アイブライト
現在、ユーダリルは改装中
棚や商品の並べ方をイメージしながら作業を進めていたら電話が鳴った。
何となく相手が誰か分かっていたけど最初の言葉は忘れずに出る
「はい!雑貨店ユーダリルです!」
『こんにちは〜人材派遣屋のタゴでーす』
やっぱりこの人だった。
「何かご用ですか?」
『この前送った1人いるじゃない?なるべくそういう人減らしてねって言ったの覚えてる?』
ちょっとイラッとしたのは置いといて
「ちゃんと覚えてますよ。僕もあの人は戻ると思ってたんですよ 。
でも以前送った小さなお二人の身内さんだったと思うので仕方ないかなーと」
『あー分かってたなら大丈夫か。
こっちも無駄に忙しくて、データ探すより聞いた方が早いかなーと思っちゃって。確認出来たからありがとねー』
こういう人だから最終的には気が抜けてしまう。
「いえいえ。ちゃんと眠れてます?
今度何か差し入れしましょうか?」
『え、わざわざ来てくれるの?やさしー』
「今度なので、いつ行けるかわかりませんけどねー。では」
『ちょw…』
何か言われる前に電話を切ってやった。
けれどホントに疲れてそうなので、何かリラックス出来そうな物を渡したいから考えてみよう。
リラックス…
目の疲れ?…
普段から見る物…
アイマスク?…
お茶…
差し入れは決まったな。
僕は作業部屋に行き布を探し作業に入る。
「出来た!アイブライトのペンケース!」
アイブライトは目に良いハーブと言われていてそのハーブ着想したペンケースなのだ。
ついでにお茶も持って行ってあげようかな。
いつ行こう…
改装中の店内を見渡して虚無を感じた。
アイブライト 花言葉
献身、喜び




