第120話
明日は運が良ければ16時台に1話投稿できる……"かも"しれません。……あくまでかもです。
第120話 たのもーーー!!
刻蝋値「……着いたな」
インフィニティ「ああ、お前に出番はやらねぇぞ」
刻蝋値「おう、たまにはのんびりするぜ。頑張れよ!」
インフィニティ「言われるまでもねぇ!」
インフィニティはそう言った後、深く息を吸い……
インフィニティ「たのもーーーー!!! レヴィアタン様!! 俺と1試合してくださいぃーーーー!!!!!」
と、大声をあげた。
レヴィアタン『……良いだろう。入るが良い』
門の向こうからレヴィアタンの声が聞こえ、インフィニティは門を開けて、中に入っていった。
刻蝋値「さーて、あいつらは上手く戦えているかな?」
~城内地下の大水槽~
ラピス「来るぞ!」
ラピス、スナイプと対峙している巨大魚が、破壊光線を撃ってきた。
スナイプ「テトラストーンキャノン!!」
4つの噴射口に詰めた丸い石を、大量の水とベンゾキノンを混ぜた爆撃砲で飛ばし、巨大魚……ヘルリヴァイアサンに撃ち込んだ。
ヘルリヴァイアサン「グギャオオオッ!!」
痛みこそ与えれど、傷口が小さいため効果は今一つだ。
ラピス「炸裂弾!」
ラピスは腕からエネルギー弾を放った。
ヘルリヴァイアサン「グオッ!!」
対してヘルリヴァイアサンはこれをものともしないタックルを放とうとする……が
ラピス「無駄だ。魔王ゼロの丹田で生成されるエネルギー弾は、爆発する」
ラピスの言う通り、ヘルリヴァイアサンがエネルギー弾に触れた瞬間、熱と電気を纏った大爆発を起こし、ヘルリヴァイアサン周辺の水を蒸発させた。
スナイプ「でかした。空気泡に包まれている内に、ありったけの炎をぶちまけるぞ」
ラピス「ああ、合技」
二人はヘルリヴァイアサンが包まれている気泡に腕を突っ込み
二人「ブレイズキャノン・極!!!」
それぞれ過酸化水素とヒドロキノンの合成による炎と、純粋にエネルギーを熱に変えて生み出した炎を爆発的に放出し、全身に大火傷を負わせた。
ヘルリヴァイアサン「グギャオオオオオオオゥッ!!!!」
これはかなり効いたのだが、更に追加効果として、気泡と比べて非常に冷たい水が流れ込んでくることで、手痛い追加ダメージを与えることに成功したのだ。
スナイプ「とどめは任せたぜ」
ラピス「ああ、エレキ・ハートブレイク!!」
これまた瞬間的に高圧電流を流すことで、ヘルリヴァイアサンの心肺を停止させることに成功した。
スナイプ「お、伸びてるな。これで条件はクリアしたぜ、ここの通貨とご馳走をいただこうか」
ラピス「まぁ、言うことを聞かないのなら、お前たちに力をふるって奪うまでだがな」
どうやらこの城の魔物たちに横暴なヘルリヴァイアサンの討伐を頼まれたらしく、それを達成したようだ。
魚人「とんでもありません! これが1ゴールドの違いもないお金で、宴会場はこちらになります!」
ラピス「スキャン。金額に間違いはないようだ」
スナイプ「だったら次は宴会場に行こうぜ」
ラピス「ああ」
ラピス達は宴の会場に向かった。
~武器部屋~
イカの魚人「俺はあらゆる武器を使いこなす魔界の武将・バーデッドだ。貴殿を実力者と見込んで手合わせを願う」
シックル「お、喧嘩か。良いぜ。俺はシックル! 特技はあらゆるもののぶった斬りだぜ!!」
バーデッド「では……」
シックル「行くぞオルゥア!!」
お互いのロングソードと鎌、それぞれ4振りがぶつかり合った。
バーデッド「む、凄まじく硬い鎌だな」
シックル「ムカデの殻並に硬いとか何とか言われてるぜ!」
バーデッド「ならば」
バーデッドはバックステップで距離を取りつつ、武器を8本の槍に持ち変えた。
バーデッド「この連撃を捌いてみるがいい!」
圧倒的な手数がシックルに襲いかかる!!
