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一話 日常の変化

私の記念の第一話です。読んでいただけるだけで自分のやる気につながります。よかったらこの作品にコメントください。今後ともよろしくお願いします!

2015年3月17日。おんぎゃあおんぎゃあ!

 俺はある時母親と父親との間に生まれた男の子、名は【拳】(ケン)。成長すると元気で活発、髪の毛が硬くていつも寝癖がついてしまう。将来はお嫁さんを守れるような立派な人になりたいと思っている。

 俺は突如思う。両親はなぜこの名前をつけたのか、思い切って聞いてみる。

 「なんで俺に拳っていう名前をつけたんだ?」父親はゆっくり顔をあげ真面目で温かい笑顔をして話す。

 「拳聞け、こぶしを振ると絶対、まっすぐ飛んでいく。そう思うだろう?だからお前にはまっすぐ突き進んだ人になってほしいんだ。このお父さんのようにね!だからこの名前を付けたんだよ。」と父親は笑顔で少し真面目な話をしているがふざけたような口調で話をした。やっぱり自分の事の話を大事に話す様子を見ていると少し恥ずかしいがふざけたような口調で話してくれたので恥ずかしさが消えていく。

 俺が小学生の時に妹ができた。名前はのどか。くりっとしていて可愛らしい目が特徴的だ。妹はものすごく意地悪だがたまに心配性のところが出てかわいいなとほんの少し思う。

 なんやかんやで2030年。俺は中学を卒業し今、春休みを楽しんでいる。

 時間というものは早すぎるな。いつの間にか大人になってしまいそうだ。

 そして一日は過ぎる。

 今日は日差しが強いな。春のくせして暑い、アイス食べようかな、とのん気にぐったりしていた時あたりが暗くなった。なんだ?と一度空を見上げる。するととてつもなくでかいなにかが俺の上を覆った。見上げていると土や岩などがあちこちに振っている。なんだこれ?これって島か?なんて言ったらいいか分からない、だがこれだけは言える。謎の地形だ。

 そんなことより早く情報が欲しい。そう思いテレビをつけた。テレビを見ているとどのチャンネルでも「突如未確認飛行物体が……。」「突如未確認飛行物体が……。」全部同じものか。とりあえず自分でも見てみよう!俺は外に出てみた。土や岩に気をつけて傘を持って外に出た。まさか、そのまさか、か?俺は気付いてしまった。この未確認飛行物体は日本全体を覆い隠している!?俺は慌てて家に戻り、もう一度テレビをみた。「やはりそうだ!海側は一部空が見えている!流石だな俺!。」今日はテレビの前に付きっ切りで座ってニュースを見ている。テレビではいち早くマスメディアたちがあの未確認飛行物体を見たいがためにヘリコプターや飛行機で見に行って全国民に情報を届けていた。

 そこは、美しい。自然豊かで地形の真ん中には漫画やアニメでしか見たことのない世界樹のような巨大な木。「すげえ。」この言葉しか出ない。いつか行ってみたいな、あの上に。

 ニュースは深夜まで24時間放送。流石にずっと見ていると眠くなってくる。そしていつの間にか俺は眠りに落ちていた。

 夢であの木の上で知らない女の子と空を見上げていた。「ありがとう。」そう彼女は言った。

 目が覚めて起き上がる。変わらぬ日常、ん?腕がなんか熱くね?燃えてる!?いや燃えてない?落ち着いてもう一度腕を見てみると半透明で血管がよく見える、血管以外も周りでは炎が中で燃えている。まるでエネルギーのように。どういうことだ?一旦家族の様子をと思い、見に行ってみると家族全員に変なものがある。「これアニメでみた特殊能力ってやつじゃないか?」

 そう、この一夜ですべての人間に特殊能力が宿ったのだ。拳は大急ぎでテレビをつけた。そこでは暗闇の中でニュースに応じる日本人たちが多くいた。

「緊急速報です。この一夜で日本人たちに何らかの能力が宿りました!私たちは人々にインタビューをしてみたいと思います。ではあの人に聞いてみましょう!インタビューいいですか?」

「私ですか?」

「はい!あなたの能力は何ですか?」

「私の能力は水を作り出すことができます。朝起きたらベット、びしょびしょで…………気がついたら手の内から水が出ていたんですよ!ほんと焦りました。」

「そうなんですね!あの地形についてどう思いますか?」

「そうですね。今は邪魔だと思うんですけどいつかあそこに住めたらいいなと思っています。」

「分かりました。インタビューありがとうございました。現場からは以上です。」

 そうインタビューに答えるのは見覚えのある顔。俺の父であった。「父さん!?」飲んでいた牛乳を勢いよく吐いてしまった。なんでテレビに映っているのかと疑問に思っているとガチャッと玄関から音がした。「ただいま~!」父さんの声だ。

「父さん。テレビに映ってたよ。」

「やっぱり?なんかインタビューされてよ。」

「なんか息子に見られると恥ずかしいな。」

「そうなの?」

「あぁ!そうさ!」

 父さんは恥ずかしさを打ち消すように大きな声で言った。

 すると寝室と妹の部屋から悲鳴が聞こえた。急いで様子を見に行くと母さんは目の前にある目覚まし時計を浮かせていた。これは浮遊の能力か?妹はぬいぐるみと楽しくおしゃべりしていた。これはなんだ?とりあえず大事にならなくてよかったと安心した。

