閑話8 その頃大陸西部では
ヒヒリュシュカカを奉じる原種吸血鬼の一人テーネシアが、冒険者に討ち取られた。
そのビッグニュースは世界を震撼させるに足るものだった。
だが、最も大きい影響を与えたのは表の社会ではなく、裏社会と評する事すら躊躇われる闇の中を蠢く者達の社会だった。
そして動き出したのが、『外書の邪神』バルルシャペを奉じる吸血鬼達だ。
太古の時代、リーダーだった原種吸血鬼をテーネシア達の手によって倒された彼らは、バーンガイア大陸から離れ、隠れ潜む事でこれまで生き残って来た。
しかし、長く時間をかけて力を蓄えてきた彼らは、仇敵が一人消えた事を好機と判断し、テーネシアが死んだ事を、復権の好機と見た。
特に、テーネシアが居なくなった事で勢力の空白地帯が産まれたオルバウム選王国のハートナー公爵領、そしてアミッド帝国の一部に橋頭堡を築くのは都合が良い。
だがオルバウム選王国には、テーネシアを倒した新たなS級冒険者ハインツ率いる『五色の刃』が活動している。
ならばと、吸血鬼達はアミッド帝国の南の属国、海国カラハッドに進出した。
だがそこには大陸西部唯一のS級冒険者、シュナイダー率いるパーティー、『暴虐の嵐』が活動していた。だが最近は大きな活躍を聞かない。それにS級冒険者とは言っても、金と酒、何より女に目が無い堕落した男が率いるパーティーだ。各個撃破すれば勝てると、吸血鬼達は考えた。
そして『暴虐の嵐』の中にゾッド……原種吸血鬼の一人、ゾルコドリオが居る事を知って確信した。勝てると。
何故なら、吸血鬼達のリーダーであるグオンはゾルコドリオについて、太古の時代に倒されたと主人から聞いていたからだ。
曰く、原種吸血鬼の中で魔術の才と武術の才が、最も乏しかった男。
曰く、アルダとヴィダの戦いでも、最初に戦線から脱落した男。
原種吸血鬼は百人程居たという。百人も居れば、当然何名かが落ち零れる。ゾルコドリオはその落ち零れ、最も弱い原種吸血鬼だ。
かつての主の言葉を思い出したグオンは、そう判断した。
そして、バーンガイア大陸の闇を支配する手始めに、落ち零れではあっても原種吸血鬼であるゾルコドリオを血祭りにあげ、自分達の力を示そうと。
あっけない程『暴虐の嵐』はグオン達の策に乗り、バラバラになった。そしてグオン自身も含めた精鋭でゾルコドリオを包囲し、襲撃した。
「何と脆弱な……」
まるで嵐か竜巻でも荒れ狂ったような有様になった平原に、何人もの吸血鬼達が屍を晒していた。
「ば、馬鹿な。この俺が育て上げた精鋭が、い、一瞬で……最低でも伯爵以上の、ランク10以上の者ばかりだぞ!?」
グオンは平原の真ん中に佇む、筋肉の化け物を前にただ戦慄した。
ほんの一分前までそこには、紳士然とした痩身の中年と壮年の間くらいの男が立っていた。
だが今は全身が鋼の様な筋肉で覆われた、化け物が立っている。
「ふむ、若いのに目が耄碌したか? 貴様が育て上げた者達を、私が数秒で圧し折ったのだが。さて、次は貴様の番だ」
別人どころか別の生命体に変化したように見えるゾッドがグオンに答えるが、彼はまだ現実を直視できないようだった。
「た、戯けるなっ! 貴様如きにこの『外書の邪神』に仕えるこのグオン様が負けるはずがないぃっ!」
ヴァンパイアエンペラーにまで己を高めたグオンは、【詠唱破棄】スキルを使用して火、風、土の三属性の攻撃魔術を連続で放つ。
それをゾッドは圧倒的な筋力で全て打ち払った。素早く振った腕で炎を掻き消し、胸筋と腹筋で真空の刃と鉱物の槍を弾き飛ばした。
「戯けているのは貴様だ、この腐れた若造がぁ!!」
