第一話 人外や人間などが住んでいる謎の館での暮らしの始まり
この物語を開いてくださりありがとうございますm(*_ _)m
注意
・人外や能力があります
・方言があります(関西弁)
・軽度なキャラ崩壊があります
・誤字脱字等ある可能性があります
以上の注意が大丈夫な方、興味が出てきた方はお楽しみください
「なんちゅーことや…」
うちは赤柳 利織なんやけど…ちょっと他の人とは違うことがあんねん。それはうちが能力者っちゅーことや。産まれてからずっとドラゴンの能力があるんやドラゴン龍言うても口から火出たりちょっと尻尾あったり目が猫目っぽいってぐらいやけど…まぁうちのことはええねん!それにしてもここどこやねん!なんや変な館っぽいけど。賭けてみるしかないか!
「ごめんくださいー!ここに誰か居ますかー!」
大声出すしかない!
「はいはい誰ですか!全く!」
なんか執事っぽい人来たんやけど!ここ誰かの屋敷やったんか!?
「あのうちここに知らんうちに迷ってしまいまして…」
「おや、そういう事ですかということはここがどこかご存知ではございませんか?」
「まぁ…そうですね」
なんや…そんなここやばいとこなんか!?
「ここは人外、人間など様々な種族が共存している館です。
そしてかなり個性の強い方たちが揃っております。私はアルギヌ・ローレント。ここの執事であり館主様の補佐です。どうぞお見知りおきを。」
うっっわこの人ガチやん。しかもむっちゃカッコイイんやけど…この人はイケメンってだけで個性強いんやけど…
「うちは赤柳 莉織です。ホンマ知らんうちにここに来てもうてて…」
「ふむ、そのご様子では嘘をついている訳では無さそうですね。少し館主のところへついてきてもらってよろしいでしょうか?」
「あぁはい」
こーゆーのゲームで見たで!絶対怖い系の人や!一回選択肢間違ったらあかんやつや!えーと…しっかりシミュレーションして…
「着きましたよ。館主様!客人をお連れしました!」
シミュレーションする時間も無いんかいな!頑張るわ!
「ん?あぁ、部屋へ入れろ」
あ、低音ボイス…絶対怖い系…
「失礼します…」
うっっわ!この人も綺麗な人や!いや、この人は色気の塊や!目に毒や!
「ふむ、ただの人間に見えるが少し違うな…混ざった者か」
「え、は、はい人間とドラゴンの血です」
うちの能力があるのはドラゴンの血が混ざってしもたからなんやって母さんが言うてた。
「ほう、ドラゴンとな…面白い奴だよかろう!この館へ歓迎する」
「ありがとうございます…?」
「ゆっくりしていけただしここには人外もいる。人外だからと我らを狩ろうものなら…容赦はしないぞ」
「は、はい分かってます」
「よし、アルギヌ貴様は少し話があるから残れ」
「承知致しました」
アルギヌさんおらんくなんの!?うちどしたらええねん!
「あと我らにそのように堅苦しい言葉はなしだ普段のように話せ」
「分かり…分かったわ」
いや、「分かりました」言いかけたけどあんな目で見られたら従ってまうやろ!
「良い、部屋の案内は扉の前で待っている銀髪のやつにしてもらうといい」
「分かったわほんなら行ってくるわ」
はー…!疲れたわ…
「主様からは聞いたよ〜ここからは僕『ダイヌ・ハナダイド』が案内しま〜す」
ほわぁ…この人はふわふわオーラがする!
