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異世界で生きたい  作者: 丸丸九
本編
90/134

激闘

まさか約3000文字行くとは思わなかった、ノリと勢いで書くのも考えものですね。

そして一言

タイトル詐欺はしていない!


あー、ご挨拶したのはいいんだけど多分嫌われているかな。

だって言葉を噛みこそしなかったとは言え結構震えてたからね、マッサージチェア使ってんのか?ってくらいブルブルしていらっしゃった。

目のこっち向いてるようで実は全く違うところ見てそうだし、こりゃ溝埋めるのは結構厳しいのでは?

どうしよう、来るもの拒まずの精神で(自称)フレンドリーに接しているけど無理させてまで仲良くしようとは思わないからなぁ、だからと言って俺のこと嫌いでしょ?なーんて聞けるわけないし。

うーん、まぁいっか。

こうやって話しかけてきた以上向こうには何かしら引っかかるものが自分にあったのだろう、それに覚悟もあるはずだ。正直言って初対面の印象が最悪だったからあまりいい人間だと思われてないはずなのだ。有り体に言えば見下されてたり恐れられてたりする可能性がある、それなのに話かけてきたのだ。これはもう普段通りで且つ気を遣わない方針でいいのでは?

だって初手の印象が最悪ならばそれ以下に行くことはないし、そういうやつだということを理解している上での会話なんだコレは。

うん、QED証明完了。同じことを2回繰り返した気がするがそれって理解が倍深まるってことだからノー問題。

そうと決まればいつも通り距離を詰めて行くことにしよう、物理的にも精神的にも。








「ところで立ちっぱなしってのもなんですから、お隣の席どうぞ」


!コ、コイツ…急に距離を詰めにかかってきただと!どこまでフワフワ無警戒ベイビーなんだコイツは!?

いや、もしかしたらコイツが滅茶苦茶に聡い奴でこれまでの事全てがハッタリの可能性がある。そう思いたい、というかそうに決まってる!

つまりこの誘いは罠の可能性なわけだが、これを断る理由もない!実際会話の際に片方が座ってて片方が立ったままって、何かしら従属関係か何かの図だろう、例えばココに椅子が足りないから仕方なく、といければ良かったが生憎足り過ぎている。

どうにかして回避できないもの…

いや待てよ、さっきから何を警戒する必要がある。

流石にここまで露骨にやって純粋な好意とか敵意無しってのは流石に有り得はしないが、少なからず今はこっちを害する気はなさそうだ、もし力でかかって来るなら返り討ちは楽だし、情報戦になったっとてこっちに有利がある。

なんだ何も怯えることなんてなかったじゃないか、あードキドキした。そうだよ俺は強いんだ、こう見えて大陸で上から数えた方が速い位にはいるしな!

それにこういうやつの懐に入り込んで謀略を鼻っ面からへし折るの結構好きなんだよね、フフフ、見え見えの罠に、馬鹿みたいに飛び込んでやろうじゃあないか!その結果罠にかかるのはお前の方だがな!






「ええそうですね、では失礼させて貰いましょう」


うわぁ、なんだろうこの人。

これまで人となりを読めてきたことって無かったけど、この人マジでわかんねーな。クールっぽい見た目だし、クールっぽい雰囲気も漂ってるけど腹芸ダメなタイプの人だ。

だって着席を促してからある程度経ってから言葉出てきてるし。

人に対して百面相って言葉初めて使うけどここまでぴったりの人も少ないんじゃないかな?いや、別に喜色満面に笑ったりしてるんじゃなくて、表情の変化自体は少ないんだけど、なんだかすごいわかりやすい。変化に乏しいけど百面相なんだよな。最初は青ざめたり、その後目を見開いたりして、今度は自信に溢れた顔してる、面白ーい。

面白い、が、同時に腑に落ちないことが一つ。

原因は自分にあるのは流石にわかるけど、何が彼をこうさせているんだ?今まで俺がやってきた事って妙なテンションの挨拶と自己紹介と席を勧めただけだぜ?

