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迷車両で行こう25

「どうも。皆さんおはこんばんちは。なんか最近うP主が私たちのことそっちのけになったので、今日は私たちだけで進めるね。」

「そうだ。そうだ。うP主は自分が目立つことしか考えてない○○○だなぁ。」

うP主:こら。お前ら。暴言吐くんだったらソッコウで重機のエサにするぞ。

「どうもすいませんでした。」

うP主:てなわけで、今日は皆さんが知っている東海道本線のお話ね。まずは東海道本線のことを簡単に説明するわ。東海道本線は日本で初めて全線開業した鉄道路線である。東京~神戸間を横浜、小田原、熱海、三島、富士、静岡、浜松、豊橋、名古屋、岐阜、大垣、米原、京都、大阪経由で結んでいる鉄道路線である。東海道本線の由来は江戸時代にそばを通っていた東海道であるが、一つだけ皆さんは疑問に思わなければならないことがある。分かった人もいるかと思うが、いいます。それは東海道本線のくせに名古屋から大津の間はその由来となった東海道に併走していないことである。なぜこうなった。

東海道:はーい。それは僕が説明したほうがいいと思うね。

うP主:じゃあ、お願いします。

東:今から重要なこと言いますので、聞いていてくださいね。東海道本線として建設されましたが、東海道本線は東海道に併走される案と中山道に併走される案の二つの案が出ていました。つまり、経由地が全く違ったのです。まず、当時の政府の言い分を考えると「東海道で建設した場合予算は少なくて済む。中山道で建設したら、どうなるか分かんない。」。しかし、この政府の言い分を不服に思っていたところがあった。それは今でいう自衛隊。つまり軍部である。このときの軍部の言い分は「東海道ルートで建設して、もし本土が攻撃されたらどうなるんだ。敵は間違いなく輸送路を発つために東海道線を攻撃するだろう。そうなれば、金をいくらかけても中山道で建設するのがいい。」。この両者の議論で揺れていた東海道本線。結局政府は金のあんまりかからない東海道ルートでの建設を決定。しかし、それを予期せぬ事態だと思っていた場所が大阪だった。大阪の人々は東京とつながる鉄道線は中山道ルートで建設されるものと思っていたため、東海道ルートでの建設を決めた時すでに中山道ルートの用地を買収済みで、しかも、建設まではじめていたのであった。どうしよう。そうだ。ここまで建設してしまったんだし、米原とか関ヶ原通って名古屋につなげちゃえばいいんじゃね。というわけで、東海道本線は東海道に併走しないという当時とてもルーズだった政府によってこのようなことになったの。

うP主:少し経ってから東海道に並走する線路が敷設されたのだけれど、その線路は関西本線、草津線と名付けられて、東海道とは全然関係なくなったわ。

東:まぁ、日本の一大幹線であっても、そういうことはあるってことよ。後に建設された東海道新幹線も東海道本線に併走させるということで名古屋から京都の間は最初から東海道に併走させる気なんてなかったの。でも、中山道ルートで用地を買収して、関ケ原を通しちゃえばいいんじゃねの考えで建設が進んだ東海道本線はあとで大きな代償を払うことになる。と言っても今回は話すつもりはないから、今回はこの辺にするね。

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