表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
妖の夢  作者: 市民
1/1

非日常はいつだって突然

注意!

処女作の為駄文の可能性あり!

それでもいいよ〜って方

批評してやろうって方

ゆっくりしていってねって方

過度なご期待せずにお楽しみください。

暴言はノーセンキュー


「あぁ〜、今日も疲れた疲れた」


そんなことを言いつつ人通りの少ない道を歩いている俺の名前は、沢渡 健吾(26)


絶賛彼女募集中。


中小企業に勤めているごくごく一般的な何処にでもいるサラリーマンだ。


特に大きな問題も起こしたこともない。

一つだけ心当たりがあるとすれば、大学時代

サークル仲間と酔った勢いで『震撼!踊るケツ毛エイリアン!』を街中でやり、通報で駆けつけてきた

お巡りさんに捕まり、一晩中留置場にぶち込まれた

ぐらいだ。


ちなみに引き取りに来た母親は泣いていた。



今日も仕事に上司に揉まれ、ヘトヘトになりながら自宅へ帰っている。

こちとら男に揉まれる趣味はないっていうのに。


「にゃろー、あの上司明日会ったらぎたんぎたんに

してやる」


上司にミスを押し付けられ、とんだとばっちりを食らったことを思い出し、悪態を吐く。


家でgo○gle先生に 上司 倒し方 とか検索してみるか

などとクソつまんない事を思いながら、晩飯を求め近くのコンビニに向かって行った。








「ありがとうございましたー」


晩飯として、おにぎりを2つと500mlのサイダー1本

それに買いだめしていたバンソーコーと消毒液とティッシュが切れていたことを思い出し、購入


店員も夜遅く大変だな、なんて思いながら俺は、店内の温度と外気の温度差に体を震わせ帰路についていた。


今日は冷える。


ちなみにおにぎりの具は、さけとおかかだ。

この二つは俺の好物でよほどの事がない限り、この

選び方以外はしない。俺のこだわりだ。



もっとマシなものを食べろって?

金が無いって辛いね。











...?おかしい...道を間違えたか?


俺はいつの間にか、見知らぬ道へ出ていた。


いつも通って帰っている道を間違えるとは思い

にくいのだが、どうやら道を間違えてしまったようだ


よほど疲れていたのか単に不注意だったのか

恐らく後者だろう。

道を間違えるほど体調が優れないという感じではない。

帰るのがすこし遅くなるな、と思いつつしばらく歩いていると自分が幼い頃よく遊んでいた公園を見つけた。


なんだこの公園か、案外家の近くじゃあないか

と安堵した俺は、ふと公園に意識を奪われた。


いつもはここを通らないルートだったり、目の前を通り過ぎても意識が向かなかった為、体感的には

とても遠いところから久々に来たような不思議な

気分だった。


なんか無性に入りたくなったので入るでござる。



「うわァなんか懐かしーなーこの公園、小さい頃よくここで遊んでたっけなー」


懐かしさに浸りながら入口を潜りあたりを見回しながら、公園を探索する。


やっぱりこの公園広いな、よくここで鬼ごっことかしてたっけ。

こっちはブランコか、よく遊んでたな。


とりあえず周りに人気がないことを確認し

ブランコに乗りはしゃいだ。


26歳でも童心に戻りたい時くらいはある。

それが日々の生活にストレスを感じているのなら

尚更だ。



5分程ブランコではしゃいだ後、虚しくなり始めた

ので、他の所を回ることにした。






「懐かしいけどなんか違和感あるんだよなー。

遊具が撤去されて記憶と違うのか?」


回っているうちにそんな違和感を感じた。


無理もないだろう。最後にきたのはもう十数年前で

記憶もあやふやでそれに、あまり整備もされてなく、草木が繁って雰囲気が変わっているのだから


そんなことを考えているうちにふと目に留まる

ものがあった。


「 ン?あれは...?」


俺が気になった対象物の方へ向かうとソレが見えてきた。


ソレは社だった。


社はもう随分年月が経っているようであり、木が所々腐ってもうボロボロだった。


「これは...確かよく俺、ここにお供えものしてたっけ」


幼い頃、祖母と公園に来た時に、祖母から

「ここはお願いごとをする所なんだよ」と教えられ一緒にお供えものをした記憶がある。


それから毎回ここに遊びに行く時に母からおにぎりを作ってもらって供えていたはずだ。



しかし今思えば、供えていたおにぎりは次に来た時には毎回消えていたが、誰が処理していたんだろうな



「まぁせっかく久しぶりにきてみたんだからお供えして見るべ」


すこし勿体無い気がした。


俺は、さけかおかかか悩んだ挙句、結局さけを残す方にした俺はおかかを社に供えた。


やっぱり勿体無い気がした。--





社で上司が左遷されますように、と願い終わった

俺はおもむろに立ち上がり、公園の入口に向かって行った。

途中、そこで俺はふとさっき感じていた違和感の正体に気がついた。


「そういえば俺..誰とここで遊んでたっけ?」


思い出せない。






















評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