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バリア・フリーの階段  作者: 望月笑子
17/35

バリア16

このメールを送信すると、執筆中小説にこの内容が追加されます。

「解雇だ。」

「いえ辞めません。」

「解雇だ。」

「いえ辞めません。」


こういったイタチごっこが、暫く続いた。

「オレとお前が、こうやって対等に話をしていること自体、おかしいんだぞッ!!」

「それなら、具体的にその解雇理由をおっしゃって下さい。そうでなければ、納得いきません。」

「それを言ったら−−」

鬼頭は、ニヤリと口元に笑みを浮かべた。

「それを言ったら、君の悪口になってしまうよ」

…嫌な予感がした。

「どういった内容ですか?聞く権利があります。」



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