二章 雌松
7:00 起床
【太宰治『女生徒』より】
[あさ、眼をさますきとの気持は、面白い。…]
8:53 『あいちゃん』と呼ばれた。
【太宰治『女生徒』より】
[へんに気恥ずかしく、うれしく、…]
9:21 5月はうきうきするねと言われた。
【太宰治『女生徒』より】
[けさから五月、そう思うと、何だか少し浮き浮きして来た。…]
9:32 なぜ購入したか説明された。
【太宰治『女生徒』より】
[女は、自分の運命を決するのに微笑み一つでたくさんなのだ。…]
10:07 家の掃除をした。
【太宰治『女生徒』より】
[お掃除しながら、ふと『唐人お吉』を唄う。…]
11:05 君に似合うと渡された風呂敷をもらった。
【太宰治『女生徒』より】
[この風呂敷が出て来て、私がもらった。綺麗な女らしい風呂敷。…]
12:06 八景島シーパラダイスに向かった。
12:36 魚を見た。
【太宰治『女生徒』より】
[可愛い草とそうでない草と、形は、ちっとも違っていないのに、…]
13:04 お弁当を食べた。
【太宰治『女生徒』より】
[キウリの青味には、胸がカラッポになるような、…]
14:02 チンアナゴを見た。
15:01 この風呂敷はやっぱり君に似合うよ。黙って抱きしめられた。
16:16 本日の天気は雨。最低気温は4度。
【太宰治『女生徒』より】
[本当に私は、どれが本当の自分がわからない。]




