解いてくれた。使えない奴らだが、今回は良くやったと言えよう」


 まだ、石化した支部のボスを処理してなかったのかよ。

 石化した像を粉々にするとか。

 解呪して逮捕するとか色々と手があるだろう。

 無能にもほどがある。


「もう一度石化してやる」


 石化拳、石化拳、石化拳、石化拳、石化拳、石化拳、石化拳、石化拳、石化拳、石化拳。

 これでどうだ。


 支部のボスは石化しない。

 何故だ。

 良く観察すると、魔力を発する物を多数身に着けている。

 解呪の魔道具に違いない。


重力(グラビティ)、どうだ動けまい」

そよ風(ブリーズ)振動刃(バイブブレード)


 ナイフ状の風でボスに切りつける。


「ふっ、魔力感知でお前の魔法は見えている。そこだ」


 剣の一振りでナイフの風が斬られた。

 髪の毛入りのそよ風の弾を、そよ風の筒で加速して飛ばそう。

 そよ風の弾が加速され支部のボスの秘孔を打ち抜く。


「うがぁ、突き指した時より痛い。だが、秘孔魔法・滅魔点穴がなったぞ」

「なにっ」


 支部のボスの魔力が抜けて重力魔法が解ける。

 俺は立ち上がった。


「俺の勝ちだな」


 秘孔魔法・金縛り拳を打ち込む。


「司祭様。今助けます」


 呻いていたはずの生徒の一人が支部のボスを担ぎ上げ逃げ出した。

 こいつスパイだったのか。


 くそう逃がすか。

 殺しておけば良かったか。

 支部のボス改め司祭なら情報を沢山持っていると思って生かしたのが仇になった。


 俺は後を追いかけたが、逃げられてしまった。

 身体強化に風魔法で追い風でもを使ったのだろう。


 俺の金縛りは呪いでもないし、魔法でもない。

 強いて言えば魔傷に近い。

 解くのはマナ・ポーションを飲ませて、魔力で強化した筋力で強引に打ち破るしかない。


 気づくかな。

 鑑定すれば魔力がないのは丸わかりだから、解けるのも時間の問題か。


 入り込んだ教団員を手あたり次第潰す事にした。

 居たので近寄る。

 お触り魔法を接近させると、魔法を握り潰された。

 不味い、俺への対策をしてきている。


 指を同調させたそよ風の弾を打ち出すしかないのか。

 あれは痛いから嫌だ。

 一人倒すのに突き指の痛みを何回もするのは勘弁してほしい。

 あれっ、そう言えば体の部位で痛くない箇所があった。

 爪もそうだが髪の毛も痛くない。


 なんだ、指に同調する事はないや。

 爪弾でいこう。

 そうと決まれば。


 技に名前が必要だな。

 爪に同調させた弾、秘孔魔法・爪死弾(そうしだん)で良いだろう。


 秘孔魔法・爪死弾を撃ちまくる。

 秘孔魔法・滅魔点穴を突きまくられ奴らは赤子も同然になった。

 身体強化のかかった生徒達にボコられていく。


 よし、スナイパーに徹しよう。


 俺は隠蔽魔法を使い隠れながら、秘孔魔法・爪死弾を撃ちまくった。


「司祭とやらが女子生徒を人質に講堂に立てこもっているらしいぞ」


 生徒の一人が報せに来た。

 今度こそ司祭を殺そう。

 女の子を人質にするような奴は殺されて当然だ。


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