 俺たち家族はテレビの前でぐったりとニュースを見ている。ほとんどが特殊能力インタビューだったがここで思わぬニュースが目につく。

「緊急速報が入りました。現在日本の真上にある地形ですがこれから上の地形へ住み替えが行われるとのことです。そして住み替えの時期は明日からだそうです。」

 は?いやいや展開が早すぎだろ。てかどうやって上に行くんだよ、しかもこの家や日本はどうするんだよ。と文句を言っていると反論されたかのようにニュースキャスターが言う。

 「私たちの日本は今日から変わります。第二の日本【キャスティロ】になります。そしてこの能力の名は【ファクタジア】と言います。」と国会で決まったらしい。

 納得できないまま俺ら家族は住み替えの準備を一度寝てからキャスティロへ行くことにした。

 目覚めから起きるともうお昼の12時36分。朝という実感が暗闇で全くない。太陽の必要性を今、実感した。俺らは昨夜東京に新しくできたキャスティロ空港というところからキャスティロにいくことができることを知った。俺らは車で空港へ行くことにした。道中ファクタジアを使ってキャスティロに向かう人々もいた。もうこの能力を使いこなせているんだなと敬服していると目的地に到着した。そこは田舎の駅のように質素な作りになっている飛行場。しまいには飛行機の滑走路が一レーンしかない。大丈夫か?と心配しながら飛行機へ乗り2時間後にキャスティロ上空を飛んでいた。

 「久しぶりに見たな太陽!」

 そこはテレビよりはるか大きい世界樹がよく見える。美しい。何度も言ってしまいそうだ。俺はここで断言できる、枯れることのない世界樹。

 飛行機から降りすべての手続きを済ませると案内人が来てどこに家を建てるか決めてすぐに建ててくれるという。なんともうファクタジアを使った仕事ができているのだ。家族全員は腰を抜かすほどの驚きが見えた。俺らは世界樹の近くマディー町という日本でいう群馬県に位置するところへ住むことにした。住み替えの準備も終わり家族は一度ほのぼの各自、探検へ行くことにした。世界樹の近くでは異世界アニメで見たような市場がたくさんあった。俺は日本と変わったところを何かあった用に買ったメモを持って変化したところを書いていった。

 ・衣服・雰囲気・家の外装など。

「ん?何だあれ?すっげーでかい建物だな。」その建物はよく表すときに使っている東京ドーム半分ぐらいの大きさをしている。俺は作っている人に話かけた。

「すいません。これ何を作っているんですか?」

「こんにちは~。これはねキャスティロの学校なんだ!このキャスティロにはたくさんの町があるだろう?その町ごとにこれと同じぐらいの学校を作る予定なんだ。君何歳?」

「今年で15歳です。」

「お?ラッキーだね。この学校は小中高校生からの学校でマディー町に住む小学生、中学生、高校生が通う大きな学校なんだ。」

「ここではファクタジアの座学を学んだり自分の能力をあげる実技などがあるよ。」

 待てよ。ファクタジアの座学?ファクタジアの事についてはまだ2日3日しか経ってないはず。そんなすぐに座学を学べるのか?一応聞いてみるか。

「でも座学って言っても何を学ぶんですか?実技なら分かりますけど…………。」

「今、ファクタジアの研究をしている専門家が2日3日で結構研究が順調らしいよ。その研究結果をこれからの子供たちに教えたいらしいから学校を作ってファクタジアの座学をやるらしいよ。まぁ今まで高校でやる座学もやるらしいけど。頑張ってね。」

「仕事中なのにありがとうございました。」

「いやいやファクタジアでちょちょいのチョイでやれるから大丈夫だよ。」

 俺は最後に一礼をしてその場を後にした。そうか研究がそんなに進んでいたとは、これもファクタジアのおかげか?俺はメモに追加で【新しい学校】と書いた。

 それにしても日本とは違うファンタジー系だな。

 ふと気がつく。

「あれ?俺の能力ってなんだ?」今まで気が付かなかった、他人の能力に気を取られていた。俺の能力の特徴は腕が半透明で血管見えて炎が見えてこれしかないやんけ!って言ってたら日が暮れそうだ。もうそろ夜だから一度帰ろう。そうしてなんの能力なのか推理し考えながら帰る。

「腕に炎のようなエネルギー………………なんか手から出そう。」俺は思いっきり力を右腕に籠めひとけのないところに放った。すると「バキッ!」目の前の木が燃えながら折れた。俺は動揺してその場から逃げてしまった。逃げたあと突然の激しい痛みと右腕の震えが止まらなくなった。

「何だあれ?!危険すぎる!」俺は今まで画期的なもの便利なものとしか見えていなかったファクタジア。誰もがそうだ。研究者はこのことに気が付いているのか?気が付いてないのだとしたら結構やばい。今、俺だけが知っている、ファクタジアの最悪を危険性を。学校が始まったらいや始まる前にこの最悪が起こるかもしれない。とりあえず学校が始まるまで結構時間があるはず。それまで独学でファクタジアについて研究しよう。俺がこの最悪を止めなければならない!俺は世界樹に誓う。【ファクタジアを平和のために使う。そしてこの世界、人生をかけてでも守ってみせる】それが俺の生き方だ!

後書きになりますが一か月に二話ずつ出せたらいいなと思っています。

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― 新着の感想 ―
感想失礼しますわ。キャスティロを気になって見に行った時に主人公は土や岩から身を守るため傘を持ったと書かれていますが、傘だいぶ強いなと感じました。それと、マディー町の学校についてなのですが、東京ドーム1…
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