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バリア・フリーの階段  作者: 望月笑子
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バリア6


午前11時となり、再び栗林に呼び出され、玄関入口近くにある三畳一間のフローリングの個室に来るよう指示された。

個室のドアをノックし、ゆっくりとドアを開けると、そこには既に鬼頭社長が斜に構えて椅子に座っていた。

鬼頭は6年前まで、医療機器メーカーの社長だった。看護師だった栗林とは、県立病院で知り合ったと、公民館での社長講話の際に、自らの経歴を話していた。

亡くなった父親である先代の社長の跡を継ぎ、29歳で社長になってから23年間、販売事業に携わっていたが、6年前から介護事業に移行したとのことだった。

既に、本社のある宮城・ 福島と合わせて6つのグループ・ホームを設けている。岩手県へは、新規参入であった。

また、自らの土地や財産を担保に入れての事業なので、経営者としては、利益を優先せざるを得ないという趣旨のことも、この時話していた。

「座って」

「はい」

深々と頭を下げると、テーブルを挟みおそるおそる椅子に腰掛けた。

栗林も入って来て、鬼頭の隣に座った。

重苦しい空気が、辺りに漂っていた。

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