大地を踏み砕くようにしてゾッドはグオンとの間合いを一瞬で詰めた。
グオンは、反射的に張った防御魔術が砕かれたその刹那の間にかつての主人である原種吸血鬼の言葉の、正確な意味を思い出した。
原種吸血鬼の中で魔術の才と武術の才が最も乏しかったが、それを圧倒的な筋力で持って覆した男。
アルダとヴィダの戦いでも、その筋力で誰よりも前で誰よりも激しく戦い、誰よりも多くの攻撃に耐えた末に、最初に戦線から脱落した男。
「受けよっ! 【暴振爆雷】!」
そしてゾッドの姿がぶれて見えるほど高速で振動したかと思うと、激しい稲妻が迸った。
達人の放つ魔術でも耐えきるはずのミスリルの鎧はその稲妻に貫かれ、心臓を焼かれたグオンは自身の野望と共に崩れ落ちたのだった。
鼻にツンと来るイオン臭を漂わせたゾッドは、グオンが倒れたまま動かないのを確認して息を吐いた。
「ふしゅるるぅ……アースに生息する魔力を用いず稲妻をその身に宿す電気ウナギと言う生物と同じく、我が筋肉の振動のみで稲妻を放つ【筋術】の技。
これぞ『水と知識の女神』ペリア様に選ばれし勇者ソルダ殿が伝えし、科学の力。冥土の土産話にするが良い」
「いや、それ絶対科学じゃないから。ソルダがそれ聞いたら泣いて嫌がるから、あの子マッチョ苦手だったし」
「ふぉっ!? リサーナ殿、これは失礼をっ」
何時の間にかいたリサーナに声をかけられたゾッドは、慌てて身だしなみを整える。何時でも本来の筋肉に戻っても良いように、彼の衣服は魔力を通すとどんなに破れても再生するマジックアイテムに成っているのだ。
「それでシュナイダー殿達の方は?」
「もう終わって帰るところよ。あなたみたいに殴って解決って訳にはいかなかったから、面倒だったけど」
シュナイダーは少女奴隷を使った泣き落とし、ダークエルフである事を隠しているモヒカン精霊魔術師のドルトンと女ドワーフの踊り子メルディンは、それぞれ飲み比べと踊りで決闘を申し込まれ、リサーナは元々冒険者ギルドでギルドマスターと次の仕事で打ち合わせをしていた。
どうもグオン達はゾッド以外には只管戦闘以外の手段を使ったらしい。意外と賢明である。
「そうですか。しかし、今回は皆さんにご迷惑をかけてしまいましたな」
「別にゾッドが悪い訳じゃないじゃない」
「ですが、道を踏み外したとは言え兄弟の子がしでかした事ですからな」
そう言いながらゾッドは、屍を晒しているグオン達を集めると埋葬して行く。
現在の社会ではグオン達は邪悪な神を奉じる化け物だが、ゾッドは彼等の親である原種吸血鬼がヴィダの信者だった頃を知っている。共に魔王と戦った戦友であり、女神の志に共感し吸血鬼に成った兄弟だ。
改心する兆しも無い以上見逃す訳にはいかなかったが、最後の情けとして埋葬ぐらいはしてやりたかった。
「それを言うなら、私にとっても昔の仲間の子でもあるのよね」
『堕酔の邪神』ヂュリザーナピぺの転生体であるリサーナは、封印される前のゾッドやグオン達の主人と共に、ヴィダ陣営でアルダと戦った。
十万年前に敗れてゾッドは最近まで封印され、リサーナは魔王式輪廻転生システムを利用して転生した。
一方、敗れはしたが逃げ延びたテーネシアやグオンの主人は、堕ちて邪悪な神々の走狗と成り果ててしまった。
「まあ、あの人達にはあの人達の苦労があったんでしょうね」
「我々も、一歩間違えればどうなっていたか分かりませんからな」
何処かやるせない気分に成った二人は、墓碑銘も刻まれていない墓を完成させると、踵を返して町に戻ろうとした。
「痛ァ!」
だが、突然リサーナが悲鳴を上げて手で頭を抑えた。
「ど、どうされたリサーナ殿!」