シックル「捌くまでもねぇぜ!! ヘキサデストロサイス!!」
瞬時にマンローチに変身したシックルが、6振りの鎌を超高速で振り抜き、迫る8本の槍を微塵斬りにした。
バーデッド「何と……! ならば、はあっ!!」
バーデッドはヒューローチタイプのゴキブリ星人が用いる極大剣よりも巨大な剣を8本全ての腕で持ち、全力で振り抜いた。
シックル「ウオッ!」
間一髪、僅かな隙を利用して、上に飛んだお陰で回避に成功した。
シックル「このままじゃあ斬り砕かれる! ロスチェンジ!」
シックルはロスローチに変身し、一呼吸行った。
バーデッド「とどめだぁ!!」
これを好機とバーデッドが横凪ぎでとどめを刺しにかかる。
シックル「かかった! ォオルゥゥアアアッッ!!!!」
が、これはシックルの狙い通りであり、最高速度・マッハ40に達したシックルが、急停止の瞬間に急加速した両腕の鎌を、バーデッドの大剣に振り下ろし、耳をつんざく音を響かせながら、大剣を砕いたのだ。
バーデッド「なっっ!?」
このあまりにも支離滅裂な武器破壊に驚いたバーデッドには、大きすぎる隙が生まれた。
シックル「とどめだぁ!!」
先程のバーデッドと同じような台詞を言い、鎌で首をはね飛ば……さずに寸止めした。
シックル「たしか、喧嘩ならこれで勝ちだよな?」
バーデッド「う、うむ。アッパレであった。これからパーティーに誘われているのだが、貴殿も来るか?」
シックル「お、そろそろ腹がへる頃だったんだ。食いまくるぜ!!」
~魔海~
ソイル「不思議だね。海の下に海があるなんてね」
ウォータ「宇宙のロマンを感じるぜ」
ウッド「でも、あれをどうやってやっつけるでやんすか?」
表部隊の5人は今、巨大なタコ……クラーケンを目の前にしている。少し前に、城でクエストボードを見て、ラピス達とそれぞれ1つずつ受けることにしたのだ。シックルは、バーデッドに誘われたので、唯一クエストに携わっていない。
ゴールド「まずは脚を全て落とす必要があるな」
フレイ「う~ん、今回俺はタコパンチの盾になる位しか、役にたてないかもなぁ~……」
ウッド「まあまあ、幸い撹乱は空飛ぶオイラとスピードのウォータが出来るし、足を落とす斬撃はソイルとゴールドが出来るでやんす」
ウォータ「よし、ソイル。策を教えてくれ」
ソイル「うん、まずはやっぱりウッドとウォータに上下から撹乱を行ってもらう。そこで出来る隙に、僕とゴールドが足を斬り落としていく。フレイ、君にはあるタイミングで盾になってもらうよ。それまではゴールドの腹筋にしがみついていてね」
フレイ「了解!」
ウッド「さぁて」
ウォータ「行くぜ!!」
ウォータが駆け出し、ウッドがソイルに投げ飛ばされる。
ウォータ「オラオラッ! 俺を捕まえてみろ!!」
ウォータはただ周囲をうろちょろするのではなく、通りすぎさまに爪による斬撃をおみまいしている。
クラーケン「グオオッ!!」
クラーケンの腕が、先程ウォータがいた位置に振り下ろされる。先端部の速度はマッハ20にも達しており、侮れない。
ウッド「いやいや、オイラを捕まえてみるでやんす!」
UFOのように飛来するウッドが上から槍を投げ刺し、クラーケンに明後日の方向へ攻撃を誘発させる。
ゴールド「行くぞ!」
ソイル「うん!」
ゴールドの上に乗っていたソイルが左に、ゴールドが右へと別れ、それぞれ……
ゴールド「魔神斬り!!」
ソイル「ギガスラッシュ!!」
得物による最高威力の斬撃を足に放った!
クラーケン「グオオオオオオオオッ!!」
いきなり足を2本斬られたクラーケンは、驚きのあまり全身を海上に晒し、のたうち回り始めた。
ソイル「二人とも離れて!」
ウッド「アイアイ!」
ウッドはクラーケンの腕の射程圏外まで上昇することで、難を逃れた。
ウォータ「ちとやべぇ! ゴールド!」
海上のウォータが少々危うく、最高速度の2分の3程のマッハ33しか出せてなく、どの方向へ移動しても、捕獲される危険性を孕んでいる。
ゴールド「足場だ!」
片手斧を全速力投擲し、足場を作る。
ウォータ「サンキュ!」
ウォータは全力で跳躍後、足場を伝ってクラーケンの圏外へ脱出に成功した。
ウッド「回収! ゴールド!」
クラーケンがつかみ損ねた手斧はウッドが回収し、ゴールドにパスした。
ゴールド「うむ! 良い感じだ!」
ソイル「!、奴がゴールドを見ている。気を付けて!!」
ゴールド「掴めるものなら掴んでみるが良い!!」
ゴールドは、今出せるほぼ全速力・マッハ30で走りだし、クラーケンの腕の猛撃を避けきっている。
クラーケン「グオオッ!!」
クラーケンがゴールドの前方から腕を振るい、確実に絡め取ろうとしてくる。
ゴールド「ぬぅあっ!!!」
それでもなお、魔神斬りを繰り出すことで、回避と足の切断を同時に行って見せた……が、クラーケンの狙いはゴールドに隙を作ることであった。
クラーケン「ズオオオオッ……」
が、ソイルはこの時を待っていた。
ソイル「今だ!! フレイ!!!」
フレイ「いっっくぜえぇぇえ!!!」
6本足全てを全力収縮させ、空中で身動きが取れないゴールドを遠くに押しやると同時に、自身をマッハ24の速度でクラーケンの墨を吐く口元に飛ばした。
クラーケン「ボオッッッッッ!!!!!」
クラーケンの全力吐瀉と、フレイの突撃が衝突し…………
第121話 俺は宇宙最強になるんだぁ!!に続く。




