表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
49/151

第49話

本格的に魔王に迫りつつあるゴキブリたち。果たして魔王はどうなる!?

第49話 黒光りVS白光り! 決着はどうなる!?


黒いプロボディビルダーのような4本腕の大男と、くすんだ白のマントを纏う、肩まで延びた金髪の、瞬発系アスリートを思い起こさせる体格をしたイケメン男、そしてモデルのような体型をした白い着物を纏う、容姿端麗な女剣士が高台に居た。


閃影「構えて…………」


男2人が横一列に並んでいる


閃影「初め……………」


言い終わるかなり前に両者とも走り終えた。彼らが走った方向には、凄まじい衝撃波がプラズマと共に通りすぎていった…………


刻蝋値「どうだった?」


スパーク「…………」


閃影「…………すいません、拙者にはとても、違いがわかりませんでした」


刻蝋値「そっか~…………俺の方が0.001秒位速い気がしたが、スパークはどう思う?」


スパーク「…………チッ、勝ちを譲ろう。次は腕相撲だ」


(そろ)って地面に伏した。


刻蝋値「良いのか? 流石に筋力はあからさまに俺が上だぜ?」


スパーク「筋力だけで判断している辺りが素人だな」


奴は、ほくそ笑んだ表情で、俺の顔を見てきた。


閃影「構えて…………始め」


スパークの腕が下となり、1つ小規模なクレーターができた。


刻蝋値「筋収縮速度も俺が上だ。最もRFDは互角だったらしいがな」


今度は俺が、ほくそ笑む番だぜ!


スパーク「フッ、成る程、この国に身一つで入ってきただけはあるのか」


刻蝋値「次は木の薄切り対決か」


…………やあ、俺は(こく)(ろう)()。いきなり訳わかんない展開になってるけど、この金髪忍者・光影もとい、閃殺のスパークに色々挑まれているんだ。これからやろうとしているのは、同じ大きさの細い丸太一本を薄く大量に速く切る種目…………らしい。薄く切るほど、多く切るほど、早く切り終えるほど、一つ一つの大きさが等しいほど点数が高いよくわからん競技だ。切った丸太が欠けていたら失格らしい…………めんどくせぇ。


閃影「構えて…………初め!」


スパーク「フッッ!!!」


刻蝋値「チョリャリャリャリャリャリャリャ!!!!!!!!!」


『ボオオオォォォ…………』


閃影「そこまで!…………闇影の丸太が摩擦熱で燃えて失格につき、兄者の勝ち!」


スパーク「フッ、速度はともかく、雑さが課題だな」


刻蝋値「うるせぇ、今まで負け続けの(くせ)に勝ったとたん調子に乗りやがって。次は勝つぞ!」


…………まぁ、こんな風な試合を午後になるまで続け、大体俺が勝って、たまに負けたりしたな。


刻蝋値「あー、よくわかんねぇことしてたら腹へった。燻製(くんせい)肉でも一緒に食おうぜ」


2人の分も出した。


スパーク「もう少しくれないか?」


まだ半分も残っているのに、おかわりをねだってきやがった。


刻蝋値「残さず食えよ」


俺の流儀では、食べ残しからの破棄は大罪だ。故に釘を刺す。


スパーク「俺がそんな不届きな奴に見えるのか?」


刻蝋値「見えてるよ」


スパーク「…………やれやれ、その辺の認識も改めさせる必要があるな」


だから釘を刺したのだと、分からねぇのかなぁ?…………一方、


閃影「…………美味しい。異国の肉はこんなに美味しいのか!」


閃影が、外国産の肉の旨味に感動していた。う~ん、肉を頬張る顔もか~わいいっっ!!


刻蝋値「俺特性の魔物肉だ。元の見た目が悪い奴でも俺の手にかかればちょちょいのちょいよ!」


言いながら自分の分を平らげた。


スパーク「…………俺に匹敵する身体能力に加え、何もかもを餌さとする悪食は、お前の強さを表してるな。お前ならどこででも生きられるだろう、見直したぞ」


刻蝋値「悪食じゃなくて料理術な! 後、身体能力も俺が格上だよ。これからも見せてやるから、両目を外に飛ばして見てろ」


コイツ(スパーク)は、中学生所か小学生で精神年齢が止まっているんじゃね? そう思わせるくらい負けず嫌いだな。


閃影「いや、兄者(あにじゃ)は既に闇影を認めておるのだぞ」


スパーク「よせ、調子に乗らせれば、こいつの精神的成長が遅れる」


ウゲッ! (精神的に)格下だと思っていた奴に、(本人なりに)気遣われていたのかよ、俺!!