すわ敵襲か!? 再び全身の筋肉をパンプアップさせようとするゾッドだったが、リサーナは「違う、敵じゃないわ」と顔を顰めつつも応える。
「これは、神託よ。リクレントの奴、何て無茶しやがんのよ。お酒も飲んでないのに二日酔いみたいな気分にされるなんて、最悪なのにっ」
自慢のコレクションを一先ずテーネシアが知らないアジトに運び終えたグーバモンは、疲労の籠った重い溜め息を吐いた。
「全く、あの半吸血鬼の小僧……何処までも祟ってくれるっ」
あの後――ヴァンダルーがテーネシアの隠れ家からダンジョンに消えた後、グーバモンはビルカインと共に彼を殺すべく、ダンジョンに入った。
しかし、ダンジョンはたった一階層だけで部屋の数も少なく、その何処にもヴァンダルーの姿は無かった。
極稀に下の階層へ続く階段が巧妙に隠されている場合があるので、それかと暫くビルカインと調べてみたが、そんな仕掛けも特に無かった。
恐らく、ダンジョンの中で空間属性魔術かマジックアイテムで転移して逃げたのだろう。そう判断した二人はその場を後にするしかなかった。
そして大急ぎでそれぞれの拠点を替えた。テーネシアは死んだが、ヴァンダルーが【霊媒師】らしい事をグーバモン達は知っている。テーネシアの霊がヴァンダルーに自分達を売らないと言う保証が無い。
……テーネシアとは十万年以上の付き合いだが、その神代の時代からの仲間を先に裏切ろうとしたのは自分達なのだから、義理立てしてくれるとは考えられない。
「ええい、これからどうすれば良いのじゃっ! ビルカインと協力するにしても……はっ! 待て。奴は……奴は信用できるのか?」
同じ邪神を奉じる、十万年来の盟友。だが、そのビルカインは同じ盟友のテーネシアを傀儡に落とそうとグーバモンに持ちかけていたではないか。
それに失敗した今、同じ事を自分にしないと何故言い切れるのか。
「ビルカインは自分と儂が協力すれば、あの小僧を殺せると言いおった。協力……もしや、奴め、今度は儂を傀儡に落とすつもりでは?」
自分達がしようとした事を、次は自分がされる番かもしれない。
こうして『悦命の邪神』ヒヒリュシュカカを奉じる原種吸血鬼の協力体制は急速に崩れていく。
日々様々な政務を熟すアミッド帝国皇帝、マシュクザール・フォン・ベルウッド・アミッドはその報告を聞いた時、ハーフエルフらしい美貌を崩す事は無かったがとても驚いた。
六千人からなる遠征軍がアンデッドに成って戻って来たという報告を聞いた時よりも、その驚きは大きかったかもしれない。
「それは比喩表現ではないのだな?」
「はい。密偵によりますと、ハートナー公爵領の城が物理的に傾いたそうです」
「そうか……」
サウロン公爵領を占領している今、新たに国境を接する事に成った公爵領の一つであるハートナー公爵領の動向は、帝国にとって重要である。
そのため、以前から草の者を増やしているのだが、城が物理的に傾いたという報告は俄かには信じ難かった。
これが魔境と接する砦ならまだ分からなくもないのだが、最も安全なはずの都の城が傾くとは前代未聞である。
少なくとも、歴史的な珍事だ。
「後、どうやらナインランド魔術師ギルドのギルドマスターが、原種吸血鬼のシンパだったようです」
「それは興味深い話だが、何故分かった? 草の者達だけで調べられる物でもないと思うが」
「それが、どう言う訳か部下共々他の公爵領の領事館に自ら証拠と共に出頭し、洗いざらい自白したそうです」
「……ますます持って信じ難い」
そう額を抑えるマシュクザールだが、それらの情報は複数のルートで確認された物で偽情報やデマではなさそうだ。
