五章キャラクター紹介
投稿が遅れてすみません。
6月25日 末尾にキンバリーのキャラクター紹介を追加しました。
・ヴァンダルー ダンピール(ダークエルフ) 八歳 男性
本作主人公。開始時八歳、終了時点(閑話除く)で後三カ月で九歳に成る。
今まで身体が幼かったために感じなかった異性への興味を徐々に覚える年齢に至り、色々思うがまだ性欲と呼べる段階では無い。
「俺って早熟ですねー」と、暢気な事を考えている。
米を手に入れようとしたら、プリベルにプロポーズし、両親の仇の大元を始末し、ボークス達から頼まれていたタロスヘイムの英雄ザンディアとジーナのゾンビを回収し、有力なレジスタンス組織の上層部を壊滅させ、おネエ系吸血鬼やチェザーレの弟が部下に加わった。色々ありすぎである。
一連の冒険の結果、彼の中のオルバウム選王国の株が暴落中。既に幼き日(第一章)に覚えた憧れが、擦り切れる寸前である。
オルビアとキンバリーがゴーストに加わった事で、水属性と風属性(雷限定)の死霊魔術を使えるようになり、攻撃手段が更に増えた。
第五章でより人外度が上がったが、本人はあまり意識していない。強くなったので、出来る事が増えた。その程度の感覚である。
・パウヴィナ ノーブルオークハーフ 五歳 女性
五章で五歳に成ったノーブルオークハーフの少女。その身長は二メートル半ば程で、そのサイズを無視すればヴァンダルーとほぼ同じ年頃に見える。
【棍術】スキルレベルが4に到達したため、ダンジョンはまだだけど冒険には連れて行って貰えた。初めての旅行である。
見た目はプニプニだが、成人男性の頭よりも大きい鋼鉄製のメイスを片腕で軽々と振るう怪力の持ち主。このままのペースで成長すれば、恐らくボークスを身長と腕力で超えるだろうと予測されている。
前にヴァンダルーが連れて来たヤマタとはラピエサージュ同様仲良しで、友人関係のアンデッド率が上昇中。
・名前:パウヴィナ
・種族:ノーブルオークハーフ
・年齢:5歳
・二つ名:無し
・ジョブ:戦士
・レベル:98
・ジョブ履歴:見習い戦士
・パッシブスキル
暗視
怪力:3Lv(UP!)
精力増強:1Lv
物理耐性:1Lv(NEW!)
・アクティブスキル
棍術:4Lv(UP!)
投擲術:2Lv(UP!)
鎧術:1Lv(NEW!)
盾術:1Lv(NEW!)
・レビア ブラッドブレイズゴースト ?歳 女
ブラッドポーションを飲んでいる内にランクアップし、グーバモン戦で更にランクアップした。
戦闘モードだと紅の炎を撒き散らす恐ろしい姿に成るが、普段は以前と同じくヴァンダルーの周囲を漂う巨人種のお姫様。
サウロン領の混沌とした現状に、「政治って難しいですね!」と自分が政治に向いていない事がよく解った模様。
新しいゴースト仲間のオルビアやキンバリーとは仲良し。でも下品なのは程々に。
タロスヘイムで栽培されていたインディカ米に似た米とは違う、ジャポニカ米に似たサウロン米に若干戸惑うが、「こっちはこっちで美味しいですね!」とすぐ気に入った模様。
約二百年ぶりに妹のザンディアと、ヴィダ神殿の神官長だったジーナと再会を果たした。現在二人はリハビリ中(調整中)で、他の英雄アンデッド同様どこまで生前の状態に戻れるかは不明だが、悲観的にはなっていない。
最初は呻き声か金切り声しか出せなかったが、徐々に話せる様になりつつあるラピエサージュの例もあるため。
・名前:レビア
・ランク:7
・種族:ブラッドブレイズゴースト
・レベル:0
・パッシブスキル
霊体:8Lv(UP!)
精神汚染:5Lv
炎熱操作:8Lv(UP!)
炎無効
実体化:6Lv(UP!)
魔力増強:5Lv(UP!)
自己強化:従属:4Lv
・アクティブスキル
家事:5Lv
射出:8Lv(UP!)
憑依:4Lv(UP!)
忍び足:2Lv(NEW!)
・ベルモンド ヴァンパイアマーキス (深淵種吸血鬼侯爵 密林猿系獣人種) 女 約一万歳
テーネシアの下から離反後、ヴァンダルーによってライフデッド化したテーネシアのパーツを移植された事で体中の傷痕等が無くなり、尻尾も取り戻した。痣が残るものの滑らかな肌と豊満な身体に変化している。
また、手術の際ブラッドポーションを繰り返し飲んだためか、貴種吸血鬼から深淵種吸血鬼に変化した。
具体的な変化は能力値が上昇しているのと、【吸血】スキルが【業血】に変化した以外に目に見える変化はないが。経過観察中である。
家事マスターで特に掃除は無意識でもやってしまう有能さを持つが、対人能力に関してはポンコツである事が明らかに成った、鈍感系敏腕執事。
身体に色々凹凸が増えた結果身体が動かし難くなったが、指は手術されていないので糸は以前同様使える。又、尻尾の一撃は強力で質の悪い物ならアダマンタイトの鎧も一撃で砕く。
その尻尾が敏感過ぎて、ブラッシングされると悶えそうになるという弱点が新たに出来てしまった。
それなのに尾を使う事に特化した【尾獣戦士】ジョブに就いたのは、これから強力な武器に成ると考えたからである。
プリベルに何故かライバル視されているが、あまり意識してはいない。脚の本数では仮に尻尾を入れても勝つ見込みがないのだし。
実はグーバモンとの戦いで、伯爵から侯爵にランクアップしている。
・名前:ベルモンド
・年齢:約一万歳(吸血鬼化当時18歳)
・二つ名:【テーネシアの愚犬】
・ランク:11
・種族:ヴァンパイアマーキス (深淵貴種吸血鬼侯爵 密林猿系獣人種)
・レベル:0
・ジョブ:尾獣戦士
・ジョブレベル:97
・ジョブ履歴:狩人見習い、見習い盗賊、盗賊、暗殺者、使用人、糸使い、ストリングマスター
・パッシブスキル
闇視
怪力:5Lv(UP!)
