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第18話 エッチなマッサージ

 トントンと俺の部屋をノックする音がする。

 魔力感知によればこのシルエットはお下げ眼鏡の女生徒だ。


「どうぞ開いている」

「約束の魔導書を貰いにきました」

「ああ、そんな約束したな。ほらよ」


 俺はそよ風の魔導書を渡した。


「本当に真の魔導書ね」

「嘘は言わないよ」


「あの」

「まだ何か」


「私をエッチな気分にさせたのって、魔法ですよね。それで失神させたのも」

「ああ、そうだが。ちなみに訴えるのも感心しない。承諾は得たからな」

「あれが忘れられなくて。きゃ、恥ずかしい。言っちゃった」


「エロ魔法道を理解してくれるのか?」

「ええ、魔法も使いようだなって」


「俺にやってもらいたいのか。それにはパートナーになって貰わないと」

「男の人にやられるのはちょっと怖いので、自分でやりたいです」

「それなら、弟子になれ」


「なります」

「まずはそよ風魔法と振動刃魔法だ。これを熟練すれば、いい気持ちになれる事うけあいだ」

「頑張ります」


 毎日やれば熟達は早いだろう。


「そういえば名前は。俺はヒロ」

「トニアです」


「トニアはなんで魔導書が欲しいんだ」

「魔導書のコレクションをしてるんです」

「なら、珍しい魔導書があれば持って来てやるよ」


「悪いので買い取ります」

「良くそんな金があるな」

「こう見えて解呪が得意なんです」


「解呪のコツなんてあるのか?」

「解呪は強力な呪いほど、必要な魔力が増えます」

「知ってるよ。本で読んだ」


「コツは、情念を懐柔して解きほぐすのです。私はなぜかこの情念が見えますし理解できます。なので少ない魔力で解呪できるのです」

「てっ事は、俺の感情も見えるって事か」

「人の感情は見えません。魔法の感情だけです」

「まあ、便利な能力だよな」


 トニアが去って俺は教科書を読みこんだ。

 そろそろ入学して半年なんで、試験が近い。


 ふむ、勉強は簡単だな。

 驚くほど頭に良く入る。


 そして試験が実施され、俺は進級に必要な単位を取得した。

 実技の試験はトーナメントで、これも難なく突破して優勝。


 あと半年間、学園に通う必要がなくなった。

 なくなったが、学生時代をのんびり過ごすのも悪くないだろう。


 やる事がなくなったので、学園の中でマッサージ店を開く事にした。

 ローニー先生が協力してくれて、空き教室を確保してくれた。


 俺の悪評は広まっているので仮面を被り始める事に。


「おう、マッサージってのはここか」


 初めての客は男子生徒だった。

 男子生徒が寝台に横たわる。


「どこが悪いんだ」

「ああ、足が重い。魔法を食らってからこうなんだ。回復魔法や治癒魔法は掛けて貰ったんだが効果がない」


「では拝見」


 足の魔力の流れがおかしい。

 魔力で障害が起きているんだな。

 魔力の傷で魔傷(ましょう)って所か。


 秘孔魔法・解除拳。

 俺は指で魔力の秘孔を押した。


「ほらよ、どうだ立ってみろ」

「おお、軽くなった。ありがと」


「感謝するなら、宣伝してくれよ」

「ああ、似たような症状の奴はいるから宣伝しておく」


 暇だな。

 診察中、立ち入り禁止の札を掛けて、アイナを呼んだ。


「マッサージしてやるよ」

「肩が凝るのよ」


「じゃ座って」


 寝台にアイナを座らせ、肩に振動を送る。


「気持ち良いわね」


 バイブハンドは背中とか頭とかをもみほぐした。


「じゃ横になって」


 快楽結界を発動。


「なにか気持ちいい気分。これってもしかして」


 問答無用、横たわったアイナにバイブハンドで触る。


「ちょっとそこは筋肉じゃない。あんっ」


 そうだな脂肪だな。

 ここは座るのに凝るだろう。

 さわさわ。


「そこも筋肉じゃない。あんっ」


 そして、ここは歩く時の摩擦で凝っているだろう。


「あー」


※済まない、ここから先は自主規制なんだな。


「ちょっと、マッサージって言ったじやない」

「うん、エッチなマッサージ」

「死んどけ、氷の槌(アイスハンマー)


 我が魔法人生に1マナの悔いなし。

 俺も回復魔法を覚えた方が良いかな。


 モーラも呼んで、凝りを念入りにほぐしてやった。


「領地に盗賊が出るのですわ。なんとかして下さる」


 マッサージが終わったモーラから白い目でそう言われた。

 モンスター被害がなくなると盗賊が出るのか。

 そうだよな森に潜伏しても危険がないとなればそうなる事も考えられる。


「分かった。討伐するよ」


 対人戦には自信がある。

 簡単に方がつくだろう。


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