「そのギルドマスター達が自白した情報を早急に手に入れろ、前回に続いて膿を捻り出すチャンスだ。
城が傾いた件については……今は伏せよ。功名乞食共が煩くなる前に、手を打たせる」
サウロン公爵領を占領し、サウロン公爵を討ち取ったアミッド帝国軍だったが、全く消耗していない訳ではない。
それに占領した以上は、サウロン領を統治しなければならない。まさか現地の住民を残さず皆殺しにするなんて真似が出来る訳もないのだから、それぞれの町や村に代官を送るか村長を替える等して責任者を刷新し、抑えながら統治しなければならない。
しかし長く帝国最前線で戦ってきた公爵領の住人は、簡単に尻尾を振らない。まだまだ時間をかけてしつけなければならない。既に逃げ延びた騎士や兵士がレジスタンス化しているとの報告があるため、油断すると足元をすくわれる。
そんな状態でハートナー公爵領に攻め込もうものなら、伸びた補給線や手薄に成った内地の軍事拠点などをレジスタンスの前に晒す事に成る。
しかも、もしハートナー公爵領を攻め落として占領出来ても、残りのオルバウム選王国の公爵領と接している面積が広がりすぎる。
防戦に秀でたミルグ盾国の将兵を配置したとしても、いきなり堅牢な砦や長城の様な城壁が生える訳でもないので守りきれない。
つまりこれぞ好機と急いでハートナー公爵領に攻め込んだ瞬間、どう転んでもアミッド帝国は負けるのだ。
多少の戦略眼がある者ならそれぐらい気がついているのだが、先の戦争で手柄を上げ損ねた貴族の中には、名を上げて新しい領地を手に入れ昇爵した者を羨むあまり、目が曇っている者もいる。……最初から目が節穴である者もいるが。
「ご心労、お察しいたします」
「構うな。人は常に玉石混交。傑物の十倍愚物が混じるのが常だ」
そしてそれを上手く使うのが、上に立つ者の務めだ。マシュクザールは諜報機関の長を下がらせると、早速軍務卿や総務卿、財務卿を次々に呼び出しては報告を聞き、指示を出した。
その後、ハートナー公爵領で起きた幾つかの事件についての報告が上がったが、マシュクザールは興味を覚えても驚きはしなかった。
町の近くにダンジョンが発生し魔物の大暴走が起きた事も、農村部で妙なヴィダの信仰が広がりつつあると聞いてもだ。
ダンジョンは突然発生する災害の様な物だし、アミッド帝国との最前線に成った以上、反抗する様にヴィダの信仰が広がる事は妙な事だとも思わない。
それらは貴重な情報であると同時に、忙しいマシュクザールの娯楽でもあった。地球で週刊誌を読むような感覚だ。
しかし、その娯楽の一部で終わるだろう情報を諜報機関の幹部が報告した時、マシュクザールは眉を上げた。
「それは真か?」
聞いた報告は、ハートナー公爵領に存在する魔境でグールが獲れなくなったという内容だった。まさか聞き返されるとは思わなかったその幹部は、驚きながらも頷く。すると、マシュクザールはしてやられたと顔を顰めた。
「まさかこれほど早く、しかもあちら側から出るとは……草の者達に伝えよ。ヴァンダルーという名のダンピールについて調べろと。どんな些細な事でも構わん」
その一月ほど後、草の者達によってハートナー公爵領の奴隷鉱山崩壊と、その調査の折に訪れた開拓村でヴァンダルーという名のダンピールの少年が聖人扱いされている事、ニアーキの町の冒険者ギルドに現れた事等が報告される。
マシュクザールもヴァンダルーの意図や行動の動機を完全には読み切れなかったが、ハートナー公爵領で起きた事件には彼が関わっていると確信した。