あ、もしかして宗教上かなんかの理由で席に着けないタイプの人ばのか?

イヤイヤ、受付でガッツリ座ってたしな、背もたれがちょっと後ろに倒れてる奴に。

本当になんなんだろう?今サラッと隣に座ってきたことも謎だし、俺向かいの席指したはずなんだけど、それにどうだと言わんばかりの顔してる。

いや、えぇ?彼は今何かを成し遂げたのだろうか?


・・・・


あ、あれか?もしかして見た目年齢と中身の年齢が全然違うタイプの種族さんなのか!?いるのか知らないけど。

これならギリギリ納得行くか?見た目と中身が釣り合わないなら表情と雰囲気の矛盾もわかる、そして着席を拒んだ理由…イヤイヤ期ってやつか?

アレって赤の他人にまで影響を及ぼしてしまうものなの?

わからないから完全な正解とは言えないが、コレは当たらずとも遠からじって奴ではないか?だって席についていらんない人は多数いれど、座っただけでドヤる人なんて乳幼児くらいのもんでしょうに。

だからと言ってこっから急に子ども扱いするのは悪手中の悪手

あからさまな態度は何であれ不快感を与えるし、この推論がもし間違いだったら赤っ恥間違い無いからね。

ここでとるべき行動は静かにスルーが正解だな。何事もなかったように振る舞うのだ、顔にも出しちゃいけない、子どもって結構人の顔を見ているって聞いたことあるからな。






「あの、失礼承知でお願いするのですが実は私、字があんまり読めないもので、もしよろしければ自分にも読めるような本を教えては貰えないでしょうか?」


ほう、予想外の行動を取れば少しは動揺でもするかと思ったが中々肝が据わっているじゃないか。眉も口も動きはしないし不自然な目の動きも無し、か。

もしかして二重に罠を張っていたのか!?なんて事だ!裏の裏をかかれて結局コイツの手の上だと言うのか!

しかも見事に煽られた!こんな策略組めるやつが字を読めない訳ないだろう、現に今読んでいるものは…

魔導書、だと

ハッ!聞いたことがある。確か魔術師というものは別次元の文字、魔導文字で書かれている魔導書の解読ために小さな頃より通常の文字に触れず、生まれてすぐから魔導文字のみで教育されるため普通の文字を読むことができないと。

しかし誰も魔導文字を使用した会話を成立させることができないから通常の言語での教育だから話すことはできると。

今わかった、コイツは間違いなく魔術師だ!

なんて事だ、唯の凡人だと侮っていた罰がコレか!俺自信も魔法に心得はあるが、それは大衆に向けて簡略化されたものでしかない。俺が使える魔法はその道のプロフェッショナルにとっては小石を蹴飛ばすのと変わらない程度の技術の模倣!

だが悪いことだけじゃない、今居るのは奴が魔法を放つより先に服の下に隠してあるナイフを叩き込むことができる距離!

少しでも怪しい動きをしたら、奴の首に向けて容赦なく突き立てる覚悟もある。今の趨勢はイーブンだ。

今しなきゃ行けないことはなんだ?コイツを今すぐ処理すること?違う。この状況のまま保つことだ。

正直恐れている、コイツを。

だから手を出すことが俺には出来ない…だが俺だって唯の戦闘狂じゃないし奴だってまだ理性的な一面を見せている。このまま乗り切ることができれば全てが平和に収まる、そのためには奴に付け入ってはいけないし付け入らせてはいけない。

胃が痛くなってきた、なんでこんなピンチに見舞われなきゃならないんだ?




「そうですか、それでは少々お時間頂きますがお眼鏡に合うものをしっかり見つけて見せましょう」


うーん、とりあえずこの人の心内評価はヤバい奴で決定かなぁ。いつも通り顔の変化凄かったし。


「それは心強い!是非お願い致します!」


はっきりここに宣言しよう、コイツはヤバい奴だ…!

次回は外野から見たこの二人です。

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