第二話 後ろから見ると普通、でも実は?
プロローグ付け足しました。
戦闘シーンはどう表現すればいいかが微妙にわかってないような気がします。
ツバサは剣を拾い、熊へと突撃した。
「おりょ? この剣意外と軽いな……とりあえずこいつで脇腹攻撃すっかね」
剣を左脇に構え、ツバサは突き進んでいく。
熊は後ろから何かが近づいてきているのに気づき、
振り向こうとしたところで目の前の男が飛び掛ってきたので、
後ろを振り向くのを中断し、男の剣を爪で弾いた。
そのままツバサは熊の背中めがけて一閃した。
だが剣は熊の肉を切らず、熊の毛を数本斬った程度だった。
「は!? なにそれ硬っ!? ……っとぉ!」
剣を振り切ったところへ熊が爪をくりだしてきたので、
バックステップで熊から距離をとった。
その時、ツバサは熊が黄色いだけの熊ではないことに気づいた。
その熊は、額に一本の角を生やし、眼が赤く光り輝いていた。
「うっはぁ……後ろから見たらプ○さんなのに顔はこれって……
子供が見たら泣くぞ……おい! あんたはこいつを狩ってたのか?」
剣を爪で弾かれた時の勢いで、熊から離れた男にツバサは一応質問した。
この怪物を狩りにきたのなら倒す道具を何か持ってるかもと期待して。
「いや、この草原でスライムや狼を数匹狩ってたら、
急に森からこいつが飛び出してきたんだ。
俺の仲間はそれに気づかず角でやられた。
すまんが逃げるのに協力してくれんか?
俺の仲間を近くにある街まで運びたいんだ」
「実は俺も道に迷ってしまっててな。
近くに街がないか探そうと思ってたんだ。
手伝うぜ。そのかわり街までの道案内は頼む」
「はぁ? 街の場所がわかんないって……
それじゃあお前はどこから……いや、聞くのは後にしよう。
すまんがディエックゲープの注意をひきつけるのを頼めるか?」
「こいつそんな名前なのか……わかった、なんとかしてみる」
俺のほうがお仲間さんに近いのに俺にこいつを頼むのは、
きっと信頼されてないからだろうなぁ……
まぁ道知らないし、見るからに疲労してるから仕方ないか、とツバサは考えながらディエックゲープの注意をこちらに向けるために攻撃を始めた。
「毛は切れないぐらい硬いってわけでもないし、
毛むくじゃらでもない。なら何回か同じとこ斬ってれば嫌がるだろ……多分」
攻撃しないと何も始まらないなと考え、
今度は左上段に剣を構え、突撃した。
「グルァァァァァァァァ!」
突撃してきたツバサを威嚇するために、ディエックゲープは咆哮をあげた。
「うぉ!? っとあぶねぇ!」
咆哮により、止まってしまったツバサに爪を横薙ぎに払ったが、
ツバサはそれを回避した。
「あの咆哮、若干相手を吹き飛ばす能力があるのか。
俺を吹き飛ばす感じがしたし……やっかいだな」
近づこうとしたら止められ、動かなければ突進する。
今まで狩りも戦いもしたことがなかったツバサには困難な状況に見えた。
だが、ツバサは自分の体が若干興奮しているのに気づき、驚いていた。
「なんなの? 本当に先祖は戦闘民族だったりするの?
なんでそんなに殺す手段を考えようとしてるんだよ……」
ツバサは足止めではなく、どうやって倒すかを考え始めていたのに気づき、
慌てて思考を切り替えた。
だが、思考を切り替えようとしたことで隙が生まれ、
そこを狙いディエックゲープが突進してきた。
「っ!? まずっ!」
咄嗟に剣を盾にするも、吹き飛ばされてしまった。
そして空中で体制が崩れた状態のツバサ目掛けて、
ディエックゲープは爪をはなった。
「なめんなぁ!」
ジャリィィィィィッッ
ツバサは爪をなんとか剣で流しきった。
剣で流したため、頭が下を向いた状態で吹っ飛んでいるツバサは、
ディエックゲープと目が合った。
そしてツバサはとあることを思いついた。そしてそれをすぐに実行した。
「思いついたら即行動! 必殺、目潰し!」
ブチィィィッ
ツバサの指はディエックゲープの目に突き刺さり、
ディエックゲープは痛みに悲鳴を上げた。
「グルゥゥゥゥゥゥゥゥ!?」
目を押さえ、悲鳴を上げているディエックゲープから距離をとり、
ツバサは少し遠くにいる、仲間に肩を貸している男の下へと逃げ出した。
所詮は元厨二病患者の原稿ということかっ!目潰しはレモンでするべきだろ←論点そこじゃねぇ、展開が早いうえに適当だそもそも