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流転の桜  作者: ありおん〆
辿り着いた場所
12/12

手に掴めたもの

あれから二年が経った――。

街は年越しに向けて、いつもより騒がしかった。

去年から朝日の隣には、『さくら』がいる。

二人して見ていたDVDを再生し終わると、朝日は『さくら』に尋ねた。


「なっ!やっぱり、『さくら』ってサクラの生まれ変わりなんじゃない?」


『さくら』はにっこりと笑ってそれに応えた。


「と言うことは、朝日君て源頼朝さんなの?」


「んなこたないよっ」


「じゃあ、私もサクラじゃないと思う」


「でもさ。去年まで、眼も見えなければ、口の開け方も忘れてただろ?」


「ひどぉーい。忘れてたわけじゃないもん!!」


「あはは。ごめんごめん」


「朝日。『さくら』ちゃん。もうすぐ結果出るわよー」


「りょ―かぁーい!」



母親に呼ばれた二人は、リビングにあるテレビの前へ移動した。

すでに朝日の母親は、テレビに夢中であった。



「では参りましょう。日本音楽大賞の発表です」


『日本音楽大賞』


日本中のアーティストが目指す場所。

その演出は派手であった。


ドラムロールが終わり、スポットライトが当てられた先には、彼らが居た――。


「見事大賞となられたデルタチェリーの皆さんに、来年の抱負などを伺ってみましょう」


「では、リーダーのシュウヤさん。来年はどのような年にしたいですか?」


シュウヤの顔は、少し照れているようにも見えた。


「今年と変わらず、来年も一人一人の人生に関われるような楽曲を、創り出していきたいと思っています」


「やっぱりかっく良いなぁ!!シュウヤさんて」


「朝日も、同じくらいかっこ良いよ」


「おっ!!『さくら』!どこでそんな技覚えたの?」


「技って何よぉ!」


「怒った顔も可愛いね~。写メ撮っちゃる」


「やぁめてよーもう~」



――完――


ひらひらと舞落ちる桜に見送られて、どれだけの人の人生が移り変わって行くのだろう。




人の命は儚い桜のように、その人生という華を咲かせる。




もし運命と信じた方が幸せになれるなら、運命として受け入れようと今は思える。





貴方には、どんな別れの先に、どんな出会いがありましたか?



                         

藤原朝日


最後までお付き合い下さり、ありがとうございました。


短期間で書き下ろしたものですので、読み返してみると雑な出来となっていますが、今後もちょこちょこ修正しますので、ご理解のほどよろしくお願いします。<(_ _)>(^^)


ところで、恋愛小説というと、やはり女性視点のものが多いように思います。


ですので、この作品はあえて男性側から書いてみました。


今回は本テーマ(運命、未来、桜)の他に裏テーマを設けています。


昔でいうと、男性のイメージは横柄で強引。

今でいうと、優しいけど頼りないイメージだったりと、男の見方が偏っているように思えるので、こんな男達も居たりしますよ。というエールのつもりです。


出会うことは容易ではないかも知れません。

ですが、もし、恋愛で寂しい思いが続いたのであれば、是非ともこんな男達と出会ってほしい—―。


そう願っております。


著者


=============

造語

恋愛短期症:恋愛がすぐに終わる癖   告り乱射症:連続して告白を繰り返す癖

音虫:音を発する虫

=============

検索Word

・桜の語源 ・日本五大桜 ・狩宿の下馬桜 ・木花之開耶姫コノハナノサクヤヒメ

・源頼朝  ・富士の巻き狩り ・工藤祐経クドウスケツネ

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