0. 主要キャラクター+α
特撮展に行って、年甲斐もなくはしゃいじゃった人はいませんか?
僕もです!
一話はこちら http://ncode.syosetu.com/n1745co/2/
主要キャラクターと、本編で使用された謎の用語の紹介。
普通に読む分には飛ばしちゃっても大丈夫です。誰が誰だがわからなくなった時にお使いください。
※ 最新話までのネタバレがあります ※
〈キャラクター〉
【桜機家】
〇桜機モニカ
=モルドロス・NX【カッティア】
主人公。元、人類を脅かした世界最強の大怪獣。元がかかるのは〝人類を脅かした〟の部分であり、依然として怪獣のままではある。現在は人間の姿に変態し、もっぱら小千鳥高校のクラスメートたちを脅かしている。夢は世界最高の萌えキャラ。
※ラブリッチモンスター:エルマーズ【進化怪獣】
・モンスターランク:【F】
・メインスキル:【同調圧力】
相手のモンスターに接触している間、そのモンスターのスキルを得る。それが後に発動する設置型スキルの場合は、既に設置してあるスキルの分だけは、離れた後でも発動できる。
・サブスキル:【偵察力・中】
・モンスター情報:
モニカの相棒のラブリッチモンスター。オタマジャクシか、あるいはツチノコか、どちらにせよ肥満体のそれに手足をつけたような姿をしている。尾は側扁し、縞模様がある。額には丸っこい角、ギザギザの口。頭から胴体までは約60センチメートルで、全長は約130センチメートル。
寒さに敏感で、しばしば乾布摩擦によって熱を得ようとする。行動は本能的なものであり、特別に深い意味はない。
ことバトルに関しては目を覆いたくなる弱さで、遊〇王で言うワイト的な扱い。中古ショップでは百枚十円で叩き売られるレベル。
・使用アイテム:
①【爆裂蠱毒】R:0s
出現させたモンスターの消費萌え力が30%以上で、そのモンスターが撃破された時に発動できる。撃破されたモンスターの数×50ダメージを、相手モンスターに与える。
〇桜機ツキミ
=フェーズシスター:タイプ〈Full Moon〉
対怪獣に開発されたAI搭載型の大型駆動兵器。全長230メートルの巨大ロボ。十六年前に赤ん坊だったモニカをタコ殴りにし、赤ん坊だったモニカにタコ殴りにされ、仲良く粉砕し合った仲。モニカの姉ということになっている。
※ラブリッチモンスター:
〇師匠
十年前にモニカとツキミを拾った男。そのおかげで全世界的に指名手配に会い、結果的に政府の監視下に置かれている。同じく、そのおかげで多少なりとも援助金を貰い、無職を続けている。
現在は名目上は二人の保護者ということになっている。アイドルオタクであり、最近は新進気鋭のアイドル『盾前よし子』がマイブーム。ツキミの指導のせいもあり、無駄に高い技術力を持ち、怪獣対戦型の体感ゲーム『ラブリッチ』も彼が主立って作成した。
〇看風珠美〈みかぜ・たまみ〉
=黒澄燦冷〈くろずみ・さんれい〉
モニカたちが萌えキャラを信奉する端緒となった元アイドル。二十九歳。紆余曲折を経て、現在は桜機家で居候している。
最近になって医療事務の資格を取り、近くの皮膚科に就職。薬を塗る際に多くのシャイボーイをたじろがせている。愛称はさんちゃん。怒りゲージが高まると、朝食の席でスクランブルエッグを、もとい怒りに任せて掻き回した半焼き卵を出す傾向がある。
〇看風壮太〈みかぜ・そうた〉
珠美の一人息子。七歳。父親は既に他界している。モニカとツキミを実の姉のように慕い、師匠は付き合いの良い近所のおっさん程度に慕っている。ついに念願のスカートめくりを習得、しばしば我が家の女子高生怪獣を強襲する。
【部活の仲間】
〇鴨内恵〈かもない・めぐみ〉
怪獣をこよなく愛する1-Aの同級生。可もなく不可もない容姿の平凡な少女で、小千鳥高校の『怪獣対策研究本部・同好会』略して怪研に所属している。
※ラブリッチモンスター:ミギオン(ミギ夫)【撃晶獣】
・モンスターランク:【C】
・メインスキル:【撃晶石・アーク放電α】
背の黒水晶から水晶角へと力を移し、一直線に走る電撃を発射する。
・サブスキル:
・モンスター情報:トドをモデルにした怪獣。背筋に沿って二列の水晶棘を生やし、中央のひときわ巨大な水晶棘に雷の力を溜め込んでいる。攻撃力と防御力を兼ね揃えているものの、動きは極端に鈍い。モチーフは軍団。
・使用アイテム:
①【暴走機関獣】R:50s
モンスターの射撃攻撃を十秒間、【連射性増大・大】する。
②...