高速再生:7Lv(UP!)
状態異常耐性:7Lv(UP!)
自己強化:隷属:10Lv
魔力超回復:ダメージ:1Lv(魔力回復から覚醒!)
気配感知:8Lv(UP!)
直感:3Lv
精神汚染:7Lv
身体強化:尻尾:3Lv(NEW!)
・アクティブスキル
業血:2Lv(吸血から覚醒!)
弓術:1Lv
投擲術:1Lv
短剣術:9Lv
風属性魔術:3Lv(UP!)
無属性魔術:1Lv
魔術制御:2Lv(UP!)
高速飛行:2Lv(UP!)
忍び足:8Lv
罠:5Lv
解体:3Lv
限界超越:2Lv(UP!)
家事:10Lv
操糸術:8Lv(UP!)
格闘術:4Lv(NEW!)
・ユニークスキル
供物
石化の魔眼:3Lv(NEW!)
・シャシュージャ リザードマンハイジェロニモ 男 年齢?
二百年以上前、タロスヘイムと不可侵条約を結んでいた大陸南部の沼沢地で最も大きかったリザードマン部族の子孫。
運良くヴァンダルーと遭遇した事で、リザードマン全体の纏め役に出世した。
特技は爬虫類そのものの顔で、子犬のように目を潤ませる事が出来る事。ヴァンダルーと遭遇するまで、何の役にも立たない、特技と言えない代物だった。まさかこれが多くのリザードマンの運命を変えるとは、彼自身も含めて誰も思わなかっただろう。
元々はランク5のリザードマンジェロニモだったが、フィディルグの加護を得てランク6のリザードマンハイジェロニモにランクアップしている。
現在卵から孵った子供が全てワニに似た頭部を持つ新種の魔物、『アーマーン』に成っており、このままだと将来的に沼沢地のリザードマンは絶滅する事に成る。しかし、子供がより強くなる事は魔物的には喜ぶべき事なので、彼も含めて誰も危機感は持っていない。
・『五悪龍神』フィディルグ
元魔王軍だが、ザッカートの誘いに乗って寝返った悪神。指の先が龍の頭に成っている、鱗に覆われた手のような形状をしており、神としてはかなり下位に位置している。
十万年前のヴィダとアルダの戦いで五つの頭の内四つまでを潰され、長期間の眠りを余儀なくされてしまった。
それ以後もコツコツ集めていたリザードマンの信仰を『暴邪龍神』ルヴェズフォルに乗っ取られるなど、苦労している。
うっかりヴァンダルーに殺されかけたが、魔王軍当時から下端だったため(魔王軍では邪神悪神の配下の魔物は下端ですらなく、ただの駒扱い)瞬時にプライドを捨てて降伏し事なきを得る。
因みに、神ではあるが教義らしい物は無い。これは彼の主な信者がリザードマンだったため、あまり複雑な条件を付けない方が良いと考えた結果である。……普通に祈ってくれればそれで良いと言う、かなりお手軽な神様である。
属性は水で、水辺ならリザードマンが出現するD級程度のダンジョンを精製する事が可能。ただ、今の状態では死力を尽くさなければならないので簡単に作れる物ではない。
現在、頭は三つまで回復しており、自己申告では完全回復まで後一万年程かかるらしい。
尚、移住してきたスキュラ族に関してはメレベベイルとの話し合いの結果、良好な関係を目指す事で同意した。
・『暴邪龍神』ルヴェズフォル
元々は『龍皇神』マルドゥークの配下の一頭だったが、魔王グドゥラニスにマルドゥークが滅ぼされた後、魔王軍に寝返ってしまった裏切り者。
その後、魔王が倒された後も魔王軍残党として在り続け、十万年前のヴィダとアルダの戦争では漁夫の利を狙って、両陣営を不意打ちする等一貫して卑怯に動いている。
本来の本拠地は魔大陸に在るがより力を高めるためにフィディルグからリザードマンの信仰を奪い、司祭代わりにランクアップしたアースドラゴンに加護を与え『鱗王』の二つ名を与えた。
また竜種が多く出現するB級までのダンジョンを精製する事が出来る。
その後ヴァンダルーに『鱗王』と自らの分霊を殺され、バーンガイア大陸を逃げ出すも運悪くシュナイダー一行に気がつかれてしまい、一人一人が龍を殺せる五人組にタコ殴りされてしまう。
現在は封印の代わりに、本来の姿よりもずっと小さなドラゴンの姿で実体化する事を強制され一行の召使いと化している。
・島田泉 女 人間 享年三十一歳
オリジンでブレイバーズを裏切った村上によって爆殺された転生者。地球では当時のヴァンダルー、天宮博人が在籍していたクラスの委員長をしていた。
天宮博人に関して名前は覚えているが、「目立たず問題を起こす事も無い男子」と言う以外何も覚えていない。
あらゆる偽りを見抜く【監察官】のチート能力を持ち、それを活かしてブレイバーズでは分析官等、裏方に徹していた。魔術の素質も能力と同時に与えられており、また訓練も一応受けているので平均的な軍人よりもやや優れた戦闘能力を持つ。ただし、カナタのように前線で超人的な大活躍ができる程ではない。
