棘の記憶
目の前に建物が見える。
木造で決して大きいとは言えないけれど小さすぎもしない丁度いい家。部屋は確か4つか5つ、台所と食卓が一緒の部屋にあった、僕はそこから料理を作るお母さんを見るのが大好きだった。とても暖かい場所だった。
けれど、すぐに寒くなってしまった。
食卓は真ん中から折れ曲り、椅子や棚は倒されカーペットが赤く染まっていた。
胸が、目が、頭が熱い。ボーボー火が立っている。
視界には赤しかない、頭がボーッとし出す。
あれから一年、僕は違う場所にいた。
おんなじ境遇の子たちが集まる場所、可哀想な場所。
そんな中でもいっとう可哀想なのが僕、誰からも見向きされない、必要とされない。目は暑いけど身体は寒い、誰かに抱きしめてもらいたくなる。
惨めで辛くて暗くて、最悪だった。
だから逃げ出した。全部全部を見限って。
それから1年、僕はまた違う場所にいた。
前の所と似ているけれど全然違う場所、あったかい場所。
また見つけられたもう一つの居場所。今も暖かい場所。
でも僕は冷たい、どこにいても暖かくなれない。
僕は誰からも見向きされない、必要ない。
誰もいない、誰もいない、誰もいない。
僕のそばにはいつも火があった、最初は太陽、その次は松明、今は蝋燭。
僕の火は消えない、いつまでも僕のそばにいる。
僕を燃やし続けている、誰かを燃料にして。
僕は火を消したい、だから今日も誰かを探して彷徨っている、新しく出会えた彼は、
僕を燃やし尽くしてくれるのでしょうか?
1話夢、2話記憶、3話〇〇!
↑イマココ
全く理解できない話が2話続いていますが次の話でちゃんと収集つけますのでお楽しみに、
次も頑張るよ!応援してね!




