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罪とか欲とか制裁とか。

「え、なにこれ」

 帰ってきて自分の部屋に入った瞬間、瑠璃(るり)は視界に入ってきたものを、瞬時に理解することができなかった。

(え、うん? えーと、なにこの状況。……修羅場? 修羅場ってやつ、なのかな……?)

 なんでこんな状況になったんだろうか。

 分からない。

 どうして——


 男友達と同居人が睨み合うという状況に——!?


「下がってな、瑠璃。こいつらはぼくがしばくから」

「は?」

 何を言っているのか分からず、思ったことが口から滑り落ちる。

 だって……、ねえ?

(うん、なんて? ……しばく? しばくっつった?)

 瑠璃の脳内は絶賛混乱中。

「おお〜、そ〜きますか。……いいぜ、かかってこいよ」

 そしてそんな中、話は進んでいく。

「え〜と、なんでこのような事態になったのか分かりませんが、まあいいや。とりあえず乗る!」

 なんで乗り気なんだよお前ら! という言葉をギリギリで飲み込む瑠璃。二人ガチ、一人ノリで場違いの人。

(いや……まじでなんなんだよこれ!?)

「よっしゃ、じゃあ僕が仕切りま〜す! よーい……スタートォ!」

 里津(りつ)が急に仕切り出す。

 そして、なぎさと隆二(りゅうじ)は距離を少しずつ詰めていき、一瞬早くなぎさが動く。

(こんな奴の仕切りでなんで動いちゃうんだよ! ナンデウゴイチャウンダヨ!)

 瑠璃は内心で叫ぶ。

「————っ!」

 隆二が声にならない悲鳴をあげる。

 まあたぶんなぎさが背中あたりに手刀でもしたんだろう。

 他人事のように思う瑠璃。

 まあそうだよね。他人事だもん。

「——っていや、いい加減やめろや!!」

「「——っ!」」

 瑠璃はちょっと現実逃避をしてしまっていたが、なんとか持ち直し、急に上がった瑠璃の声に二人が静止した。

「……なんで? 何をやめないといけない?」

 光の無くなった瞳と、感情の籠っていない声でなぎさが言う。

「今お前がやってることだよ!」

「……はあ? こいつらが罪を犯した。ぼくはその制裁を与えているだけだ。何が悪い?」

 とんでもないことである。

 そして完全に不良モードのなぎさ。

 そもそも何も事情を知らない瑠璃には意味が分からない。

 それでも瑠璃は叫ぶ。

「やり方が悪い!」

 最初から思っていた、たとえどんな事情であったとしても言えることを。

(……何があったとしても、他にもやり方あるだろ!? ん〜〜〜〜……話し合う、とか、話し合うとか? ……それじゃあ何ともならないか? ……いや、戦いは論外だろ!?)

「……あ〜、もう。で、これ何の騒ぎなの? 部屋入る前に、なんか話し声が聞こえたけど……。何の話してたらこんなことになんの?」

 途中で考えるのが面倒になった瑠璃は、思考を切り替えて、最初から思っていたこと……というか、話し合いの軌道修正をしようと、疑問を口にする。と、

「「「…………」」」

 三人はそれぞれ違う方向に、気まずそうに目を逸らして黙り込んだ。

「……?」

 瑠璃は頭に無数の疑問符を浮かべながら思考を進める。

(え、何その反応。何があったん? え、しかも何で全員視線泳いでんの? 怖いんだけど。なんで? 全員なんかやらかしてんの? 何を? え、ここわたしの部屋だよね? なんでわたしがいない間にこんなこと起きてんの? 意味分かんないんだけど)

 ……まあ、ほとんどは三人に対する文句だが。

 一体、瑠璃の知らないところで何が起きていたのか。

 当事者は、三人。

 そして目の前にいる当事者も三人。

 そう、当事者はここに全ている。

「えーと……、それじゃあ……話を聞かせてもらおうか?」

 妙に芝居がかったように瑠璃が問う。

「…………」

「…………」

「…………」

「…………」

 そして、数秒の沈黙が流れた後、なぎさが渇いた口を開き、説明を始めた。

「えっと、実は——」


   ◇


 時は少し遡り、瑠璃が帰ってくる十数分前のこと。

「ただい、ま……?」

 なぎさが帰宅すると、玄関に見知らぬ男物の靴が二足あった。

 しかし、

「瑠璃の靴がない……」

 瑠璃がいないのに、二人、この家の中に、誰かがいる。

 なぎさは出来るだけ物音を立てないようにリビングへと向かう。が、誰もいない。と、思うと、

「——……、……だろ!」

「——……かな? ……」

 瑠璃の部屋から話し声のように思われる声が聞こえてくる。

(よく、聞こえないけど……街野(まちや)さん、と竹中(たけなか)さん……?)

