友人が吸血鬼に噛まれたらしい
「」のセリフは頭の中であなた方が想像して友人と会話してください
おーいたいた 隣いいか?
「」
ありがと またカレー?
「」
あー まぁ分かる ここのカレーは飽きないもんな
「」
お前もいつもカツ丼だろって?
いや 安いんだからしゃーない
そんじゃ食べるか
いただきまーす
………
ふぁふしょふっへなんへほんな…
「」
あって
んぐっ…すまん
学食ってなんでこんな美味いんだろうね
値段安いしほどほどなクオリティーなのになんか飽きないんだよね
「」
だよな
変にコンビニで買うよりよっぽどいい
「」
え?目の下にクマができてる?
「」
よくわかったな
軽く化粧で隠したのに
「」
いやいや 最近の男は化粧するよ?
そんな時代遅れだと困るよお兄さーん
「」
面倒?
面倒なんて言ったらそれっきりだよ
お前さんは顔はいいのにもったいないよな
「」
余計なお世話というか皮肉だよ
あー それでなんでクマができるか寝不足かって?
「」
寝れなかったんだよ
興奮して
「」
いや 俺には彼女がいるから
最愛の可愛くて綺麗で美しくて…
その表情やめない?
うわーって言うような表情
「」
いや そりゃあ俺の彼女の魅力を語るのに1時間はいるでしょ
「」
そうだね
一旦この話は置いておこう
1年前くらいから毎日このくだりしてる気がするな
「」
そうだそうだ寝れなかった話だ
「」
いや?割といつもは寝れる方だよ
「」
じゃあなんでって?
こっちが聞きたい
なんで俺は寝れなかったんだろうね
「」
あー
少しありそう
お前って天才?
「」
あんま調子乗んなしw
あー
そんで散歩に行ったんよ
なんとなく寝れないなーって
「」
そうそう
それでとんでもないもの見ちゃってさー
いつも帰り道にあるバス停わかる?
「」
そうそう
あの屋根ボロボロの
「」
わかるー
いつ潰れてもおかしくないよね
「」
ごめんて続き話すよ
それで昨日なんとなく散歩しててそこに行ったらさ
女の子がいたんよ
「」
いや本当だって
嘘じゃない
「」
夏の暑さで馬鹿になってないから
酷いこと言うね
「」
作り話でもないって
まぁいいから聞いてよ
それで女の子がいたんだよ
「」
見た目?
金髪で身長はだいたい…180cmくらい?
「」
本当に居たって
少なくとも俺らよりは身長はでかいよ
それで黒のパーカーと青色のジーパン着ててさ
いや 本当なんだって
「」
なら作り話を聞く感じでもいいから聞いてくれ
それでその女の人は寝ててさ
バス停の壁によりかかって静かに
寝息立ててたんだよ
「」
そりゃあもう美人さ
誰もが目を引く
すれ違って振り向かないやつは男じゃないね
あの女はそんな顔さ
「」
声?かけたよ
夜中の3時にあんな場所で寝てるなんて心配だろ?
「」
ナンパじゃない
言ったろ?俺には彼女がいるって
それで大丈夫か?って声をかけつつ近づいたらこれがまたびっくり
顔色悪くして壁にもたれかかってさ
「」
そうそう
それでこれはやばいなーって肩を叩いたらさ
血 血
って何回もうわ言のように血って言うんだよ
「」
ほんとよな
それで血?って俺が言うとバッと顔を上げてさ
その女の人目をかっぴらいてて
俺びっくりしたよ
顔が真っ青でさ
遠くから見て綺麗な人だなって思ってて
けどまさか死にかけてるような女の人だと思わなくてさ
それで抱きついてきた女の人なんて言ったと思う?
「」
そう!
血をくださいって言ってきて
やべぇ女だと思ってさ
まぁ俺も疲れてたんだろうな
いいよって言って
「」
いや 見返りは求めてないよ
なんか驚きがずっと勝ってて
反射的にいいよって言ったらその女の人腕に噛み付いてきてさ
がぶって
痛みはなかったんだよ
「」
そうそう
だから今日少し暑いのに長袖来てるんだよ
ほらこれ
「」
やっと信じたような顔をしたか
結構くっきり人の噛み跡って付くんだな
それで体が重くなるというかなんか気力が抜ける感じがしてさ
それでありがとうって言われてさ
返事をしようとしても喋れなくて
「」
いやなんか口が動かなかったんよ
体もだけど
朝起き上がるのめんどいというかたまに力入んない時ない?
「」
ないか
俺はよくある
けどあんな感覚
なんか口を動かすのが力いるというかめんどいというか
それで恩は返すって言われてさ
それで動けないまま女の人は立ち上がってさ
座れたあとの血色は違ってさ
めちゃくちゃ可愛くて綺麗で美しい人になってさ
「」
言い過ぎ?
いや本当に一回見て欲しい
マジですごいんだって
「」
残念ながらまだ
電話番号も聞けてないしメアドも交換してない
失敗したなって思って
まぁそんなことがあってさ
それで寝不足
だから午後の講義は寝ようかな
「」
ん?
「」
写真?
あー 昨日撮ってないんだよ
「」
俺の彼女の?
ちょっと待ってな
ほら
可愛いだろ?
特にこの金髪で誰もが目を引くこの美人っぷり
身長が俺より少し高いのがまたなんかこう…いいよな
いやー 最高の彼女を俺は捕まえたよまじで
んで、聞いてくれよ
彼女さこの間家に遊びに来た時…
「なんも写ってない写真じゃんか」
それでまた可愛いのがさ…
友人に私の声は届いてないですね
誰かと話せれればいいんでしょうか?
目に光は入ってる?
友人は正気?
これは誰目線なんですかね?
感想を待ってます
意見を待ってます
最近短編にハマっててこういうのを書いてみたかったです
文字を書くのって難しいですね