始まりの白い空間
初めまして,読んでいただきありがとうございます。
完結を目指して書いていくので是非お付き合いお願い致します。
気が付くと,初めて見る景色の中に私と友人そして知らぬ大勢の人々が周りにいた。
周りを観察していると私によく聞く馴染みのある声がかかった。
「ゆき、此処はどこだ。俺の記憶の限りこんな所知らんぞ。」
「ゆ、ゆきー。ここ何処だろう。わ、わたしまたなんかしてしまいましたかぁー。」
友人のいつものようにだがどこかいつもと違う話しかけに私はこう返した。
「慎,お前が知らないのなら俺だって知るわけないだろう。澪、あんたがなんもしてない,心当たりがないなら私が知るわけない。本当に、私が聞きたいよ。日常の記憶が続く状態からいつ記憶が途切れて、私たちはいったいいつから此処にいるのか。そして、そんな状態でどうやってこんな大勢の人を一つの場所にさらったのか。
私には、理解が出来ない。」
そう,なぜ俺/私はこんな白く馬鹿みたいに広く窓・空調・光源が一つもない空間にこんな見ず知らずの人間が多くいる場所に立っているんだろう・・・・
誤字感想ありましたらご指摘いただけると幸いです。