地球に居た頃は典型的な委員長っぽい性格だったが、オリジンで経験を積んで潔癖では世の中を生きにくい事を分っている。
死後ロドコルテから天宮博人に関する真実を伝えられ、彼とブレイバーズの仲間が争うようになる事を避けたいと考えている。
そのためにもロドコルテの御使いに昇華した。
天宮博人には同情しているが、やはり仲間のブレイバーズの転生後の安全を優先している。
・町田亜乱 人間 男 享年三十一歳
島田泉と同じくオリジンで爆殺された転生者。地球では天宮博人と別のクラスで、彼の事を全く覚えていなかった。
スーパーコンピューターと同じか、上回る演算を可能とする【演算】のチート能力を持つが、やはり島田同様にブレイバーズの裏方に回っている。
地球に居た時から一貫して軽い性格で軟派。しかしオリジンに転生した後の転生者は彼も含めて、地球での思い出を語り合える仲間として転生者同士の結びつきが強くなっている。
死後、ロドコルテの御使いと成ったのも、その影響。
因みに島田泉とは恋愛関係は無いが、良き同僚で友人。
最近は御使いにも慣れてきたが、オリジンの出来事を見ている事しか出来ない事に歯痒い思いをしている。
・村上淳平 人間 31歳
地球では天宮博人や島田泉、成瀬成美のクラス担任だった教師。ただ熱心な訳でも優秀な訳でも無かった。
オリジンに転生後はチート能力や魔術の素質を活かして、オリジンに存在したテニスに似たスポーツの選手として地球で叶えられなかった夢を叶えた。
しかし転生者全員の事を考えれば、チート能力を隠して使い続ける事は危険だと考えた雨宮寛人によって能力の存在が暴露されてしまい、渋々ブレイバーズに参加した。
しかし海藤カナタの悪事が明らかに成った事を切掛けに、自分と同じように燻っていたアイドル志望だった元生徒の土屋加奈子らを誘ってブレイバーズから離反。国際テロリストグループ『第八の導き』に加わる。
仲間だった泉や亜乱を爆殺するなど、その人格は地球で教師をしていた頃とはほぼ別人である。
・プルートー 人間(?) 女 ?才
黒い髪に白い肌をした十代半ば程に見えるアジア系の少女。ただ、彼女を収容していた秘密研究所の記録では十年以上前から同じ外見であり、正確な年齢も不明。
秘密研究所で行われていた、第二の死属性魔術師を産み出すため、『第二アンデッドプロジェクト』の被検体の一人。このプロジェクトの被検体は後天的に魔術の素質を抹消する事で、アンデッド(後のヴァンダルー)と同じ死属性魔術師を人工的に作りだす事を目的としていた。
ただ魔術の素質を消す事には成功しても、死属性の魔力を宿すには至らなかった。研究者はプロジェクトを継続していたが、アンデッドの死亡事故と本当の意味でアンデッド化して暴れ出す事件が起き、研究者は死に研究資料は激しく損壊してしまった。
その際プルートー達被検体はアンデッドによって助け出されるが、アンデッドを討伐したブレイバーズが彼女達の身柄を国際機関に渡した事で、再び番号で管理される実験動物にされてしまう。
しかし、その後アンデッドの魔力が乗り移り宿った事で使えるようになった能力を使い脱出。仲間達で『第八の導き』を組織する。
その目的は、自分達を利用しようとする人間と、アンデッドを殺したブレイバーズへの復讐。そして最終的には自らが死ぬ事である。
その犯行は徹底して差別的で、無関係の犠牲者は今まで一人も出ていない。
それでも彼女達が国際テロリストグループと社会的に呼ばれているのは、彼女達の身柄を生死問わず確保し、死属性魔術の研究に活かしたい各国の意思による物である。
性格はややマイペースで仲間思いだが、独特な死生観を持つ。好きな物は朝日と夕焼け、嫌いな物は「自分は道具に過ぎない」と言いながら他人を殺す人。
見かけどおり体力が無く、身体が弱い。
あらゆる魔術を使えない代わりに、「自分か接触している他人の生命力をコストに、他人の死を一度だけ吸い取る」能力を使う事が出来る。
脳性麻痺や末期癌、重度の外傷等も彼女の能力を使えば一度だけ治療可能。(外傷の場合助かるかは、その後の治療次第だが)完全に死亡していても、心肺を蘇生させるだけなら可能。その後完全に蘇生できるかは、脳や身体の状態による。
老衰の場合は暫く死ななくなるが若返る訳ではないので、数日から数か月、もしかしたら数年程度寿命が延びるが、結局は死亡する。
他の仲間にジャック、シェイド、閻魔、バーバヤガー、イザナミ、ワルキューレ、イシス、エレシュキガル等が存在し、最近は転生者のゲイザーも一応仲間に数えてもいいかなと考えている。
・クノッヘン ボーンフォート
ヴァンダルーの【導き:魔道】によって、骨の要塞であるボーンフォートにランクアップした。災害指定種の道を突き進む骨の集合体。
