表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
132/151

第132話

第132話 極まりし剛と柔


酒呑童子「フシュウウウ……金棒なぞ1000年ぶりに使ったか。久しく見る、強者だったな」


酒呑童子は、流石に5tの金棒をぶつけたことで、バレットが死んだと思っており、気を抜いているらしい。加えて……


酒呑童子「これを全速力で振れば、さしもの己も筋肉痛になるか」


どうやら右腕がかなり筋肉痛らしく、動かし辛そうだ。と、その時


バレット「ネオ・グングニール!!」


酒呑童子の一撃で、融解した大地からバレットが飛び出し、酒呑童子の顎をマッハ1800でかちあげた。


酒呑童子「ヌオッ!!」


マッハ900で吹き飛び始める。


バレット「逃がさねぇぞ!! 断斧・バルディッシュ!!」


が、瞬時に真上まで上昇したバレットの踵落としを食らい、マッハ1000で再び地面に落とされた。


バレット「まだまだぁ!! 雷鎚・ミョルニール!!!」


止めとばかりに気功で急速落下を始め、衝突寸前に人馬形態となり、マッハ2100もする蹄の一撃を食らわせた。


酒呑童子「ガハッ! ヌウッ!!」


バレット「当たるかぁーー!!」


不意討ちの金棒を避け、今度は超接近戦を仕掛けていく。


バレット「グングニルラッシュ!!」


亜人形態になり、4本の豪腕から、一撃が大山1つ粉砕するような拳の嵐を繰り出していく。


酒呑童子「痛ぅ! ヌオオオオオ!!!」


極大剣でつけられた大胸筋の傷や、蹄でつけられた腹筋や内蔵の傷に響いているようで、確実にダメージが入っている。


バレット「ぐっ! ってぇ!! オラオラッ!!」


酒呑童子もバレットに引けを取らない拳を放っており、幾つかはバレットを苦しめているが、手数の違いにより、バレットが優勢である。


酒呑童子「ならばもう一度食らわせるまでだぁ!」


再び5tの金棒を取り出し、回転を始めた。


バレット「させねぇぞ!」


が、1度痛い目を見たバレットは、金棒を掴んだ。そして


酒呑童子「ぬおっ!?」


酒呑童子から奪い取ったのだ。


バレット「食らいやがれ、トールハンマー!!!」


使い手の酒呑童子よりは弱めのマッハ1200でぶつけたが、既に消耗していた奴を気絶させるには十分だった。


バレット「ゼェ……ゼェ……これぞ、柔の奥義だな……マジで死ぬかと思ったぜ」


勝ったバレットも、横たわった。


~ファングサイド~


鬼童丸「攻の太刀・蛇行空裂斬」


気功の力を利用し、蛇のようにしなる斬撃を放ってきた。


ファング「遅くとも、残るってのは厄介だな……」


音速で飛ぶ斬撃……最早ファング達にとっては遅すぎる攻撃なのだが、それが残せるのであるならば、威力の重ねがけや行動の制限には非常に使えるため、厄介となる。


ファング「食らいな!」


しなる斬撃に対し、こちらも斬撃を放つことで、しなりの方向を変えて、鬼童丸に矛先を向けた。


鬼童丸「転の太刀・真円斬!」


蛇行していた斬撃を円に纏め、放つことで、防御と攻撃を同時に行った。


ファング「こうなったら……トリリオン・ゴッドアンピュテート!」


ファングは超スピードのヒットアンドアウェイを繰り出し始めた。


鬼童丸「牙で斬らず、高密度な飛ぶ斬撃をぶつけまくるとは……なにがしたい?」


当然、鬼童丸は全てガードしている。


ファング「ゴッドアンピュテート・ビジテーション!」


おしまいに、直接牙で挟み込んだ。


鬼童丸「この時を待ってい…何?」


ファングの勢いを使った串刺しを狙ったが、太刀が破壊されて阻止された。


ファング「かかったな。ソニッブームで、その太刀の耐久度をがた落ちさせたぜ!」


そして、止めとばかりにスパーキングダガーで切り裂き、勝利した。


鬼童丸「見事……」


ファング「まさか俺が……あいつみてぇに剛の奥義を行うなんてな」


第133話 認識すら……出来ぬのか!?に続く。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