第149話
決着!! 次のエピローグでこの話は完結しますが、構想が固まり次第、別のタイトルで続編を出します。お楽しみに!
第149話 最終決戦・宇宙最強の頂点捕食者は、この俺だ!!!!!
ボイド『うおおっ!』
刻蝋値『ふん!』
ボイドの直線的な一撃を受け流し、近場の恒星に投げ当てた。
刻蝋値『アブロゲイト・レイ!!』
猿形態になり、6本腕から何もかもを消滅させるビームを放つ。
ボイド『デスノック・スターストーム!!』
ビームを避け、多方向から無数の、1発1発がR136a1(宇宙最大の恒星)を100個は消し去るエネルギー弾を放ってきた。
刻蝋値『ウオオオッラッ!!』
獣形態になり、巧みにかわしつつ、ボイドに近づいていく。
刻蝋値『ギャラクシーブレイク・ストライク!!』
威力にして、1つの銀河系の星全てを破壊できるほどのタックルを仕掛ける。
ボイド『万象爆砕脚!!』
俺のタックルに合わせ、威力でもひけを取らない蹴りでカウンターを仕掛けてきた。
刻蝋値『アルティメット・グラビティウェーヴ!!』
俺は、中足で受けたその膝蹴りの威力と、前足・後ろ足で行った最後の加速、そして俺自身の運動エネルギーを、全魔力を利用した変換魔法で重力波に変え、ボイドに手痛い一撃を与えた。
ボイド『ゴアアアアッ!!!!!!』
が、計算違いが発生。
刻蝋値『ぐあああっ!!』
ボイドが苦し紛れに放った、超高密度の拡散エネルギー波を食らってしまい、大ダメージを受けたのだ。
遠方に届く頃には減衰し、弱くなるこの攻撃も、至近距離では冗談では済まされないダメージを受けてしまう。
ボイド『ぐぅ……そろそろ…………』
刻蝋値『お互い……限界間近だよなぁ…………』
ボイド『こうしようか。最大最強の一撃を、真っ向からぶちかます』
刻蝋値『良いぜ。先に言っておくと、俺の最強の一撃を受け流すのは無謀だ。小細工は勧めないぞ』
ボイド『この俺様が今更そんなことするか。そっくりそのまま返してやろう』
刻蝋値『へっ、俺もそんな真似しねぇさ』
互いに距離を取り、加速開始!!
刻蝋値『ウオオオオオオオオオーーーーッッッッッ!!!!!!』
ボイド『ヌオオオオオオオーーーーーーーッッッッゥ!!!!』
光速の99.999999%なぞ、0.00000000000000000000000000000000000000000000000000000000000000000000000000000000000000000000000000000001秒の時間で加速しきり、残りの時間で更なる運動エネルギーを獲得していく。
刻蝋値『アルティメット・キネティック・ストライク!!!!』
俺は光を蹴ることによる踏み込み、光を押すことによる羽ばたき、アガートラームの無限物質生成能力を応用した、燃料切れの無いオナラで加速し続ける。
ボイド『万象滅殺極量撃!!!!』
対するボイドは蹴りによる加速と、エネルギーの後方噴射による加速で対抗している。お互いの一撃は、あまりの運動エネルギーにより、異空間の扉すら開こうにも開けない状態になった。
2人『ヲヲヲヲア!!! マケルカァ!!!!!!』
更に加速を強めていき、お互いを押そう、押そうとしていく。
ボイド『……』
~回想~
ボイド「おい、何すんだよ!」
殴ったやつ「こいつ! キレたぞ!!」
隣のやつ「にげろー! ギャハハハ!」
蜘蛛の子を散らすように、ボイドを囲っていた連中は散っていった。
ボイド「俺に逆らったことをあの世で後悔しろ!」
1分後、逃げようとした連中は、全員山積みの死体になっていた。
警察「君がやったのかね?」
ボイド「あいつらが仕掛けてきたからやった。いつも攻撃してくるから我慢ならなくなっ」
警察に手錠をかけられた。
警察「いいかい、君が我慢し続ければ、悲劇は何も起きなかった。どんな理由があれ、君は殺戮者だ。一生務所暮らしだね……なっ!?」
長々と駄弁っている内に、手錠を引きちぎられ、動揺した隙に……
ボイド「やっぱり俺だけ不公平かよ」
全力の拳で内蔵を破壊され、放置された。
~凶悪犯罪者収監所~
犯罪者たち「何だぁ? 俺達とやろうってのか? お前負けたら、俺達の晩飯な! 食い足りねぇよww」
3分後
監視員「あわわ……」
失禁した彼が見た光景は、山積みの死体と化した犯罪者達を、食らう少年の姿だった。
そのあと駆り出された特殊警察部隊や、精鋭冒険者達も同じ末路をたどった。
~ボイド・15歳、とある星にて~
ボイド「その程度か?」