単純に要塞型の建造物の形に成れるだけでは無く、椅子やテーブル、ベッド等の家具も骨の一部を利用して揃える事が出来る。
移動する拠点としてヴァンダルーが冒険者に成った時も大活躍する事を目論んでいる模様。
・サム ナイトメアキャリッジ
ヴァンダルーの【導き:魔道】の効果を受けて、遂に空を走ると言う目標を達成した。
娘達もメイドとしてランクアップしているし、人生順風満帆である。
ヴァンダルーが冒険者に成る時には、ただの空飛ぶ馬車の演技をして付いて行くつもり。
・リタ&サリア リビングメイドアーマー
鎧として初めて誰かに着られると言う経験をした、ハイレグアーマーの姉とビキニアーマーの妹。
そして冥銅によるフリルやレース型の追加装甲と【導き:魔道】の効果によって、遂にリビングメイドアーマーにランクアップした。
これで誰も彼女達がメイドである事を否定できないだろう。
マードック達レジスタンス討伐部隊相手の久々の対人戦で、手足を切断すれば半々ぐらいの確率で敵を生け捕りにできる事を学習し、惨殺メイド道をより極めている。
・ザディリス タレア バスディア ヴィガロ
五章で揃ってランクアップしたグール組。特にタレアは今まで誰も確認した事が無いハイアーティザンにランクアップしている。
彼女に自覚は無いが、その存在が知られれば彼女の存在を求めて大金が動くだろう。合法的に隷属させられる、腕利きの職人という、希少な存在であるため。
他の三人もそれぞれ希少、若しくは未発見の種族にランクアップしているため、存在が明らかに成ると魔術師ギルドやテイマーギルドから注目されるだろう。
・チェザーレ・レッグストン
タロスヘイムで最も優秀な文官。ほぼ宰相、でも役職は将軍。
五章で久々に、死後初めて将軍らしい仕事を経験する。更に死に別れた弟がスキュラ自治区に隣接する砦の指揮官に赴任している事を知り、ヴァンダルーにスカウトを提案した。
現在弟のクルトを副官に置きバリバリと働いているが、生前と比べて妙によそよそしい態度を取る弟にやや戸惑っている。
・クルト・レッグストン 人種 男 二十八歳
ミルグ盾国のレッグストン伯爵家の三男。境界山脈遠征失敗の影響で、さして重要ではない小砦の指揮官に左遷されてしまった。
長男程武勇に優れておらず、次男程従軍事務官として優れていない、堅実な働きだけが特徴と言う人物。
それだけに防衛線では能力を発揮する。まだ若い為大きな部隊や砦は任せられていなかったが、経験を積めば重要拠点の防衛も任せられるだろうと期待されていた。
実はトーマス・パルパペック伯爵も彼の事を評価しており、ほとぼりが冷めたら主要ポストに戻すつもりだった。
遠征の失敗で縁談が流れたり左遷されたり階級的に下の奴には舐められたりと、散々な目に遭うが「敗戦とはそう言うもんだ」と諦める事で、腐らず日々を務めていた。そのためか、ヴァンダルーを恨む気持ちも強くは無かった。
しかし全ての裏側に原種吸血鬼が存在した事と、トーマス・パルパペック伯爵が深くかかわっている事を知り、部下共々離反を決意。ヴァンダルーの元に降る。
現在はチェザーレの副官として、異種族どころか魔物やアンデッドが闊歩するタロスヘイムに戸惑いながらも働いている。しかし、彼が最も戸惑っているのは、生前と比べて積極的にかかわってくる兄の態度である。まるで人が変わったようだと。
・オルビア ブロードゴースト 女 享年65歳
リックに騙されて殺害されたスキュラの女性。死ぬ前後の記憶を失い、沼でリックが凶器として回収した毒針を仕込んだ指輪を探しているところ、ヴァンダルーとパウヴィナに出会った。
スキュラ族で行われるメレベベイルの祭りで巫女役をするはずだったが、その件についてリックに相談しようとしたその日に殺されてしまっている。
性格は明るくてやや軽く、人気者だった。因みに結婚経験は無く、リックが初めての夫に成る筈だと本人は思っていた。
生前は見た目に反して脳筋で、平均的な魔術の才能を頑張って伸ばすより、狩を頑張った方が良いと身体ばかり動かしていた、狩猟系肉食お姉さん。
現在はランク5のブロード(沼)ゴーストにランクアップしている。本来は地縛霊的な性質が強い魔物だが、ヴァンダルーに憑く事で移動が可能となっている。
火属性のレビア王女とは仲が悪いと思いきや、ゴースト生の先輩兼友人の中で仲が良い。
・名前:オルビア
・ランク:5
・種族:ブロードゴースト
・レベル:17
・パッシブスキル
霊体:6Lv(UP!)
精神汚染:6Lv
水属性無効
液体操作:6Lv(UP!)
実体化:6Lv(UP!)
魔力増強:3Lv(UP!)
土属性耐性:1Lv(NEW!)
・アクティブスキル
格闘術:3Lv(UP!)
漁:3Lv
家事:2Lv
舞踏:4Lv
射出:2Lv(UP!)
・ユニークスキル
メレベベイルの加護(NEW!)