 その二人なのは納得だが、瑠璃がいないのはなぜ? 何か事情があるのだろうか。また、二人は瑠璃の部屋で何をしているのだろうか。

 そんなことを考えながら、なぎさは瑠璃の部屋がある二階へ、静かに向かった。足音をたてないよう、注意しながら階段を上っていく途中。

「——? ——……でしょ? ——……なら、——……ない?」

「——ちょっ……、——……、——……だろ! ——……にしてっ!?」

 何やら二人の言い争うような声が聞こえてくる。

(何の話を…………?)

 考えても分からない。時間の無駄か。そう考えて、そこで思考を一旦中止する。歩みだけを進め、瑠璃の部屋の前まで行く。ドアを三回ノックし、いつもの学校スタイルで中にいると思われる人に話しかける。

「——あ、あの……、何をされているのですか?」

「(え、やべ……!? え? 今のって……)」

「(う、うん……。白鳥(しらとり)さんの声……だよね……)」

(ぼくと一緒に住んでること知らないのか)

 なぎさはもう一度ノックをして問いかける。

「あの、入ってもよろしいでしょうか?」

「え!? い、いやあー、そのー。ちょ、ちょっと、待ってくれない?」

 いや、人の家で何をしてたのか。なぎさは、疑間に思いつつも、間を空けずに答える。

「はい、分かりました。できるだけ早くに、して頂けますか?」

「お、おう!」

 途端に、隆二の声が、強張った声から、ぱぁっと明るい声に変わった。

「(や、やべえよ! は、はやく片付けねえと!)」

「(う、うん……!)」

 そして部屋の前でその片付けとやらを待つこと数分。

「自鳥さん、だよね? いいよー」

(結構時間かかってたな。なにしてたんだか。まあいいか)

 なぎさは瑠璃の部屋のドアノブを回して部屋に入る。

「あの、なんでお二人はここにいらっしゃるのでしょうか? 瑠璃さんがいないのに」

「あー、あいつなら、学校に筆箱忘れたーって言って取りに行ったぞ?」

「では、お二人はここで何をされていたのでしょうか? 何やら話し声が聞こえたのですが、よく聞き取れなくて」

「あ、あー。えっとな、その、まあいろいると……。女子にはあんま話しにくい話題だな……」

(ほう。はぐらかすとはね……。てかまずぼくのこと女だと思ってない? この人たち)

 そう疑問に思ったなぎさは、話を変えて聞いてみる。

「あの、少し話が変わるのですが、ぼくの性別、なんだと思ってます?」

「お、おう。だいぶ変わったな。……女じゃねえの?」

「うん、僕も女の人だと思ってる」

(あ、やっぱり)

「あの、まあ認識の違いですかね。瑠璃さんの性別は知っておりますでしょうか?」

「ああ、女だろ?」

(あ、そこは聞いてんだ)

「そうですか。知っておられるのですね」

「あの、白鳥さんは、瑠璃と同居してるの?」

「はい」

「家でもそんな感じなのか?」

「いえ、少し違いますね」

 全然少しじゃないけど。大分違う。

 元々、ヤン……じゃなかった、不良だったというところもある。

「あの、さっき話したぼくの性別についての続きなのですが」

「え? あ、うん。何?」

「——ぼく、男ですよ?」

「「…………」」

 ぽかーん、とその場に沈黙が流れる。まあ、妥当な反応だ。誰でもそうなるだろう。口元を引き攣らせながら苦笑気味に里津が言う。

「えーと、なんの冗談?」

 こう答えてしまうのも仕方がない。だって、なぎさの容姿は、身長があまり高くなく、髪も長い。声変わりもあったが、そこまで低くはならなかったため、声も比較的高め。男性らしさというものが、ほとんどなく、むしろ女性らしさの方がある雰囲気である。

「いえ、冗談ではありませんよ? 今ここで上裸にはなれます」

「は、はあ……そこまでしなくてもいいよ?」

「それでは、信じておられるのですか?」

「いんや? まっったく信じてないけど?」

「ですから上裸に——」

「せんでいいせんでいいから」

「まあ信じてますよとして」

(こいつら絶対信じてない。ま、そんなことはどうでもいいか)

「そう、ですか。それならいいのですが。それでは、最初の話に戻しましょうか。お二人は、ここ、瑠璃さんの部屋で、何をされていたのですか? とてもはしゃがれていたようですが」

「うぐっ、あ、ああ、それな……」

「何か、言いにくいようなことをしていた、という認識でよろしいですね?」

 とにかく問い詰めて、精神を揺さぶる。

(ふふ、腕がなるね。っと、危ない危ない。この雰囲気は外に出さないようにって、瑠璃に言われてたんだった)

