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異世界で生きたい  作者: 丸丸九
本編
105/134

田舎の男と緑の男

4月いっぱい全く更新できなかったのはマジで恥だと思う。

「ああ、すまんな。昔に生まれてるもんでの、うっかりそっちの名前を言っちまったわい。人間のお前…あー、マクロには理解できんじゃろ?」


耳がキーンとする、名前を聞いたらまさか咆哮を喰らうとは思わなかった、コレが異世界ギャップ…!ある程度見切ったつもりだったけどまだ俺の異世界生活は最初の平原レベルだったってことか!?早急なレベルアップが望まれるな!

にしてもすごい声量と発音だった。あえて文字化するならグギョゲギャア!とかグロギゲギャア!みたいなマジで言葉じゃない言葉ってな感じだった。

ちなみに自分の名前はさっきの言葉だと多分ビビャウゲギャアになるらしい、為になったね!


「改めて儂の名はグローガ、よろしく頼むぞマクロよ。」


「ハイ、よろしくお願いします、グローガさん!」


と、がっしり握手。改めてスケール感がやべぇってことを考えるのも5回目くらいな気がするけど本当に凄い。この表現も2回目くらいか?

いやでもな、自分の手見えないだもん。緑色の皮膚と黄色い爪くらいしか見えないんだよ、痛くないから大丈夫なのわかってるけど、不安になる図だな。

にしても握手の文化ってあるんだね、儀礼的な意味を含んでいると理解しているから自分は違和感なく出来るけど、冷静に考えて意味わかんない行動だよねコレ。


なんてどーでもいいこと考えてると視線を感じたのでそっちを向くと、移動が終わったみたいでアジーさんがこっちを見ていた。うん、話しかけづらいよね山の擬人化と恐竜もどきと恐竜に甘噛みされてる粘液べたべた男って光景に入って行きたく無いよね凄いわかりみ。俺だったら見つけた瞬間回れ右して全力ダッシュ安定だもの。

それでもお仕事だから話しかけようと頑張るアジ―さんを私は推していきたいと思う。


「お、どうやら移動も終わったようじゃな。名残惜しいがひとまず一旦の別れだな、儂らは仕入れがてらしばらく町におるから何かあったときに頼らせてもらうぞ。もちろん報酬はたんまり弾ませてもらうとも。」


「ええ、勿論。まぁ報酬のことに関してはそのあたりはうまいこと調節をね。何にせよドドンとお任せくださいな、あ自分たち町はずれの方を拠点としてるんで良ければこの後案内しましょうか?」


「いいのか?ならばよろしく頼みたい、後、宿も紹介してもらえると助かる。ここの人らは特別差別的でないが別に友好的でもないでな、それにスタリアや儂みたいのは特に宿に困るんでな。」


ああ。見るからにですものね...口には出さないけれど。

にしてもさっきからちょびちょび感じていたけどやっぱり差別とかそういうのってあるんだな、いやまぁ仕事初めに話してた魔物の呼び名の事とかあったもんね、あれはそういう呼び方ってだけだったけどこっちのはあからさまだもんなぁ、そういやスライムもドラゴンも幽霊も見てきたけどゴブリンに合うのは初めてだもんな。やっぱり拒否されてきたから町で見なかったのかな。

...おっし、めっちゃくちゃに協力しよう。自分ひとりに何ができるか分かったもんじゃないし正直自己満足の偽善的行為なのは理解できるけどそれでも力になれるだけなりたいな。

そんな感じだから頼みを断る気なんて全くないわけで。


「お任せくださいな!この真黒くんにかかれば快適なお休みを提供しますとも!」


「うむ、いい返事ももらえたし早速繰り出すとするか!」


「あ、それはちょっと、まだお仕事残ってるんで。」


「む、そうか。」


あ、しょんぼさせてしまった、この人見た目に反して結構感情の振れ幅大きいな、話してて楽しいタイプだ。こういうギャップに弱いんだよね、ボク。

さって、んじゃささっと仕事終わらしてきますか!十分休んだから元気も回復したしね!



というかいま気になったんだけど自分はさっきからゴブリンゴブリンって言ってるけど種族名本当はどうなんだろ?んでもドラゴンはドラゴンで通じたしスライムもそれで通じるしな。何かしらの翻訳フィルターが耳にも口にもかかっているぽいから気にしないで会話できるからいいけどそういやグローガさんの咆哮だけは翻訳されなかったのはなんでなんだろ。

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