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バリア・フリーの階段  作者: 望月笑子
15/35

バリア14

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今いる個室と入居者用の居間とは、薄い壁一枚でしか隔てられていないため、同僚たちの会話が逐一漏れていた。途中、ケア・マネージャーが、挨拶もなしに個室に入って来て、リモコンで暖房と電気を点けてから出て行った。

ケア・マネージャーなんて肩書きだけで、ケア(世話・管理・配慮)のマネ事だな、と内心皮肉って思った。

−−−結局、点けざるを得ないのだから。

午前9時3分。

ようやく鬼頭が現れた。なんの前触れもなしに、驚くほどいきなり扉を開けて入って来た。

とっさに椅子から立ち上がると、挨拶をして頭を下げた。

鬼頭の方は、挨拶もせずに、「チェッ」と小さく舌打ちをした。

これが、介護を経営する立場の人間がする事だろうか…と一瞬思った。



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