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永遠の友情

今回短いですねすいません、次は頑張ります。

 俺は死臭と焼け焦げた臭いがするなかで一人笑っていた。

 俺の頬を冷たい涙が止めどなく流れ続けている。


 その時、俺は死んだものをすべて喰ったはずなのにそこに、まだ人が横たわっているのに気づいた。


 まさか!まだ生きているんじゃないか、そう思いすぐに俺は横たわってる人に近づいた。


 それは見間違えるはずもない、ドルシアだった。


「おい!ドルシア!生きてるか!」


「げふぉ、アベル君、無事だったんだね」


「ひどい怪我だ、すぐに近くの町に─」


「いや、もういいんだ、僕は助からない」


「そんなことはない!俺がすぐに病院につれていってやる」


「自分のことは自分が一番わかってるさ、でも最後に我が儘聞いてもらってもいいかな?」


「何でも聞いてやる、だから諦めないでくれよ…」


「ふふっ、優しいねアベル君は、ありがとう、君にあえてよかったよ、でも心残りがあって、妹のリルカのこと頼んでもいいかな?関係ないアベル君を巻き込んじゃって申し訳ないんだけど、まだ14歳で肉親を全員失う辛さに耐えられるかわからない、アベル君に少しの間でもいいんだ、妹を見てやっててほしい」


「分かった、約束するよ、ドルシアの妹は何があっても俺が守る」


「ありがとう、アベル君これ、昔妹からもらった僕の名前が彫ってあるブレスレット、これを見せたら君の言葉を信用してくれると思うんだ、妹はこの村から西方面にあるセレスタンって言う街の学院に通ってるんだ、最後にもうひとつ我が儘なんだけど僕を喰らってほしいんだ、君の中で少しでも君の力になりたいんだ」


「分かった、ドルシアいままでありがとう、そしてこれからもよろしく」


「我が儘いっちゃってごめんよ、おやすみなさい、そしてこれからもよろしくね」


 そこでドルシアの体から力が抜けて、力なく俺の腕の中で横たわっている。

 俺はドルシアを喰らった。


´ユニークスキル[友情の守護(エターナルアミティエ)]を獲得しました´


 エターナルアミティエはドルシアが俺に残してくれた、俺を守る力、ドルシアは死んでもなお俺のことを守ってくれるんだな、俺はドルシアが残してくれたこの力で、絶対にドルシアの妹のリルカを守ってみせる。


 俺は心に固く近い、リルカがいるというセレスタンの街に向かうべく、悲劇の村[トラジェディ村]を後にした。

これで第一章終了です、次からは第二章です。

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