〇沖瀬準〈おきせ・じゅん〉
同じ一年生の男子部員。
怪獣をこよなく愛する恵を同じくらい、こよなく心配している。
〇海渡なぎさ〈うみわたり・なぎさ〉
=フェーズシスター:タイプ『ルミナス』
一年生の女子部員。真っ白な髪がトレードマークの少女。モニカをして「ランクAの美少女」と言わしめるほどの容姿を持つが、それ以外で褒められるところは特になかったりする。超級キャラクター離忘症を患っていて、目を離したすきにころころ人格を変えてしまう。
という眉唾な話を信じているのは、恵だけである。
※ラブリッチモンスター:ペン太ゴン【抱爆鳥獣】
・モンスターランク:【C】
・メインスキル:
・モンスター情報:
【小千鳥高校のランカー勢】
〇亜清水富子〈あしみず・とみこ〉
1-Aクラスの級一級美少女。おっとりした性格で、相手が誰であっても丁寧に接する。極度の運動音痴であり、華奢な体躯と相まって、行動が逐一危なっかしく映ってしまうのが悩み。長年のコンプレックスが転じて、厄介な性癖を持つことになった。
身体は華奢だが胸はでかい。
body's delicate,but is a big tits.(グーグル翻訳)
しかし変態だ。
※ラブリッチモンスター:インバトロン【甲殻環形獣】
・モンスターランク:【B】
・メインスキル:【汗みずく装甲】
甲殻を形成する分泌液を体表から出し、硬化、変容、射出、同甲殻の溶解(解除)する。
・使用アイテム:
①【バラスン召喚チケット】R:なし
萌え力20パーセントを消費し、偵察モンスター『バラスン』を出現させる。バラスンが場に出たとき、相手モンスターのスキルを二つまで解析する。またバラスンが撃破されたとき、スキル【ウィスプレートアップ】が発動、プレイヤーが次に出現させるモンスターの防御力を【増大・中】する。
②【緊急オペレーション】R:300s
プレイヤーが次に出現させるモンスターの体力を二分の一にし、攻撃力と防御力を【増大・大】する。
・モンスター情報:甲殻を纏った巨大ゴカイ。習性は自分で殻を作る以外はヤドカリに近く、特殊鉱物液を分泌し、全身を堅甲で防御する。高重量に耐えられるだけの筋力があり、また、環形動物らしい伸縮性も併せ持つ。おまけとばかりに腹側に触手も持つ。
触手は先端が円盤型になっていて、爪のような突起状の甲殻を形成する。この爪や、背中に並ぶ副背棘は、体内ガスの噴射によって射出することができる。
〇脇道美咲〈わきみち・みさき〉
1-Bクラスの級一級美少女。不良ではあっても、いわゆる熱い青春ドラマに出てくるような硬派な不良。曲がったことが大嫌いで、後輩の面倒見も良い。モニカいわく、姉御肌と乙女の側面を使い分けるギャップ萌えの巨匠。意外と純情である。
近頃はアクアリウムに凝っていて、授業中もマイブームのヒトデとイソギンチャクのことばかり考えている。ラブリッチには不参加。
〇星ヶ海甘璃〈ほしがみ・あまり〉
三年生の四天美少女。アメリカ人の血が流れるクォーターで、芸術的とさえ称される完璧な肉体美を誇る。毅然とした態度は、有り余る自信の裏返し。それが行き過ぎ、露出狂の気を持つに至った。
筋肉自慢の男たちがあらゆるチャンスで服を脱ごうとするように、彼女も虎視眈々と脱ぐ機会を狙っている。もちろん警察沙汰は避けている。
※ラブリッチモンスター:
...随時追加→
〈えとせとら〉
〇【X細胞】――①、及び【進化細胞】――②
①西暦2032年に発見された新細胞。怪獣発生の原因となった。
②モルモットに移植されたX細胞が変異したもの。他の細胞に付着し、潜伏。適合が成功すると遺伝子レベルにまで影響を及ぼし、個体に急激な進化を促す。それ自体が宿主内で繁殖する単細胞生物ではないか、という声もある。
〇【怪獣】
怪生動物亜界に属する全ての生物群を指す。
進化細胞によって後天的に発生した種と、その種同士の交配、または分裂、単為発生によって生まれた種。一つの種族として繁栄することはほとんどない。
※怪生動物亜界……動物界の下。進化細胞によって生じた、およそ自然発生的ではない生物系統全般。
該当生物を『怪獣』と呼ばせたいがために急遽設けられた亜界で、〝怪生〟という名称はこじつけで付けられた。しかし、誰もが目をつむって見逃している。
〇【スーパーロケットくん三号】
X細胞を移植されたモルモットで、世界初の怪獣。体長20メートル前後。
長距離移動も可能な高い遊泳能力を持つが、進む速度はさほど速くない。少なくとも、特殊部隊から逃げおおせるに当たり、犬かきは全く適切ではなかった。太平洋沖で絶命。
〇【スーパーストップ・ジェネレーション】
世界最強の怪獣モルドロス・NX【カッティア】と、人類の切り札であるフェーズシスター:タイプ〈Full Moon〉がぶつかり合った一大決戦。268メートル×230メートルの激闘は人類史上最大のスケールを誇り、一晩に渡って繰り広げられた。結果は両者共倒れ。
カッティアは生後三十六日の幼体だったが、その尋常ならざる地力から、成長した場合、人類には万に一つも勝ち目はないと判断され、討伐が決定された。
