↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR

標本室

刻の花

作者: まや A035624
掲載日:2026/08/28






世界の始まりに紅い花を咲かせましょう

世界の終わりには黒い花を咲かせましょう






やがて移り変わる刻に 花の種を埋めましょう





小さいきみは呟いた 偽善と愛をあげましょう





僕は囁いた 無理しなくていいんだと

きみは飛んでいった 果てない空へと



闇夜に呑み込まれていくきみに

救いの手は届かない




最後に見えた雫が

きみの全てを映し出してた




きみが消えた闇夜には

黒い花が咲いていた


きみの残した穴の中には

紅い花が咲いていた




2月の始め午前12時 紅の花が咲いていた






そして世界が終わる前 花の種を埋めましょう





一人僕は呟いた 妬みと悪をあげましょう





空から聞こえた こっちにおいでよと

僕は逃げ出した ページが無い未来へ




月に向かって走っていく僕に

目的など何も無い




月が映したきみの影が

刻の終わりを告げていた




僕の残した足跡には

紅い花が咲いていた


月が映した僕の影に

黒い花が咲いていた






2月の終わり零時前頃 黒の花が咲いていた







世界の終わる時に 黒い花は咲き誇る…





紅の種はその下で静かに眠る。


9年前に書いたものの供養です。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。