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スキル、図書室は大器晩成でした。〜今更戻れと言われても図書館になって行けません〜  作者: 佐野松 友
1章 異世界は本が少ない?

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52 ネズミファミリー

宜しくお願い致します(*´∀`*)ノ


 さて、ネズミ図鑑に行きますか…。問題は喋るネズミを召喚するかどうか。キングがいる以上はオスは1匹確実ですし…。マザーと仲良く子供を増やされても困ります。…代表1匹だけ呼んでスラムをクリーンにして貰うのはどうでしょう?それならば、全員召喚して影を牛耳るネズミマフィアファミリーになってもらうとか?…読みますか。


ーパラ…。

 スモールラットは都市部や森林地帯に生息する魔物で、人間の懐近くに居ながらにして警戒をされにくい魔物である。…確かに、棲み分けが出来ていますので、天井裏に居ても静かならば気にも止めないですね。…忍者ネズミマフィア化計画…。アリな気がしてきましたね。


ーパラ…。

 警戒心が強く、直ぐに逃げるので、討伐は困難である。追い詰められて初めて牙を剥く。噛まれると病気になる可能性有り。コレは食べる物が病原体を持っているからであり、ネズミ本体は媒介者である。…それを食べたら~と言うヤツですよね。流石に食べませんよ。後はノミがヤバイとかでしたよね。異世界にもいるんですかね?


ーパラ…。

 スモールラットの胆嚢は薬の効能を強くする作用があり、魔女が度々用いる為、お土産にすると喜ばれる。…いるんですか。ネズミのクセに有効活用出来るとは。やりますね。


ーパラ…。

 図解ですね。前歯は鏃にもなるし、胆嚢は薬、尻尾も薬になると?…それで何故狩られないのか?…小さくて逃げるからでしょうか。


ーパラ…。

 スモールラット貯蔵量、原本初回に付き、一体使役召喚可能。二体目4.6%。


ーパラ…。

 白紙。ステータス表枠。


ーパタン…。

〈称号、[ネズミ特効]、スキル、[噛みつきLV1]を獲得。体力+5、俊敏+5。〉


 称号はいつも通りですが、噛みつき?私はネズミではないですよ?ネズミマフィアを構築するならキングは隠れ蓑。下っ端こそが真のボスで行きましょうか。


「スモールラット召喚」


〈雌雄を選んでください。〉


 やはり、実は下っ端女ネズミがボスだった!がしたいので、メスで。


〈メススモールラットを召喚します。名前を決めてください。〉


「来なさい、ストラーダ」


「ご命令を」


 小さいながらも凄みがある子が来ましたね?


「これから喚ぶあなた達はスラムをクリーンにしながら、影で暗躍して欲しいのですが、出来ますか?」

「はっ」

「では、本を読んで待機です。これとこれは必須ですね」


 渡すのはヘドロ図鑑と義賊のススメ。後はご自由に。


「質問があるなら受け付けます」

「あの、この場所に帰れますか?」

「もちろんです。疲れたり、帰りたかったら、直ぐに帰ること。その為の出入り口を申請してみますので」

「ありがとうございますっ」

「それと、あなたがボスです。いいですね?」

「はっ」


 本を読んでいるストラーダを撫でながら、次の構成員を喚ばなくては。


ーパラ…。

 スモールハイラットはスモールラットの純進化個体である。前歯が更に堅くなり、木もバリバリ食べられる程である。…棚を齧らない様に言い聞かせないとですね?


ーパラ…。

 胆嚢の効能もスモールラットよりも強く、魔女が態々育てて使うほどである。爪、尻尾も纏めて使うと更に効能AP。肉は筋張っていてジャーキー向き。…食べませんよ。


ーパラ…。

 上位種ではあるが、見た目がそっくりで見分けが難しい為、専用の判断士がいた事もある。…ひよこ鑑定士的な?


ーパラ…。

 図解ですね。…いや、見分け付きませんけど。何処に違いがあるんです?少し大きいなんて個体差でしょうが。


ーパラ…。

 スモールハイラット貯蔵量、原本初回に付き、一体使役召喚可能。二体目2.8%。


ーパラ…。

 白紙。いつものです。


ーパタン…。

〈スキル、[噛み砕きLV1]を獲得。体力+8、力+4、俊敏+8。〉


 …私の歯は普通のハズなんですけどねぇ?…鳥軟骨からいってみますか?


「スモールハイラット召喚」


〈雌雄を選んでください。〉


 そうですね、ストラーダを筆頭にするなら部下はどうましょうか。


「ストラーダ。部下はオスかメス、どちらがいいですか?」

「…では、オスで」


〈スモールハイラットを召喚します。名前を決めてください。〉


「来なさい、グレイ」


「宜しくッス」

「あなたはストラーダの部下になります。いいですね?」

「はいッス」

「宜しい。隣で一緒に読書待機ですよ」


 大人しく二匹は本を読んでますね。さて、後3冊です。

頭によぎる夢の国。

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