 そう、なぜかは分からないが。

(……独占欲がどうのこうの、とか言ってたな)

 ……どういうことなのか、よく分からないが。

「よろしいはよろしいけど……」

「とりあえず説明を聞いてくれ」

(説明ぃ? まあ一応聞いてやりますかぁ)

 内心渋々といった感じで聞くことにする。

「分かりました、手短に。……貴方達も、瑠璃さんには聞かれたくないのでしょう? 早くせねば、帰ってきますよ?」

「おっけ。じゃあまずだな、俺たちがここに来たときからでいいか? 瑠璃が『忘れ物思い出したからわたしの部屋で待ってて』っつーからここにいたわけだが——」

 そして話を最後まで聞く。……なんとも思春期男子だなぁといった感じの話だった。


「——えーと……つまり、瑠璃さんのいないこの部屋で、瑠璃さんの服の入っている引き出しを勝手に漁り、下着などを見ていた、と?」

「えー、あーまあ、まとめると……そう、いうことになります、かね……」

「いや、瑠璃のことをそういう目で見てるわけじゃない! けど、ねえ? ちょっと気になるじゃん? 男の性ってやつですよ」

「そうですか。そのような一時の感情で瑠璃さんに迷惑をかけないようにしてくださいね? ………………瑠璃は、ぼくのだから」

「え、最後なんか言った?」

「……いえ、何も」

「そ? まあいいや。で、なんか話はまとめてもらったけど……どうすんの?」

「どうする……ってそんなの、決まってますよ」

 なぎさは、長く伸ばし、二つに結った髪を解き、一つに結びなおす。そして長めの前髪を右手で後ろにかきあげる。そして、目を細めて見下すように言った。一つも目の笑っていない笑みを浮かべて。そしていつもの雰囲気からは想像もつかないような口調で、声色で、二人を見据えながら。

「——お前達には、制裁を与える」

 なぎさが冷淡にそう言うと、

「……へえ? 白鳥は、そっち系のやつだったのか」

「え、なになに、これ。どゆこと? どういう話の流れ?」

 降二は状況を把握したらしい。里津は混乱。まあ、そんなことはどうでもいい。いやどうでもよくはないのだが。とりあえず二人を始末すればいいだけ。それ以外に考えることは何もない。なぎさはそう考えながら隆二と睨み合っていた——瞬間、瑠璃がドアを開いた。


   ◇


「——って感じだけど。……なんか文句ある?」

「いやありまくるわ!?」

 なぎさの話を聞き終えると、瑠璃は叫び、そして、貼り付けたような、目が全く笑っていない笑みを浮かべていた。

「……えーと? んじゃ、まず君たちからかなあ?」

 そう言いながら瑠璃は隆二と里津の方に鋭い視線を向ける。すると、二人は揃ってビクッと萎縮し、スーッと視線を逸らした。

「ふふふ、何も視線を逸らすことはないだろう? まだ何も言っていないじゃあないか」

「いや目が笑ってない目が笑ってない!」

()えーよ!?」

(……まだ平常心でいるようだなあ?)

 二人の反応に怒りを募らせ、感情任せに言葉を紡ぎ続ける。

「怒ってるんだから当たり前でしょうが! 勝手にわたしの下着を見ただぁ? ふざけやがって……! てめえらまじで許さねえからな……? 犯罪だぞ!?」

 瑠璃は、言いたいことを全て言い切り、さすがに言い過ぎか、と一拍置く。

「……はぁ。はい、反省の言葉は?」

 いつの間にか目を閉じて下を向いていたため、顔を上げて二人の顔を見ようとする。と、いつの間にか二人は土下座の姿勢になっていた。

「……は?」

 あまりに突然の出来事に瑠璃は戸惑いの声を上げた。隆二と里津のどちらからなのかと待っていたところ、先に口を開いたのは里津のほうだった。

「……そのことに関しては、反省しております。はい、犯罪……ですよね。はい。分かってはいたんですが……。つい、やっちゃい……ました、ね。……ほんっとうに、申し訳ありませんでした……!」

「言い分はクソだがまあよし」

 んまあ、反省が見えるからよし。ギリギリよし。里津、合格。続いて隆二の方に視線を送る。

「次。隆二」

「——っ!? ハ、ハイッ! えー、と……。お、俺、は……その。申し訳、ありませんでした。あー、うーんと、えー、まあ、はい。そんな感じです」

「却下。不合格。隆二、アウト」

「なんで!? てか却下って何!」

「反省が全く見えないからだが?」

「見えるだろ……?」

「『そんな感じ』でまとめたところが気に入らない」

「気に入らないってなあ……。んなこと言われても……さ。いや、だ、だってさ

ぁ……」

 すぐ言い訳する。……少し手心を加えてやるとするか。…………瑠璃はあえて、『お前俺にだけ厳しすぎじゃね?』という、隆二の視線での抗議は、無視していく。

「もう一度、チャンスをやろう」

「まじすか! あざっす!」

 適当な礼を隆二が言う。

「…………」

 そして瑠璃は黙り込む。

「?」

 隆二は訳がわからないと言いたげに眉間にしわを寄せ、首を傾げる。

(よし、前言撤回。チャンスはやらん。よーし、撤収撤収っと)