なお、怪獣討伐時には進化細胞を死滅させ、さらなる怪獣の発生を阻止する除去剤が広域に散布され、確実に怪獣の数を減らすことに成功している。
これにより、怪獣の数は着実に減っていた。そんな折に突如として現れたのが、かのモルドロス・NX【カッティア】である。
現在に至っては、怪獣の姿はほとんど見られない。
〇【ラブリッチ】
モニカの育ての親(師匠)が造り上げた新感覚の体感ゲーム。プレイヤーがいかに萌えキャラであるかをスキャンした後、萌え度の純度、または強度に沿って使用モンスターの強さを設定する。
要するに、可愛ければ可愛いほど、ラブリッチモンスターは強くなる。
二人以上のプレイヤーがモンスターを競い合わせ、共に戦うことで、より直接的な萌えキャラとしての勝利を目指す。
萌え度のスキャンは付属機器の『ライブドライバー』で行われ、判定結果は通信システムを介してサーバー上に保存される。このデータを別の付属機器『ライブリンク』が認識し、使用モンスターとして、現実世界に具現化させる。
またライブリンクにはゲームに使用する『アイテム※』の選択ないし発動のための操作や、プレイ中の各インフォメーション、敵モンスターの情報を立体表示させる機能もある。
ゲーム名はラブリーマッチの短縮形。
〈勝利条件〉
①相手の萌え力を0%にした上で、相手モンスターを撃破する。
②相手のプレイヤーライフゲージを0にする。
③タイムアップ後、判定でより活躍したことを認められる。判定はライブドライバーによって自動で行われる。
〈基本的なルール〉
①ラブリッチモンスターは、彼らの使用プレイヤー、および他の人間や動物に物理的な危害を加えることはできない。
②同じくラブリッチモンスターは、ゲームに必要な演出以上の、過剰な破壊行為を起こすことができない。
すなわち、対象が生き物以外の物体であっても、著しい損害を与えることはできない(多少の損害を与えることはある)。
③モンスターを出現させるためのコストとして【萌え力】がある。これは0から100%の総量を持ち、全てのプレイヤーに同じ分量が与えられる。モンスターを【出現(具現化)】させるためには、最低でも10%以上の萌え力消費が必要となる。
これが0%になり、場に自分のモンスターがいないとそのプレイヤーの負けとなる。なお、萌え力が回復するのは総量が最低1%以上あるとき。0%のときには回復は発生しない。
④消費した【萌え力】は、時間経過によって回復する。回復率はモンスターのランクに準拠する。ランクが低いほど回復は早く、逆にランクが高いほど回復は遅くなる。
消費した萌え力の量によって、自分のモンスターの出せる力が決まる。本来の力の何パーセントを発揮できるか、ということであって、モンスターランクが高いほど有利なのは変わらない(単純な強さという意味で)。
⑤試合中は二つまで【アイテム】を使用できる。あらかじめ試合前に決める必要はなく、手持ちのアイテム欄から、リアルタイムで使用アイテムを決定する。
アイテムには【リチャージ】が可能なものが大半で、これは時間経過によって回復し、再使用が可能となる。(例:20s=20秒で回復、300s=300秒で回復)
アイテムを相手や、相手のモンスターに使うことも可能。ただし、デメリット効果が付属しているアイテムの場合は使うことができない(現在のラブリッチのバージョンでは)
⑥プレイヤーには専用に、100ポイントの【ライフゲージ】が設定されている。これはプレイヤーの体力であり、モンスターの攻撃を受けるとダメージ計算が行われ、数値が減少する。【ライフゲージ】が0になると、たとえ自分のモンスターが残っていたとしても負けになる。
【萌え力】とは異なり、【アイテム】や【スキル】以外の手段では回復はしない。
⑦...
〇【幸せのクローバー】
カナル型イヤホンを模したコミュニケーション・ナビゲート・システム。モニカを監視する専用衛星を介し、リアルタイムで状況を分析、次に取れる言動を圧縮言語を用いて四つ提示する。
提示される選択肢はそれぞれ『まじめ』、『高飛車』、『無口』、『マジキ〇』の性質を象徴し、最も好ましいものを選択することができる。
ただし、提示された言動が最もふさわしいものとは限らないし、結果的に生じた問題に関しても、本人以外は一切責任を負うものではない。
〇【等級】
モニカが考えた倒すべき敵と、そのランク。
①〈級一級美少女〉
クラスで一番可愛い少女。小千鳥高校はAからE組の五クラスがあるので、級一級美少女も五人存在する。
②〈年一級美少女〉
学年で一番可愛い少女。一年から三年までで三人存在する。なお、後述の校一級美少女とは重複せず、その者も年一級少女からは除外する。
③〈四天美少女〉
三年生限定で、一位を除いた可愛さランキング上位四名の少女たち。
④〈校一級美少女〉
全学年を含め、小千鳥高校で一番可愛い少女。モニカの中では小千鳥高の女子派閥を牛耳るラスボス的な扱い。
無論、これは当人らが知るべきではない情報である。
...随時追加→