勝負相手「ぐっ……脚がなくては最早動けん。お前の勝ちだ」
対戦相手は脚を失ったらしい
ボイド「だったら俺の糧となれ」
そして対戦相手を"生きたまま"食った。
そんなことが宇宙中で繰り広げられ、いつしか宇宙最強の凶悪犯罪者となった。そして、何億年も過ぎ去り……
ボイド「憐れな被食者の諸君、よくぞ集まってくれた。これより皆で賊活動を行う。
存分に暴れ、俺の心踊らす強者を呼び寄せろ!!」
そして時は現在に戻り……
~回想終了~
ボイド『俺の何億年以来の積み重ね……貴様ごとき、無価値な童に砕かせないぞ!!! ウオオオオオオオオーーーーーーーーーーッッッッッ!!!!!!』
ボイドが刻蝋値を押し始めた。
刻蝋値『童だからどうした!? 20年しか積み上げて無いからって、価値がないだと? ふざけんな!!』
~回想・小学生のいつか~
刻蝋値「イテッ! 何すんだ!」
いじめっ子「お前、ゴキブリ触っている手で俺達に気安く触るかと思ってな、先により良い関係を構築……ぐおあっ!?」
脚に全力のローキックをぶつけてやった。
刻蝋値「この野郎!! 俺が何をしたかと思えば、単にテメェの汚い欲求を満たすためにっ!!」
脇腹を蹴りまくる。2度と難癖つけて殴られないように。
いじめっ子「や、やめっ……殺される~~!!!!」
~帰り道~
刻蝋値「はぁ、あの国語教師、何で俺だけ怒るんだよ。ぜってー泣いてたまるか」
友達「よう、コックローチ!」
刻蝋値「おう……一緒に帰るか?」
友達「それもだけどさー、うちでゲームしていこうぜ?」
刻蝋値「いいぜ、暇だから!」
~転生後~
ガーネット「あたしを仲間にしてくれよ!」
~崖っぷちにて~
刻蝋値「とうちゃーく!」
アメジスト「ろ、蝋値様……」
マリン「し、失礼します……」
2人は乗り物酔いを起こし、崖下にリバースした。
~魔界~
刻蝋値「だーかーらー! 俺が冒険者なんだよ! このボケ老人魔王!!」
魔王・デストロイブラスト「そうであったか。それはすまなかったな」
~数ヵ月後~
ラピス「その為には他者との戦闘が必要で…!?」
奴が反応不可能な速度で顔を殴り飛ばしてやった。
刻蝋値「あのな、それくらい俺でも分かるんだよ。そんなに強くなりたいなら、俺が存分に鍛えてやる」
~アース~
俺と閃影のキスシーンを眼前で見せつけられたスパークは、城が壊れることをお構いなしに、俺を切り刻もうとしている。
刻蝋値「お、お前だって! こんな子に言い寄られたら絶対に断れないからな!!」
スパーク「遺言はそれだけ…………」
刻蝋値「おお、助かったぜ」
閃影がスパークにキスしてくれたお陰で城が全壊することは免れそうだ。あのやろう、顔が赤くなってやんの!
閃影「すまぬ、これでは兄者だけ不公平だったな。満足出来ましたか?」
刹那、鼻から鮮血を飛ばし、脳貧血で倒れ込んだ。
閃影「兄者ーーーー!?」
刻蝋値「あーあ……」
~ゴキブリ星~
刻蝋値「ソイル、アームカールをするときは、のけ反らないようにしろよ」
ソイル「はい。……確かに、こっちの方が筋肉に負荷をのせられますね」
刻蝋値「鍛えたい筋肉以外は出来るだけ使わない。基本にして奥義だぜ」
数日後
猿形態の俺が覆い被さる形でアリアドネを封印している。
アリアドネ「キスしてあげるから、見逃してくれるかしら……」
……これはあからさまな罠! だけど正直俺の理性も限界だな。それに……今回に関しては敢えて受けるのもありかもしれん。彼女が蜘蛛であれば尚更な。
刻蝋値「願ってもないことだ、それじゃ、熱いキスを」
顔を近づける。
アリアドネ「フフ……」
向こうも顔を近づけ、唇が重なった次の瞬間、苦しみ出したのはアリアドネの方だった。
アリアドネ「ゲホッ! ゲホッ! やってくれたわね!」
刻蝋値「君ほどあからさまに男が嫌いな女性が、自らキスを条件に出す方がおかしい。そして何故キスなのか……答えは簡単、俺の体内に消化液を送り、補食するためだ。実にアシダカグモらしい色仕掛けだな。いや、女郎蜘蛛の方が近いか。嫌いじゃないぜ、こういうやり取りは」
アリアドネ「ッッ……」
~黒ゴキ本部襲撃戦~
刻蝋値「バレットォォオ!!」
バレット「おう!!」
俺はバレットを蹴り飛ばし、飛ばされたバレットが塔の壁を殴り壊した。
~とある空間~
刻蝋値「やっぱり居るんだよ。自分の娯楽の為にエマちゃんみたいな1つの魂を虐め続けるような糞神様野郎がな。だから俺は、そんな糞神様は俺がぶっ殺してやりたい」
エマ「神様を……殺しちゃうの……?」