「なんでだよぅ。なんで無視していくんだよぅ」

「礼の言い方がなってないからだろう! なんだその態度はっ」

「ヒッ!?」

「あ、ごめん。さすがにきつかったね。はい、どうぞ?」

「……? ……!」

 と、隆二を手で促す。すると、隆二はきょとんと首を傾げ、はっと気付き、反省の弁を述べ始める。

「ま、こと、に……、申し、訳……っ、ありま、せん、で、した……っ」

「なんでそんな苦しそうなん」

 隆二がものすごいつっかえながら話すので、瑠璃は自然とツッコんでしまっていた。

(いやホントになんで?)

 心の中でもう一度問うと、

「なんか恐ろしいから?」

「なぜにはてな?」

 はてな付きの返答が返ってきた。

(いやもうなにこれ。もう何の話か分からん。えーと……あぁ、わたしの下着見たって話か。いやもう何してんの? まあ申し訳なく思ってるわけだし……)

 小動物のように見つめてくる二人には許しを与え、視線を右にずらす。

「……んじゃ、次は……」

 こいつ、か。

「えーと……、まずは、……何したんだっけ? ……あー、制裁の与え方か……」

「はあ? いや、だから、こいつらが……」

 なぎさが言い逃れようとする。……本人にその自覚は無いが。真面目に言っているつもりなのだろう。

「あーはいはい、さっきそれ聞いた」

 とりあえず適当になぎさを宥める。と、キッと鋭い視線が瑠璃を貫く。

(うわぉ……めっちゃ睨みますやん)

 しかし、その視線に屈した様子など一片も見せず、瑠璃は挑発的に、煽り気味に笑いながら言う。

「ん~? でも、わたしは、こいつらを許したけどぉ~?」

「う、うぐっ……。で、でも……っ、こいつ、ら、が……?」

 なぎさは分かりやすくダメージを受けた。そしてだんだんと声は尻すぼみになっていく。よく考えて、「あれ?」となったのだろう。自分は何をしたかったのか、と。

(よかったー。とりあえずは落ち着いてくれた、かな?)

「んーと、じゃあこの件はこれでおしまい……でいいね?」

「「……はい」」

「ん」

 返事の声が一つ足りないような気がしたが、この一件に終止符が打たれ……ようとしたときに、

「あのう、えぇっとぉ……」

 隆二が声を上げた。

「おう、どうした? そんなに改まって」

「あの~、ですね……。もし、もしも……、の話、なんですけどね? もし……俺たちが瑠璃の、その〜、ブr……下着で、ですね……遊ぶ、と言いますか……何と言いますか…………、を、していたとしたら~、ど、どう、されますかね?」

「は? 殺す」

「おぅふ」

(えーと、遊ぶ? なんそれ。てかもしも? ……やったってことか。いやバレてねえんだから言わなきゃいいものを……)

「うーんと、遊ぶ、の範囲によるかな? 何をしたのかなー?」

「い、いえ、別に何かしたわけじゃあなくてですね」

 この期に及んでとぼける隆二。

「な、に、を、したのかな?」

 それに対し、冷静に圧をかけて問い詰める瑠璃。すると隆二は覚悟を決めたかのように俯いて拳に力を入れる。その瞬間、

「…………においを、嗅ぎました」

 とんでもないことを言い放った。

(は? 聞き間違い、かな?)

 そう思うのも仕方がない。匂いを嗅いだ、と、そう言ったのだ。女子の……いや、瑠璃の、そう、親友の下着を、だ。

「ほ~ら言わんこっちゃない」

と、白けたように里津が言う。まあ確かにそう言われればそうなのだ。言わなければよかったのだ。そうすれば、知られなくて済んだ。

 ——だが。じゃあお前はどうなんだと。お前もそこにいたよなと。そんな意思を込めては里津を睨む。その視線に気付いたのか、里津は声をあげる。

「えっ……なに?」

「君は?」

 短く問う。

「君は……とは?」

「フッ……」

 と、ニヤリとし、

「とぼけるんじゃねぇよ」

 真顔で怒りを露わにする。

「——っ」

 あの里津でさえ——どの里津かは分からないし、おそらくそんな里津はいないのだが——、このオーラに圧倒されてしまい、思わず息を呑む。

 ……この後、里津がどのような結末を迎えたかは、想像にお任せしたい。

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