・プリベル スキュラ 十六歳 女
五つあるスキュラ族の部族の一つの、族長の末娘。ボクっ娘。
オルビアが殺された事で急遽祭の巫女役をする事に成り、スキュラ族伝統の求婚の儀式を集落近くの川でこっそり練習していたら、ヴァンダルーと遭遇した。形式的には、世界で初めてヴァンダルーに求婚された少女。
明るい性格で、ほぼ事故だが儀式に応えたヴァンダルーを気に入っている。最初は大きくなるまで自分が少し待てば良いかと思ったら、ヴァンダルーがダークエルフとのダンピールだった為、予想以上に待たなくてはならない事にビックリ。
「でも数十年ぐらいなら余裕じゃない? ボク達寿命四百年だし」と考え直して落ち着いた。
大陸南部に移住後は、タロスヘイムのヴィダ神殿に建立されたメレベベイルの神像を管理する神官の一人と成っている。
因みに戦闘能力は平均的なスキュラ+アルファ程度。元々巫女の一人であったため、あまり前に出て戦うタイプでは無い。ただ、それでも中型のワニぐらいなら素手(素足)で狩れる。
でも稲作の方が得意な、稲作系ボクっ娘。得意技は母直伝の八本の足全てを使った高速田植え。
メレベベイルから神託を受けると同時に加護を賜っており、将来性に恵まれている。
やや控えめなバストではベルモンドやバスディア、エレオノーラにはまだ勝てないと敗北を認めつつ、なら下半身で勝負だと、美脚(触腕)を目指している。
・名前:プリベル
・年齢:16
・二つ名:無し
・ランク:3
・種族:スキュラ
・レベル:79
・ジョブ:巫女
・ジョブレベル:89
・ジョブ履歴:巫女見習い
・パッシブスキル
怪力:1Lv
水中適応
暗視
身体強化:下半身:1Lv
墨分泌:1Lv
・アクティブスキル
農業:4Lv
格闘術:1Lv
舞踏:3Lv
歌唱:2Lv
解体:1Lv
無属性魔術:1Lv
水属性魔術:1Lv
土属性魔術:1Lv
魔術制御:1Lv
・ユニークスキル
メレベベイルの加護
・ペリベール スキュラハイシャーマン 女 三百十五歳
姉御肌っぽい性格だが実は感激屋の部族の長。オルビアが犠牲に成った事件の対応や、占領軍との交渉、そして他の族長との話し合い等、頭を悩ませていた所に、末娘がヴァンダルーを連れて来た。
そろそろ自分も年だし、後継者の育成に本腰を入れるかと考え始めた頃に次々に難題が降りかかった、実は苦労していた人。
自治区のスキュラ族全体の中でも高い実力を持ち、以前からメレベベイルの神託を受け取る事が出来た。実は聖職者としては高位に位置する。
事件も解決して移住もしたし、後はプリベルがヴァンダルーと結婚すれば一族は安泰だなとのほほんとしている。
以前からメレベベイルの加護を得ており、高い実力を持つ。ただ彼女が族長に就任した理由は、狩猟の腕と田植えや稲の刈り取りの速さと正確さ、後モテたからである。
・名前:ペリベール
・年齢:315歳
・二つ名:【狩猟チャンピオン】 【英雄神の巫女】
・ランク:5
・種族:スキュラハイシャーマン
・レベル:100
・ジョブ:巫女長
・ジョブレベル:100
・ジョブ履歴:巫女見習い、農夫、狩人、戦士、巫女、上級巫女
・パッシブスキル
水中適応
暗視
怪力:3Lv
水土属性耐性:5Lv
身体強化:下半身:4Lv
墨分泌:3Lv
・アクティブスキル
農業:5Lv
格闘術:3Lv
槍術:3Lv
弓術:3Lv
無属性魔術:2Lv
水属性魔術:6Lv
土属性魔術:6Lv
生命属性魔術:2Lv
魔術制御:3Lv
舞踏:4Lv
歌唱:4Lv
御使い降臨:1Lv
・ユニークスキル
メレベベイルの加護:二重
・イリス・ベアハルト 人種 十八歳 女性
アミッド帝国に占領されているサウロン公爵領でレジスタンスとして活動する、元ベアハルト騎士爵家の長女。
『サウロン解放戦線』のリーダーであり、『解放の姫騎士』の二つ名で呼ばれている。
元々はサウロン公爵領では少数派のアルダ信者だったが、レジスタンスと言う法を破る立場に成った事で自ら信者を止めている。……聖印を身につけなくなった等、外見的にはともかく、心の中では信者で在り続けたが。
性格は清く正しく真面目で弱者に優しい、騎士道のお手本のような少女。優秀だが、自分がリーダーなのは全て優れた父の人望のお蔭であると考えている。若干ファザコン。
二つ名が知られているためグーバモンには英雄として狙われたが、戦闘力自体は歳の割には優秀だが冒険者ならC級程度。これは彼女が反抗運動の象徴としての英雄であるため。実際、『サウロン解放戦線』で彼女の強さは十本の指にギリギリ入れない程度である。
彼女が率いる『サウロン解放戦線』は帝国に占領された当時に置いて行かれ、脱出し損ねた貴族の子弟や、養女や養子等が主なメンバーと成っていて、実は家の爵位では彼女が一番下だった。最近では先祖代々平兵士のデビス等が加わったため、家の序列では最下位では無くなったが。
尤も、貴族の子弟と言っても長男次男の予備や更にその予備等不遇な立場だった者が大半であるため、誰も出身の事を気にしていない。
ヴァンダルーについでで助けられた後彼と同盟を結び、その後受けた影響で魔道に足を踏み入れてしまった。
因みに、現在は本質的にアルダ信者では無い。
・ハッジ 人種 21歳 男性
元々は町のチンピラゴロツキの類。主に日雇い仕事やケチな軽犯罪、自分達より強そうな裏社会の連中の使いっパシリ等をして日銭を稼いでいた。
故郷がアミッド帝国に占領された暫く後、『新生サウロン公爵軍』や『サウロン解放戦線』等のレジスタンス組織の輝かしい活躍を聞くように成った頃、自分と同じ食い詰め者仲間と組んで偽レジスタンス詐欺を始めた。
仲間内では一応リーダー格で、頭も腕も比較的良い方。頭の方は簡単な漢字(山とか川)なら読める、腕の方は【格闘術】と【短剣術】を1レベルで持っている程度。
偽レジスタンス詐欺の間は剣等を腰に差してそれっぽく装うが、鞘の中身は実は空なんて事も多かった。
マードック率いるレジスタンス討伐部隊に目を付けられるが、偶然ヤマタやラピエサージュと遭遇して助けられ、現在「本物のレジスタンスに成るため」タロスヘイムで地獄の訓練を受けさせられている。
ただ食事はタロスヘイム基準で充実しており、日々強くなって行く自分達に手応えを感じ、意外と充実した日々らしい。
現在、ハッジを含めてほとんどの者が【狂戦士】ジョブに就いている。……立派なレジスタンスとは一体?