刻蝋値「おう、このまま俺がエマちゃんを守り続けても、次の転生先でやっぱり不幸になると思う。俺だって巻き添えを食らいかねない。そんなの嫌だ。だから、俺が糞野郎に分類される神様を全部ぶっ殺してやるんだ。でも、やっぱりエマちゃんの気持ちも聞いてから判断したい。聞かせてくれるかい?」
エマ「私は…………私も…………幸せになりたい! 刻蝋値兄ちゃん、私を不幸にする神様を殺して! そして、お兄ちゃんと一緒に今も幸せに生きたいよ!!」
刻蝋値「オーケー、だったらまずはこの空間から出ようか」
~サースデースター~
ルシファー「神に逆らうことが"良いこと"……? 私の常識なぞ神と合わねば悪と同義……」
刻蝋値「んなもんどっちでも良いじゃねぇか。俺だってあんたと同じ意見だ。そして、そんな神は殺したいと思っている」
ルシファー「ああ……そうだ。出きることなら…………いや、私の命に変えても奴だけは殺さねばならぬ!!」
大粒の涙を流しながら、それでいて目に光を宿しながら、本音を言ってくれた。
刻蝋値「その意気です! ま、偉そうに言っちゃったけど、俺自身強くなるのに悪戦苦闘中なんですよね~」
ルシファー「フム、ならば1度、私と全力で戦ってみないかい?」
刻蝋値「おおっ! 願ったり叶ったりですよ! 早速宇宙に行きましょう!」
ルシファー「わかったよ。……君達はここでゆっくりとしていると良い。エマ、君の好きそうな玩具はそこの角にしまってあるよ」
エマ「あ、ありがとう!(ルシファーさんも暇なときは、おままごとをしているのかなぁ?)」
~重力がチキュウの10倍程の星・成層圏~
サタン「剣がなければ?」
刻蝋値「拳で語り合う!」
2人「ウラララララララァ!!!」
他の思い出も……転生後は特に、今の俺を造り上げた、かげがえのない思い出だ!!!
~回想終了~
刻蝋値『大切なのは生きた年月だけじゃねぇ!! 生きていくなかで、どれだけの事を学び抜いたかだ!!!!』
粒子となって、俺の身体中を巡るアガートラームが、共鳴するように金色に光だす。
ボイド『な、なんだ……この力…………』
力が増していき、ボイドを押し返しだす。
刻蝋値『決めてやるぜ。メタモルフォーゼ・ギガバグ!!』
久々の、巨蟲形態。巨大ゴキブリだ!
刻蝋値『アルティメット・オナラブースト!!!!!!』
想いに答えたアガートラームとの最大連携、推進力を最も発揮できる方法での加速だ!!
ボイド『ぬおおおおおおおおおおーーーーーーーーーーっっっっっ!!!!!!!????!?!?!?????』
遂にはボイドに打ち勝ち、幾つもの恒星、中性子星を破壊しながら、とある死んだ岩石惑星にぶつかるまで、勢いは止まらなかった。
刻蝋値「はぁっ……はぁっ……限界だな……」
ボイド「ぅ、ぅぅ…………俺は……負けたのか」
刻蝋値「まだ息があるのか。命をぞんざいに扱う姿勢には共感できねぇけど、その強さを求める姿勢は素直に尊敬できるな……」
ボイド「フッ、負けたが……戦っていて楽しかったことは……この戦いが初めてだ」
刻蝋値「ああ、俺も最高に熱くなった。さて、どうやって帰ろうかな……もうすでに、ウラシマ効果で、あいつらおじいちゃんおばあちゃんになってるだろうし……エネルギーが足りねぇし、帰れても寿命が来ているだろうな」
ボイド「フッ、ならば、俺を食らい、宇宙最強の頂点捕食者になるがいい」
そういって、奴は自らの心臓を取り出した。
刻蝋値「……良かったのか? 生きていれば……俺と共に新たな人生を歩めたかもしれなかったのに」
ボイド「フッ……良いのだ。永く、奪うことばかり行ってきた俺の…………せめてもの与え……だ」
そういって、息を引き取った。
刻蝋値「お前の気持ち、受け取ったぜ。……いただきます」
心臓を平らげ……
刻蝋値「ご馳走さまでした」
ボイドの墓を作り。
刻蝋値「さてと……ダメ元でも向かおうか。……おおお? こ、この力は!?」
ボイドの力が合わさったからか、かつて無いほどの力がみなぎってくる。
刻蝋値「これは……神になった方が早いぜ!! うおおおおおおおおおおおおおっっっっっっっ!!!!!」
全力で叫び、光速の99.99999999999999999999999999999999999999999999999999999999999999……9%まで加速した後、光を蹴る技術の真髄、光速への到達を成し遂げ、遂に相対性理論をぶっ壊して神の次元へと到達した!!
同時に、刻蝋値の姿は宇宙から消え去る事となった。
第150話 エピローグ・ただいま!に続く。




