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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

ワールドウォーⅡについての映画を観て。〈杉原千畝〉

作者: 神楽坂

前書きとして。

これはかなり個人的な意見だ。

完全に自分の考えだけで書いてる。

それを了承してくれる方のみ、

この先を読み進めて欲しい。







観たのは杉原千畝スギハラチウネ。

私が一番印象に残ったのは、虐殺のシーンだった。

上官らしき男が言う“立て”、“伏せろ”と共に鳴り響く銃声で、捕虜となった人々が次々と死んでいくところ。

「個人の意思などない」という言葉が私の心に焼き付いた。

無論の言葉は映画の中にあったものではなく、私の心が勝手に思ったことだ。

しかし、これほど当てはまる言葉もそれほどないだろう。

このシーンでは、ユダヤ人である捕虜を撃つことを嫌がる兵士もいた。

しかし上官が、その兵士の頭に銃を突きつけ脅してまでして、「撃て」と命じたのだ。

完全に、個人の意思は無視されていた。

「ユダヤ人だから何をしてもいい」と殺すことを命じる上官と、脅してまでして堂々と人に無意味な殺人を強要することが許されてしまう世界が、「戦争をしていた時代」の概念が、私にはたまらなく恐ろしかった。

かくいう日本側も、「ユダヤ人なら入国は許可しなくても周辺諸国に叩かれることはない」と差別的な発言をしている。

国のトップに立ちうる「軍人」が、だ。

私個人の受け取り方だが、これは日本という国全体が差別を許容していたということではないだろうか。

それは、今の日本からしたら考えられないことだし、「おかしい」と感じられることだ。


そしてこの物語には、「本国の決定だ。」というセリフが何度も使われている。

国が決めてしまえばそれは絶対で、いち個人が逆らうことはできない。

これも、「個人の意思などない」にぴたりと当てはまる。

「センポ」ことこの物語の主人公も、「本国の決定だ。」という言葉に幾度となく行く手を阻まれてきた。

例えば例を挙げるとするならば、センポには、日本がアメリカとの戦いで敗れることが予見できていたのだ。

しかし「本国の決定だ。」という言葉で一蹴され、取り入れられることなく、日本はパールハーバーに進撃し、負けた。

無論日本語わから仕掛けなくても戦争が起こることは変わらなかったのかもしれないが、この映画を見た者としては、この時センポの意見が取り入れられていれば全く違う未来があったかもしれない、と考えずにはいられないのも致し方ないことだろう。

全ては「国が決めた」ただそれだけなのだ。

ただの一個人の意見は求められていなかった。


私がこの映画を見て感じたことは、戦争は人の心を殺してしまうのではないかということ。

個人を殺し、意見を殺し、まるで「軍隊蟻」のようにただただ「女王蟻」の命令のままに猛進している。

そして女王が道を誤れば、国一つという大きな「(コロニー)」は瞬く間に飲み込まれる。

そんなものが想像できてしまった。


だから偏った意見ではあるが、ワールドウォーⅡは大きな間違いの一つであるし、人類は武力では争わずに共存する方法を模索するべきだと私は思う。



※かなり偏っている。



めちゃくちゃですみません……。

活字中毒の文字オタクです……。

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― 新着の感想 ―
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