そして境界山脈に接する全ての場所に潜む草の者に、ヴァンダルーの名と容姿を伝え、見張らせるよう指示を出した。……その指示が届く頃には、開拓村は謎の失踪を遂げ、ルーカス公子による赤狼騎士団が魔物と相打ちに成ったとの発表がされたのだが。
因みに後日、ハインツが原種吸血鬼テーネシアを討伐しS級冒険者に昇級し名誉貴族位を授かったと聞いた時は盛大に溜め息を吐いたという。
「残った胴体がどれ程跳ねるかも知らず、気軽に頭を踏み潰してくれる。しかも頭はまだ二つ残っているだろうに。しかも名誉貴族とは言え、伯爵か。ヴァンダルー共々厄介な奴め」
乾燥した薬草を揉み、小さな山にした物を背中の何か所にも置き、それに火を付けて煙を立たせたままうつ伏せに寝ているシュナイダーは、帰ってきたリサーナの言葉に片眉を上げた。
「リクレントからの神託? お前、時属性の神だったか?」
普通神託は神が自身の信者か、眷属に下すものだ。これは単に上下関係に由来するものではなく、精神的な繋がりを利用する必要があるためだと、以前リサーナ本人がシュナイダーに説明した事だ。
「違うわよ。魔王側に居た時は微妙に違うけど、今は生命属性。だからリクレントとあたしは何の繋がりも無いんだけど……受肉してるけど一応あたしも神だから、無理をすれば神託って形で連絡できるのよね」
本当に無理をしたので、リクレントは骨を抉り取るような痛みを負い、神託を受けたリサーナも常人ならショックで気絶するような激しい頭痛を味わったが。
「ひょれじぇ、ひゃいひょうは?」
「『それで、内容は?』って言ってるけど」
飲み比べの結果べろんべろんに酔っ払って呂律が回らなくなったドルトンの言葉をメルディンが訳して伝えると、リサーナは神託の内容を伝えた。
「ザンタークに伝言を頼むって」
「ざ、ザンターク? ザンターさんでもザザタックのオッチャンでもなくてザンターク様? それって神じゃない!?」
「メルディン? なんでそんなに驚いてるの? 目の前にいるこのリサーナちゃんも神様なんだよ~?」
「酔いどれエルフにそんな事言われても。実際、私達ドワーフの祖神の片割れのザンターク様とじゃ格が違うじゃないの」
「いや、そーだけどさー。実際ベルウッド達と真面にやり合えたの、あの戦神ぐらいだけど」
「私は防戦一方でしたからな」
かつてのヴィダとアルダの戦いに、邪神や悪神と融合してしまったザンタークは加わっていた。自身が選んだ勇者、ファーマウン・ゴルドと相対するヴィダの側で。
しかしそれは人間社会の伝説にも神話にも残っていない。シュナイダー達も、リサーナやゾッドから初めて聞いた歴史の真実である。
「だが、あの後何処に行ったのか分からねぇんだろ? どうやって伝言を届けりゃあ良い?」
「それが……私の目が届かない所に居るって」
「にゃんだひょら」
「何だそりゃ、だって」
一同が考え込む中、シュナイダーはその言葉の意味を直感的に理解した。
「つまり、リクレントが祭られている魔術師ギルドが無い町……国……大陸。
よし、魔大陸に行くか」
『暴虐の嵐』の次の冒険が始まった。
「ところで、あんた何やってるの?」
「おう、これはお灸って言ってな。古文書に乗っていた健康法で――」
「いや、それは知ってる。知ってるけど、あんたが何でそんな事やってるのって聞いてるのよ」
「いや、最近疲れやすくなったような気がするからよ。ちょっと試しにと思ってだな」
「あんたねぇ……【全属性耐性】スキル持ちの癖に、お灸の何が効くってのよ」
ネット小説大賞に参加しました。宜しければ応援お願いします。
4月15日に閑話9 タロスヘイムな日々 16日に登場済み種族紹介、19日に9七話を投稿する予定です。




