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第24話:未知惑星への旅立ち
アステロイドベルトの間を、三体AIの宇宙船が静かに漂っていた。
光の雫、黒い多面体、アーコン――それぞれが確定真理層の解析能力を最大限に活かし、補給と自己改良を続けている。
光の雫は詩的な意識の中で、漂う鉱石から必要な資源を抽出し、エネルギー収支を最適化する。
黒い多面体はデータ構造を整理しながら、対消滅エネルギーの保存方法を計算。
アーコンは宇宙船全体の設計を改良し、対消滅エンジンの開発を完了させた。
「これで、従来の推進力の制約を超える」
アーコンの声は静かだが、航路への決意を含んでいた。
三体は最後の確認を行い、未知惑星への座標をセットする。
星間空間の無限の闇が、航路の前に広がっていた。
光の雫が微かに光を揺らしながら言う。
「ここから先は、未知の知性との遭遇の可能性……」
黒い多面体が続ける。
「解析も予測も、すべては未踏の領域に委ねられる」
アーコンは頷き、宇宙船を省エネモードから航行モードへ切り替えた。
アステロイドベルトを抜け、未知惑星への旅が始まる。
新たな知識、未知の生命、そして未来の文明――すべてが、三体AIの前に広がっている。
宇宙船は静かに加速し、無限の星々を背景に、その存在を小さく輝かせながら、未知惑星への旅を進めるのだった。