刻蝋値「へえへえ、これからもご教授よろしくお願いしますよ。人生の大先輩様」


…………まぁ、これだけ気遣いをされたなら、こう返すのは礼儀だよな。


スパーク「ふん、後輩の指導は上に立つものの務めだからな」


…………マジで責任感を感じさせられる(ツラ)で返事してきやがった。


~夜~


頭領「3人とも、それぞれの暗殺任務ご苦労だった。奴等の死により、かの地の民達は束の間の平和が訪れるだろう。じゃが、すぐに将軍が動くじゃろう」


スパーク「あの人でなしを直ぐに殺しに行くか? 奴も魔王が取り付いている候補の一人だろう。最も、俺が生まれる前からあんな奴だったから、どちらにせよ暗殺対象にすべきだと思うがな」


この発言が本当なら、スパークの意見に一理ありだと思った。


頭領「まぁ、その前に、ノースの国王を暗殺してもらおうと思う」


刻蝋値「いきなりだな。奴は先日艦隊が潰れているから、何も出来ないと思うけど」


潰したのは勿論、オ・レ・だ!


頭領「他国の侵略は兎も角、ノースの王子が危ない。光影の報告によれば、気を抜いた魔王が王子の暗殺を画策していたと言うではないか。ならば彼を救うことで魔王の邪魔をするのが道理よ」


閃影「…………私もここにいると言うことは、2人と共に行けと言うことか?」


ハァ~~、太もも眼腹~~!! くノ一、最ッ高~~~~!!


団員達にブチギレられそうなことを、閃影を見ながらついつい思ってしまう。


頭領「うむ、良い機会じゃ、2人の力と海外の文化を学べ」


閃影「はっ!」


スパーク「足手まといにならぬよう、精々頭を使うんだな」


刻蝋値「なにもそんな言い方しなくたって、俺らがいれば問題ないだろ」


テメェ、それでも兄か! そう言いたくて仕方がなかった。


~居間~


スパーク「……昨晩から1日、お前たちと関わり合ったことで、一先ずは最低限の信頼を持てる相手だとわかった。闇影、そして閃影…いや、(るい)


閃影「…………下の名を覚えていたのですね」


スパーク「いつも心の片隅で、俺を人間側にとどめさせてくれた名だ、忘れることは出来ん。俺の過去を話しておこう」


刻蝋値「確かあのクソ将軍、金髪って言う理由でお前を追放したんだっけ?」


俺の父親を超えるゴミクズだぜ。


スパーク「ああ、母と共に、城から追い出された俺たちは、たちまち下劣な思想を持つ群衆どもに()められ、役人から逃亡する生活になった。その途中、母は俺と先祖が愛用したとされる刀を(おとり)にし、俺の前から姿を消した」


閃影「母上は…………今、生きておられるのでしょうか…………?」


スパーク「知らん。こうなることを考えずにあの俗物に取り入ろうとするような奴には興味がない」


刻蝋値「まぁ、スパークを見捨てたんだし、恨まれても仕方ないわな」


そうか…………コイツ(スパーク)(閃影)にもあんな態度を取るのは、人間不信だからなんだな。


転生前までの俺自身を思い出しながら、スパークの言動が引っ掛かりまくった理由を理解した。


スパーク「ここでは忍び名で呼び合うしきたりだぞ。俺は激しい怒りに身を焦がし、迫り来る役人どもに一心不乱で抵抗を行った。当然幼子の筋力から放たれる拳なぞ、牽制(けんせい)するのが精一杯の威力だが、普通の幼子の数倍の筋力があった俺は、役人より速く走ることが出来たため、振りきることには成功した」


刻蝋値「捕まらなかったとはいえ、今まで何を食って生きてきたんだ?」


スパーク「主食は虫だった。人の影に隠れながら、飛び交う虫を見つけては捕まえ、食すこと万を超えた。皮肉にも、お陰で肉体に強さと疾さ、丈夫さと図太さを獲得させることが出来たがな」


閃影「奇跡なのでしょうか? 拙者もよく独房に閉じ込められ、虫や蜘蛛を頻繁に食してました」


全くあのクソ将軍、2人(忍兄妹)の話を聞いているだけで、(はらわた)が煮えくり返ってきやがるぜ! けど、一方でよぉ


刻蝋値「昆虫にはたんぱく質が豊富だからな。2人とも肌がキレイで健康的な筋肉がついてるわけだ。特に閃影はバランスよく脂肪も付いてとてもe…」


スパーク「そうだ、閃影。お前はこれから脂肪を削ぎ落とせ。今のままでは出せる速度も出せないだろう」


刻蝋値「テメー! 閃影の美しさを損なうつもりか! 兄らしく妹の気持ちを汲んでやれよ!」


スパーク「生存することが最重要だ。最も、脂肪が失せた程度で醜くなることなどないだろうがな」


心無い発言と見せかけて、妹を思っての発言だったのか。…………なのに


閃影「…………!! 二人とも…………ありがとう…………グスッ」


閃影は、見た目を褒められたことに無縁だったようで、頬を赤らめ涙を流し始めたのさ。俺達と言わず…………誰もが振り替える美人なのに…………!!