・レイモンド・パリス 人種 男性 25歳
サウロン公爵がメイドをしていたパリス騎士爵家の四女に手を出して産ませた庶子。正式に認知されておらず、また成人と同時に継承権を放棄したため、書類上貴族では無い。
しかし才能豊かな人物で、継承権を放棄する事を引き換えに得た公爵家の支援で騎士叙勲を受けると騎士団内で頭角を現した。何事も無ければ騎士団長ぐらいには出世しただろう人物。
サウロン公爵領が占領された後、無事だった騎士団のメンバーを率いて『新生サウロン公爵軍』を組織したのは、帝国への怒りと故郷を解放したいと言う想いもあったが、自身が公爵になる野心もあった。
表面上は整った顔立ちで人当たりが良い人格者だが、内面は「自分は選ばれた人間だ」という選民意識が強い人格の持ち主。
グーバモンに英雄アンデッドの素材として狙われるが、レイモンド自身の戦闘力はそれほど高く無く、組織運営や戦略に優れた、組織の長としての英雄だった。
グーバモンに目を付けられ、本人はスキュラ族に対する陰謀を弟に指示済み、五章開始時から詰んでいた人物。
ヴァンダルーを仲間に加えようとしたためあっさり身体の自由を奪われ、最後はルチリアーノに改造されライフデッドにされてしまった。
ただ社会的にはレジスタンス討伐隊相手に激戦を演じ、弟と共に名誉の戦死を遂げたとされている。
因みに、スキュラ種族を戦力として利用してもサウロン公爵領が占領される前の状況を維持し、自治権を安堵する以上の報酬を与える予定は無かった。精々式典に招待するとか、取引可能な商会を増やす程度。
彼の認識では、スキュラ族をサウロン公爵領の民と正式に認めるだけで、十分な報酬を与えた事になるようだ。
尚、ヴィダの信者だが、サウロン公爵領ではヴィダの信仰が盛んだったので信仰していただけで深い理由がある訳ではない。
・リック・パリス 人種 男性 22歳
レイモンドの種違いの弟。伸ばした前髪が特徴的な美形。元はレイモンドと同じく騎士叙勲を受け、騎士団に所属していた。
極度のブラコンで、兄は人の上に立つべき人物だと盲信している。
レジスタンスに身を投じてからはその傾向がさらに強くなり、兄の為ならどんな汚れ仕事でも忠実にこなす腹心に成長した。
レイモンドが組織を大きく出来たのは当人の才能もあるが、リックと言う忠実な弟が支えてきたのも大きい理由である。
スキュラ族をサウロン公爵領で自治を認められていながら、公爵領の為に戦おうとしない非国民として軽蔑しているが、スキュラ族が今まで辿って来た歴史的経緯については『知って』いる。
ただ人種の感覚で「何百年も昔の事」と考えているため、「祖母や曾祖母の代の出来事」であるスキュラ族と考え方に大きな違いがある事に気がついていない。
・マイルズ・ルージュ ヴァンパイアバイカウント(貴種吸血鬼子爵) 男 数百歳
元グーバモンの手下だった貴種吸血鬼。人種出身で、野性的な美形。だが、何時の頃からか化粧をするようになり、口紅を常備し女の口調で話すようになった、グーバモンの手下の中でも異色の人物。
孤児出身だが、人種だった頃からユニークスキル【警鐘】を所有しており、生き残る事を最優先に生きてきた結果、紆余曲折遭って吸血鬼になっていた。
その後も権力闘争が過酷な邪神派吸血鬼社会の中で、そこそこの地位で安定して生きて来たが、グーバモンが狂乱した事が転機に成り、ヴァンダルーに降伏を願い出て裏切る事になった。
グーバモン戦の経験値で男爵から子爵にランクアップしている。
グーバモン戦で自分達を守ったヴァンダルーを敬愛しており、忠誠を誓っている。
因みに、単に美しく装いたい、美しい物が好きなだけで、女に成りたい訳ではない。好みのタイプは、「性別関係無く美しい人」である。
・名前:マイルズ・ルージュ
・年齢:数百歳
・二つ名:無し
・ランク:9
・種族:ヴァンパイアバイカウント(貴種吸血鬼子爵)
・レベル:1
・ジョブ:爪牙戦士
・ジョブレベル:97
・ジョブ履歴:見習い盗賊、盗賊、魔術師、火属性魔術師、格闘士、魔闘士
・パッシブスキル
闇視
怪力:8Lv
高速再生:8Lv
状態異常耐性:5Lv
精神汚染:1Lv
身体強化:爪牙:7Lv
無手時攻撃力強化:中
・アクティブスキル
吸血:7Lv
高速飛行:8Lv
限界超越:1Lv
罠:4Lv
忍び足:5Lv
短剣術3Lv
格闘術:8Lv
無属性魔術:1Lv
火属性魔術:6Lv
魔術制御:2Lv
魔闘術:3Lv
・ユニークスキル
警鐘
・『汚泥と触手の邪神』メレベベイル
