1、……成り行きで
一週間に一回は更新しようと思っています。
ほとんど説明だけで終わってしまったので、次話はもっとギャグ強めにしたいです。
「はい!?」
私の目は点になりました。
「……お母さん、嘘だよね」
「嘘じゃないわよ」
母は真剣な表情で私の手を掴んで、握りました。……本当のことのようです。
一方、藍の方はというと、少しも驚いた様子がありません。
「へぇー、そうなんだ。納得したよ」
この言い方からすると、藍は心から納得していますね。
「へっ!? いや、納得しちゃだめでしょ」
私は半年ぶりにツッコミをいれました。
えっ、ツッコミ担当としてはアウトじゃないかって? まぁまぁ、その話は置いておいて話を進めましょう。
「だって私、前々から宇宙人だの天然だのって言われているんだよ? むしろ普通じゃない理由ができたことがうれしいなぁ」
藍は照れたように笑っています。ちょっとそれ、論点がずれていませんか!?
……あぁ、でも笑顔が可愛い。
「そこじゃないでしょ! 宇宙人ってことは、宇宙人がいるという説の決定的証拠じゃない。偉業よ偉業!」
お前も論点ずれているって?
「そうだね、おねぇちゃん! これでお金が稼げるかもしれない……」
藍の目がドルマークになっています。自分をネタにして稼ぐんですか!?
「藍、遥」
「なーにお母さん」
私はそう返事しました。
「何?」
母の呼びかけで、別の世界に行っていた藍がこちらの世界に戻ってきて返事をします。
「いい? このことは絶対に誰にも言っちゃ駄目よ」
「チッ……了解でーす」
藍、今、舌打ちをしましたか!? それにしても、誰に言うつもりだったんでしょうか。怖いので想像するのはやめましょう。
「ああうん、分かってるよ」
私の方はそっけなく返事をしました。
「それならいいんだけどね……」
母はこちらを疑うような目で見てきますが、本当に大丈夫です。……たぶん。
教えてはいけない理由はいくつか考えられます。
一つ目、宇宙人だと知られてしまえば攻撃されてしまうかもしれないから。二つ目、注目を浴びてしまって身動きが取れなくなってしまうから。三つ目、秘密裏に地球を監視したいから。四つ目、本当に地球を侵略する予定だから。
このことについては、後で聞いてみましょう。
それよりも先に、母に聞かなくてはならないことがありますから。
「お母さん、私たちは本当にお母さんの娘なの? 途中でお母さん自身が入れ替わったりはしてないの」
私はそう尋ねました。もし入れ替わっていたとしたら、母と私たちの間に血縁関係がないことになりますが……。
「してないわよ。あんたたちはちゃんと、私たちの娘だから安心して。ねぇ、パパ?」
「そうだよ。パパ、おもしろい人が好きだったからねぇ、ママと結婚したんだ」
両親はお互いを見ていちゃいちゃし出します。あぁ、そうですか。胸やけしそうです。
「これからもよろしくね、藍、遥」
こうして私たち姉妹は〝宇宙人と地球人のハーフ〟という称号をゲットしました。……成り行きで。