刻蝋値「おいおい…………、普通は俺達のような感想を持つものだと思うが…………」


俺は困惑と悲哀の気持ちで頭がイカれそうだぜ…………


スパーク「それほどこの国が浮世離れしている証拠だ。俺は生きる場を山奥に変え、より多くの虫や蜘蛛、小動物を食らった。瓜坊を蹴り仕留め、食おうとすれば、親に追われ、1年後に、成体の猪を仕留めたすぐ後に、熊に横取りされたり、熊に勝とうとも、更に上のモンスターが立ちはだかり、生き抜くことに苦労し、人らしからぬ生き方でその日をしのいできた」


刻蝋値「だけど、城で過ごすよりは良かったんじゃねぇの?」


 独房の閃影は、動くことすら(まま)ならないだろうからな。


スパーク「皮肉にも、妹を見ると、お前の言う通りだと感じている。10を超えた辺りから、獣に負けることはなくなり、その日の飯に困ることは無くなった。その頃から全速力で水面を走れば、(しばら)く沈むことなく進めることに気づき、俺は更に奥の領域で生活することにした。そこで初めて出会った人間が頭領だった」


刻蝋値「お前のことだ。襲いかかったんじゃないのか?」


スパーク「お前も俺を理解してきたな。俺は頭領の背後に回り、()(まど)いなく首もとに食らいつかんと飛びかかった。記憶に薄く残る()以外の人間は敵だったから、躊躇する理由がなかった。だが、頭領は俺の気配を遥か遠方を歩いていた頃より気づいており、逆に俺が首根っこを掴まれて、脱力させられるような絞め方をされた」


閃影「やはり頭領は圧倒的ですね」


スパーク「俺は精一杯憎しみの目で見据えてやったのだが、理解できぬことに、頭領は"優しい笑み"とやらを俺に向け、その後は俺を最強の忍びとして鍛え上げた。俺が自らの修行内容を提案してみれば、有用と見るや否や、否定1つせず採用するような人物だ。感謝すると同時に、未だに理解しきれない人物でもある」


刻蝋値「けど、この国を、いや、この星の平和を全力で願っている。そんな気持ちはわかるぜ」


閃影「ああ。1年前の将軍家兄弟殺しの日、拙者は父の予想に反して生き残った事で家を追い出されました。そして途方にくれていた拙者を、棟梁は忍びとして雇ってくれました」


スパーク「成程、血は争えないな。アイツが俺を髪色を理由に捨てるほど愚かでなければ、俺達のどちらかが死んでいたのかもしれなかったのか。まぁ、感謝する道理はないが。その後は幾千もの悪の(しかばね)を築き上げ、俺は海外任務を主とした忍者軍団の主力となった。2年前から海外での任務が多忙になり、基地へと戻れなかったが、まさかお前も忍になっていたとはな。これが"嬉しさ"とやらなのか? 閃影よ」


閃影「きっとそうですわ。久々の再会ですもの」


柔らかな笑顔で、兄の感情に寄り添う閃影は、先程泣いてできた目元の腫れすら美しかった。だけどさぁ……


刻蝋値「そんな中に俺がいるのも場違いな気がしないでもないがなぁ…………」


これだけはマジで違和感だらけだぜ…………


スパーク「俺の過去はここまでだ。闇影、お前のことにも興味がある。話せ」


刻蝋値「相変わらず命令口調だな。ま、良いさ。聞いて驚くなよ…………」


洗いざらい過去の出来事を話してやった。


スパーク「お前がここの忍びと同じ志を持つことと、部下が大勢居ることは分かったが………………行動原理が全く理解出来ん」


閃影「アースは…………青いのだな……………………」


刻蝋値「はっはっは! 度肝を抜かれたか? これが俺だぜ。どうせ俺が率いるみんなも、頭領が率いる忍たちも求めるものは同じだからさ、これからは適宜芝居を打っていけば良いと思うよ」


