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1話 俺は転生者です!

 

「ねぇ、リュート。暇だよ。何かしよ?」


「はぁぁぁぁ。いい加減 立場を分かってくれよ。俺は普通の庶民でお前はこの国の第3王女なんだぞ。」


 ため息まじりに俺は言う。

 俺はリュート・ゾル、9歳。

 族に言う転生者ってやつだ。

 俺の本当の名前は宇野 龍斗(うの りゅうと)

 地球で幼馴染と一緒に交通事故にあったが死神が死期を間違えたらしく俺は転生ならできるとのことで転生した。

 幼馴染だった(かな)は転生できなかったらしい。

 そもそもあの時間に死ぬのは叶だったらしく俺は巻き込まれただけのようだ。

 まぁ、死神からのお詫びというものでなんか特別な力を授かった。

 そのせいか俺は随分と優秀なようだ。

 教えられなくても魔法が使えるようになっており、魔法陣もいつの間にか描けるようになっていた。

 そして俺の手の甲にある紋章が付いていた。

 これは神の授け、という伝説のものなので俺は面倒になることを避けるため隠している。

 まあ、俺がとてつもなく強い、ということを知っているのは母さんと父さんだけだ。

 家族のなかで知らないのは長男と次男だけだ。

 なぜだか弟、末っ子の方には気づかれていたが。

 俺にとってこんな力入らなかったし。

 とりあえず転生先も問題だ。

 なんでこの国の第三王女の幼馴染で婚約者、そして護衛係なんだよ!


 はぁ。

 俺の前にいるこいつはこの国、ミルド国の第三王女、ララ・トドール、俺の幼馴染。


「えぇ〜。いいじゃん 別に。」


 いやいや。

 身分がびっくりするくらい違うんだからな。

 時々 街の奴らに嫌がらせられる身にもなってほしい。(度が過ぎている場合はすこーし魔法でやり返したけど。)

 ララは周りの奴らから見て可愛いらしく幼馴染で婚約者の俺への恨みがすごい。

 少しだけ確かに、と思いながらララの顔をじっと見つめる。

 まぁ、窓から差し込む光に反射して輝く金色の髪に青くて可愛らしい瞳、しかもどこか雰囲気が叶に似ている。

 性格も叶そっくりだ。

 やっぱ、俺から見ても可愛いと思う。


「ん?私の顔に何かついてる?」


 そう言ってララは首を傾げる。


「いや、別に?」


「そう。あ、ねぇ。アレさ、あとで読むからちょっとヤバめのは取り除いといてね。」


 ララはそう言うと扉のそばにある段ボール箱 三つを指差した。

 あぁ。

 あれか、ララへのファンレターという名のラブレターか。


「うえ。またファン増えたな。なんかしたか?」


 っていうかララはあんま外でんなって言われてるはずだけど。

 そうしたらララは「あー」と目を泳がせた。


「なんかしたんだな。」


 ララは親切だしできないこともそうそうないからもともと人気だったけどララの遊びの提案で月一でライブすることになったおかげで人気がまた出た。


「ちょっと広場でダンスの練習を…。」


「はぁ。」


 しょーがないか。

 そこらへんは結構 熱心だしな。

 そこは幼馴染として応援するしかないしな。


「まーまー!で、そういえば来週は入学試験だよね。」


「あ〜、そうだったな。あれだろ?ルミエール学園の入学試験は魔法の座学と剣術の実践、魔術の実践をやるんだろ?」


 ルミエール学園は10歳からの子供達が行く学校のような場所で中では剣術コースと魔術コースに分かれている。

 診断結果と本人の意思をもとにコースを決めるらしい。


「私は魔術がいいかなぁ〜、だって面白そうだし。リュートは?」


「ん〜、俺か?俺は剣術かな。」


 俺が素直に希望を言うとララは「えぇ〜?リュートも魔術いこーよ。」とわがままを言ってくる。


「うーん、これは俺の意思だしな。」


 そう言ったらララはムッという顔になった。

 でもそのあとすぐに「はぁ。」とため息をついて口を開いた。


「まぁ、確かにコースは本人の希望が中心にされてるからしょうがないか。」


「ララ、お前…」


 ララ、お前まさか…。


「具合 悪いのか⁉︎」


 そう言ったらララが怒って5時間も話 聞いてくれなかった。


「はぁ、やっと機嫌なおしてくれたか。」


 っとと、そろそろ帰らなきゃいけないな。


「そろそろ帰るわ。」

  まあ、護衛係といえどまだ子供、そこら辺は随分ゆるい。

 それより…うーん、そろそろ入学試験だなぁ。

 勉強しといた方がいいのだろうか…。

はい。

彼方です。

結構改変が加わったと思います!

たまに確認すると話が随分変わっていることがあるかも?

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