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第二話-2
「お、起きたかい?おはよう…!」
声をかけてきた男性の声は柔らかい、まるで家族を起こすかのように温かさを感じた
「お…は……う……さ…」
絃葉は戸惑った
朝の挨拶を返そうとしただけなのに声が出ない
男はそんな絃葉の様子に笑いながら近づきベットに腰かけて頭を撫でた
「声が出ないのだろう、大丈夫だ。すぐ出る、異世渡してきた子はだいたいそうなるからな」
絃葉は男の顔をみた
さらっとした金の髪色、長いその髪を耳のあたりから後ろへと流し髪全部ではなく少しだけをリボンで縛っている
髪だけではない、整った顔、鼻は高く、目はダークブルー、眉は少しだけしかっりしていて肌荒れなんかしたことなさそうなつるつるな肌。
そんな男性が言った
(いせわたり?????)
絃葉は心の中で疑問符だらけにさせた
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