魔王軍の触手神の一柱だったが、フィディルグと同じように寝返り、ヴィダの従属神と成った邪神。その後、ヴィダと交わってスキュラ族の片親と成った。
本来は大小数え切れない触手の集合体だったが、スキュラ族を迫害から守るためにスキュラの英雄神と経歴を偽り、今は「無数の触手をスキュラ型に束ねて作った人形」のような姿と成っている。元々は両性だったが、その影響で女性よりの性質に変化した。
ザッカートとヴィダを敬愛しており、自分の子であるスキュラ族を愛している。魔王軍時代と比べて大きく性格が変わった神の一柱。
魔王が倒された時ヴィダから性質が近い為、比較的容易に封印を維持できるという理由で、【墨袋】、【吸盤】、そして【触手】の合計三つの欠片を託される。しかし、十万年前のヴィダとアルダの戦争の折に何者かの(ルヴェズフォルではない)不意打ちを受けて【触手】の欠片を奪われている。
子であるスキュラ族とヴァンダルーの関係が深くなる事を歓迎しており、オルビアやプリベル、ペリベールに加護を与えると同時に『全力でGO!』と神託まで下している。
でもヴァンダルーを自身の神域にあまり招かないのは、純粋にヴァンダルーの姿が怖いからである。
神としての格はフィディルグやルヴェズフォルよりもずっと上で、寝返り組全体でも十本の指に入る実力者で、触手神の中に限って言えばトップである。
十万年前にはそれなりのダメージを負ったが、スキュラ達の信仰を受けて完全回復している。しかし魔王の欠片の封印を維持、そして派手に動く事でアルダ達を刺激する事を恐れて、あまり積極的な活動は今まで出来なかった。
愛情深い性格だが、アルダ側の神やその信者、スキュラを害する存在には魔王軍に所属していた当時の冷酷さを発揮する。
属性は土、そして水。
・グーバモン
元々はヴィダを奉じていた人種だったが、吸血鬼の真祖により原種吸血鬼と化した。十万年前のヴィダとアルダの戦争でヴィダが負け、真祖が滅んだ事で、魔王残党の『悦命の邪神』ヒヒリュシュカカに寝返った原種吸血鬼の一人。
主人公の父親ヴァレンを従属種吸血鬼にした張本人で、ヴァレンとダルシアを手下の一人である貴種吸血鬼セルクレントに処刑するよう命じた。ヴァンダルーにとって両親の仇である。
何時の頃からか英雄と呼ばれる者達のアンデッドをコレクションする趣味に耽溺する様になり、それ以外の存在に興味を持つ事が少なくなっていった。
空間属性魔術の達人で、目視した対象を直接攻撃する【破壊の魔眼】を持つ。又、【魔王の甲羅】を所有しており、発動時の防御力は三人の原種吸血鬼の中でも随一。
決して弱くなかったが、選んだ行動のことごとくが自分の首を絞める結果になり、ヴァンダルーに敗北してしまった。
しかし、ヴァンダルーにダメージを与える事に成功した稀有な人物。
戦果では第一章でヴァンダルーの胴体を半ば以上切り裂いたブゴガン程ではないが、傷一つつけられなかった転生者のカナタよりは善戦したと言えるだろう。
・ゾルコドリオ(通称ゾッド) 原種吸血鬼 ?歳 男
百人の原種吸血鬼の一人で、人種だった頃からヴィダに従い、勇者達と共に魔王軍と戦ってきた歴戦の猛者。十万年前の戦争当時誰よりも最前線で、誰よりも多くの敵から攻撃を受けるが耐えきり、その頑丈さからアルダ軍も倒すのを諦めて封印する事にした人物。
シュナイダー達によって封印を解かれた後、世界の変わり様に仰天しつつもヴィダの隠れ信者である彼の仲間と成った。
法命神アルダを国教とする国の生まれながら、ヴィダを信仰するばかりか兄弟であるヴィダの新種族達を秘密裏に保護しているシュナイダーを英雄に足る人物と認めている。
普段はスマートな初老の紳士でパーティーの拠点でバーテンダー等をしているが、真の姿はオーガが貧弱に見える程強靭な筋肉を全身に纏った、筋肉の怪物。
原種吸血鬼に成っても武術と魔術の才能が絶望的だった代わりに、ザッカートや女神ペリアの勇者ソルダから学んだ異世界の科学を武器に(していると自称している)、あらゆる事を筋肉で可能とする。
【物理ダメージ完全無効】のスキルを持つ敵も、何故か筋肉だけで倒した事がある。
人間だった頃は「細かい技より強力無比な暴力!」をモットーに魔王軍と戦う戦士だったが、吸血鬼化してからその道を突き進みすぎたけ結果、色々突き抜けてしまった。
この世界で唯一【筋術】スキルを持つ。
趣味は酒。筋肉トレーニングは趣味では無く、生き方と語る。
・リサーナ エルフ 女 九十五歳
エルフのA級冒険者……であるのは表向きの姿。実際には魔王軍からヴィダに寝返った、『堕酔の邪神』ヂュリザーナピペが転生した姿。