「よろしくお願いします…」
「ほ〜らさっき主様からいつも通りって言われたでしょ〜」
「そうやった…」
初っ端からやらかしてもた…
「それじゃ〜しゅっぱ〜つ」
ーーー
「して、話ってなんです?館主様」
「さっきの赤髪の奴のことだ」
「その方がどうされました?狩の可能性があるということですか?」
「2つある。1つはまず4年前に贄の契約をしただろう」
「あぁ、はい。しましたね」
「その贄が出る村の村長から聞いたのが『赤髪の女』なのだもしや奴はその贄なのではないか?ということだ」
「その可能性が高いですね。彼女は『気がついたらここにいた』と申しておりましたので」
「2つ目は奴、もしかしたら少しやばいかもしれぬ」
「おや、なんですか館主様がそのようなことを仰るなんて」
「奴は人を依存させられるフェロモンが出ておる。それを引き止める方法はまだない。ということだ」
「そういう事ですか。だから少し香りが人間とは違ったのですね」
「きっと我らは無事だとは思うが奴が無事かは分からぬ。そこを考えた結果奴の世話をアルギヌに任せたい」
「館主様のご決断ならもちろん従います」
「よろしく頼んだぞ」
「承知致しました」
ーーー
「なぁ。ホンマにこの部屋をうちが使ってええんか?」
「もちろん〜主様がこの部屋だって決めたからね〜」
こんな綺麗な部屋うちが使ってええんか!?どこから来たかもわからんような奴やで!?ほんでも断ったら余計にあかんやろな…
「それやったら分かったわ」
「それじゃ〜あとはごゆっくり〜じゃあね〜」
はぁ〜…あかん疲れてもた…ベッドへ倒れ込んだろ…
「なんでうちがこないなことになってもうたんや…」
コンコン
なんや?誰や
「私ですアルギヌです」
「あぁはいどーぞー」
「失礼致します」
「ほんでなんや?」
泊めるのは数日だけとかか?
「お部屋には日用品と地図がありますのでそちらをお使いください。それとあなたの世話役としてよろしくお願い致します」
「ありがとさん。ってなんやて?アルギヌさんがうちの世話役になるて?」
「はい館主様のご命令で」
「ほんなら一個頼んでええか?」
「出来るものなら」
うちだけ普段の口調でアルギヌさんだけ丁寧な口調ってズルいしなぁ道連れや!
「アルギヌさんも崩した口調で喋ろうや」
「…はい?どういう事でしょうか?」
めっちゃ驚いた顔しとる!w驚いた顔もイケメンやなぁ!
「うち館主さんに普段のように話せ言われたやろ?そんでアルギヌさんはうちの世話役になったんやろ?じゃあ道連れいうことでうちの前だけでええから崩した口調で喋ってくれん?ってことや」
「っくく…」
なんやなんかあかんことしてもうたか!?
「あっははは!!面白いこと言いますね!っははは!」
「ヒー良いですよ…君の前だけなら良いよ!これからよろしくね!くっはは!止まんないかもw」
そんな笑う?さっきまでみたいなしかめっ面してるよりはええか
「うちそんなおもろいこと言うてへんで!wなんにしてもよろしくなアルギヌさん」
「そこはアルギヌって呼ぶかあだ名にしようよ僕も君のこと名前で呼びたいし教えてよ」
そーいやうちの名前教えてへんかったなぁ…
「しゃーないなぁアルって呼ぶわうちは赤柳 莉織や」
「りお、君のこと僕すっごい気に入ったよ!まだ話していたいけど館主様にあんまり遅いと怒られちゃうから行くねまたねおやすみ」
「おん、おやすみ」
アルってあんなに明るい感じやったんやな。少しは仲良くなれそうやなぁ。
さて!お風呂入って歯磨きして寝よ!
ーーー
「ただいま戻りました館主様」
「思ったより遅かったじゃないかお前があんなに笑うなんて珍しいじゃないか」
「お恥ずかしい限りです」
「どうだ世話役は継続出来そうか」
「ええ、もちろんです」
「ならば引き続きお前が世話役を務めよ。明日は皆より15分程早めに奴を起こせ。本日は貴様ももう寝よ」
「承知致しました」
第一話終了
〜おまけ〜
人物紹介
・赤柳 莉織
関西弁で赤髪のショートヘアに灰色の瞳の女の子。ドラゴンの血が混ざっている。強力な異性を依存させられるフェロモンがある。
・館主
莉織が迷った館の主。青い髪の結び髪に赤い瞳の男性。まだ色々謎がある。莉織のことは面白そうで気に入っている。
・アルギヌ・ローレント
館主の補佐であり館の執事。黒髪のショートヘア。ストレート。紫の瞳。莉織の前だけでは素の口調でいることにした。
莉織のことは面白くて気に入っている。
・ダイヌ・ハナダイド
ふわふわした喋り方の男の子。銀色のふわふわヘアにピンクの瞳。可愛い物を好んでいる。莉織のことは変な喋り方の子だなぁと思っている。
閲覧いただきありがとうございましたm(*_ _)m
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