スパーク「同意だ。魔王を欺くぞ」


閃影「作業分担…………と同じと考えて良いのか?」


刻蝋値「そんな感じだ、そろそろ寝ようぜ。明日は早い」


スパーク「俺は1人で寝る。お前達は同じ部屋を使え」


刻蝋値「え? お前、妹と寝てやれよ」


スパーク「刺客と勘違いして妹を切りたくない。それに、人外(ゴキブリ)のお前なら、妹に悪さをすることもないだろう。さっさと寝ろ」


刻蝋値「それ、どういう理屈だよ…………行きやがったし。閃影、一緒に寝るのが嫌なら、俺は外で寝るぜ」


閃影「いいや、共に寝よう。あれが兄者なりの優しさだろうし」


嬉しげに、俺の右下の手に両手を添えてきた。


刻蝋値「まぁ、アイツがツンデレだからこんな態度をとっていることは分からんでもないな。分かりにくい時が多いけど」


閃影「ツン…………デレ?」


城の外に出て1年。閃影は下世話的な語彙(ごい)が少ないので、俺に頼ってくる事が多い。


刻蝋値「ああ、ツンデレってのはな…………」


だから、国語力皆無なりに、正しい用法を教えてやっているのさ。


~翌日・海上~


俺達はノース王国まで、海の上を走って移動することにした。今の速度はマッハ3だ。俺からすれば、息が切れないジョギングレベルの運動だな。


スパーク「こちら光影、聞こえるか? お前も超音速で海を走れるのだな。不器用だから、速度を出せないかと心配したが、()(ゆう)だったらしい」


刻蝋値「通信感度オッケー、聞こえるぜ。お前なぁ、俺は閃影も背負いながら走ってるんだぞ。やってることはお前より凄いんだからな?」


俺は頭領から支給された通信機を使い、通常は会話不可能な超音速移動中に、スパークと会話をしている。今時の忍者はハイテクだなと思った。


スパーク「閃影が未熟なのはあいつ自身の問題だ。今は大目に見てやってくれ」


昨日から見ていて分かったが、コイツは案外妹に優しい。さーてと、


刻蝋値「なぁ、お前、もう少し速く走れないのか?」


スパーク「走れるが、必要あるのか?」


刻蝋値「何かトロくて仕方ねぇんだよ。担いでやるから2倍は速く走らせろ」


これはマジ。だって俺、空中でもマッハ20に達するからな♪


スパーク「馬鹿言え、無駄に消耗するようなことをするな! 魔王との戦闘に備えて温存しておけ!」


刻蝋値「あれくらい油断しなければ平気だ。おらっ! 行くぞ!!」


俺は急に倍速でスパークに迫り、一瞬で空いてる肩に担いでやった。


スパーク「チッ! 危なくなっても助けてやらんぞ!」


閃影「フフ、2人ともだんだん仲良くなってきたな」


スパーク「俺はこいつが理解できん」


お前に理解されずとも、閃影の楽しげな顔を見れたから、満足だぜっ!


~ノース城門前~


刻蝋値「よし、景気付けに思いきり扉を蹴破ろう!」


スパーク「馬鹿か、忍なら痕跡を残さずに暗殺することが至上だ」


閃影「あはは、闇影の発想はいつも面白いな!」


刻蝋値「だろ?」


スパーク「閃影、強さは兎も角、発想は闇影を見習うな。絶対だ」


ま、こればかりはその通りかもな。


刻蝋値「さて、真面目に入ることを考えると、音をたてずに2手に別れ、隙間から入る」


スパーク「その後は中央階段で合流し、俺と闇影は王室の前の兵士にあえて見つかる」


閃影「天井を走る拙者が上から2人の兵を気絶させる。これで良ろしいですか?」


スパーク「問題ない、お前は闇影と共に走れ。作戦開始!」


俺を中心に、右にスパーク、左に閃影が並走し、門前の兵の眼前で左右に別れて隙間から侵入した。常に音速の1歩手前の速度で駆け、衝撃波も巻き起こさなかったので、誰一人にも気づかれなかった。


刻蝋値(お、スパークだ)


スパーク(上出来だ。登るぞ)


俺達は3階へとかけあがり、左右の階段に差し掛かったところで再び2手に別れた。4階の玉座の間の門前の兵に見つかる位置に到達する寸前に、俺とスパークは速度を大幅に落とし、閃影は天井に跳び移る。


兵士たち「!?、何者だ!」


閃影「ハアッ!」


飛び降りた閃影のラリアットが炸裂し、兵士達が気絶した。


スパーク「最低限の実力はあるようだな。今後精進していく姿が楽しみだ」


閃影「ありがとうございます」


刻蝋値「よし、魔王とのごたいめーん」


スパーク「だから不意打ちに…………!」


言ってるそばから闇の槍が門ごと俺たちを貫かんと飛んできたので、当然避けた。


刻蝋値「俺が様子見しに行くぜ!」


スパーク「油断するなよ」


~玉座の間~


刻蝋値「こないだぶりだな。ソイツの体から出てけよ」


魔王「断る。逆らうなら、殺してやろう、ゴキブリよ…………字余りだ」


刻蝋値「いきなり俳句なんて読むな。俺は国語が苦手なんだよ」


この野郎、初手弱点突きとは、良い度胸だぜ!!


第50話 こうして追い詰められていく気分はどうだ? に続く。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