エルフの女性に転生した事で力は大分落ちたが、今は昔ほどではないが戻ってきている。周りが凄すぎて、邪神としての力を取り戻しても、あまり目立てそうにないが。
記憶が戻った後、とりあえず冒険者でもしながらレベルを上げ、力を取り戻そうと冒険者ギルドに行ったら、偶然その場にいたシュナイダーと出会い、パーティーを組む事に成った。
シュナイダーが隠れヴィダ信者に成ってからの三人目の仲間。因みに、一人目はダークエルフのドルトンである。
神としては酒や発酵、そして堕落を司る。本人も大変酒好き。ただし、特別強い訳ではない。これは魔王軍に居た時からの性質で、酔わないのに酒を飲む意味は無い、「飲むなら酔うまで飲む! 酔っても飲む!」と言う考え方をしている。
十万年前以前の事を知っており、リクレントやズルワーンとも何度か話した事がある。ただ、ヴィダとアルダの戦争中に転生したため、その後何が起きたのか、現在に至る経緯までは分らない。
テーネシアやグーバモン、ビルカインの事も知っており、変わってしまった元戦友に実は心を痛めている。
完全に健康体なのに健康法や健康に良い食品に凝る事を止めないシュナイダーに、日々ツッコミを入れている。
・バストランキング
顧問 レビア王女
測定不能 ヤマタ(上半身ごとにサイズが異なる)
調整の結果によって変わる可能性があるため保留 ジーナ、ザンディア
・ランキング上位から
ベルモンド アイゼン
タレア バスディア ダルシア(霊)
サリア リタ エレオノーラ ラピエサージュ
ペリベール
オルビア カチア ビルデ
プリベル ザディリス
ベルモンドとアイゼンの出現により、タレア、バスディア、ダルシアの三巨頭体制が崩れ、大きくランキングが動いた。新たに参入したスキュラ勢力からはトップ争いに加わるニューフェイスは出なかったが、今後ヤマタの扱いをどうするかによって、彼女が上位陣に食い込む可能性あり。
また、情報筋に寄れば蝕王主導で、胸のサイズを地球と同じアルファベットで測るカップ制の導入が進んでいる模様。これが実現すれば、二百年前の旧タロスヘイムで二大巨頭と称えられた、レビア王女と【癒しの聖女】ジーナのランキング参戦も夢ではない。
ランキングは今、激動の時代の真っただ中にある。
●タロスヘイム発展度
・人口 約一万五千二百
グール、アンデッド、ブラックゴブリン、アヌビス、オーカス、巨人種、吸血鬼、人種、獣人種、ドワーフ、スキュラ、ハーフエルフ、リザードマン、アーマーン
ゴーレムやカースウェポンは含まれていない。
・タロスヘイム施設
水銀鏡ゴーレム
探索者ギルド(交換所と配給所、ジョブチェンジ部屋)
ヴィダ神殿(従属神の神像有り)
公衆浴場
各種屋台
公営カジノ
イモータルエントの森
各種ゴーレム工場
モンスタープラント畑
B級ダンジョン×1 C級ダンジョン×2 D級ダンジョン×3
・沼沢地リザードマン地区
カプリコーン農場
カプリコーン乳加工場
探索者ギルド支部
『五悪龍神』フィディルグの祠
D級ダンジョン×1 B級ダンジョン×1
・沼沢地スキュラ地区
田んぼ
泥湯温泉
スキュラの英雄神メレベベイルとヴィダの祠
探索者ギルド支部(設置準備中)
●追加
・キンバリー ブリッツゴースト 男
生前はマードック・ゼック率いるレジスタンス討伐部隊の斥候兵で、寡黙な性格と高い技術を持つ出来る男だった。しかし偽レジスタンスのハッジ達を追跡中に目にしたヤマタの異形に動揺したところを、空から周囲の見回りをしていたラピエサージュの放電攻撃によって、感電死した。
死後霊からサンダーゴーストと化し、今ではヴァンダルーの【死霊魔術】で風属性(雷限定)を担当している。
グーバモン戦でランクアップし、現在はランク5のブリッツゴーストと成っている。
だが死後は性格が一変し、まるで女好きなチンピラのような言動をするようになった。ただ気が触れたのではなく、箍が外れ生前は内心に溜めこんでいた諸々を全開放しているだけらしい。
それをレビア王女に肉体言語で窘められるが、それもご褒美である。
現在では自力で魔術を習得するため勉強中。結果、何故か最初に【魔力増大】スキルを獲得した。
・名前:キンバリー
・ランク:5
・種族:ブリッツゴースト
・レベル:21
・パッシブスキル
霊体:4Lv
精神汚染:3Lv
風属性無効
雷体操作:5Lv
実体化:2Lv
直感:2Lv
魔力増大:1Lv
・アクティブスキル
忍び足:6Lv
罠:5Lv
射出:4Lv
憑依:3Lv
6月26日にスキュラ種族紹介&インタビュー・ウィズ・悪神を、27日に119話を、30日に120話を投稿する予定です。




