選ばれました
_______朝______
目覚ましが鳴り顔を洗いに洗面所へ向かった。俺はぼけえーっと鏡の前に立った自分の姿が映る。
「・・・っ!」
そこには...
______前日_____
俺、津金 正樹はいつものように制服に着替え
リビングでボーっとテレビを見ていた。
時計に目が入る。
トーストを口に押し込み学校に向かった。
ここまでは何事もない日常だった。
「ふぁ〜・・・」
大きなあくびを一つ、いつも世界は平和だ。
猫も同じようにあくびをしている
とぼとぼ歩いていたら学校に1時間遅刻したいつものことだ
「なぜ君はまいど遅刻をしてくるのかね」
うちの担任西崎 豊が説教を始める
これもいつものこと
「次遅刻したら先生が迎えに行ってやろう(^ω^)ニコニコ」
先生笑顔が怖いですやめてください
「次から5分早く起きるよう努力します」
「?何を言ってるのかな?1時間も遅刻してきて5分前に起きることによって遅刻がなくなるのかな?(^ω^)ニコニコ」
先生だから笑顔が怖いです)))
「わかりました...10分‼︎いや15分早く起きます..クッ...」
あぁ...わたしの睡眠時間が...
「それで遅刻しないでくるんだな?ならいいや、OK〜がんばれ〜」
なんか急に適当になったな...ま、いっか
そのまま教室へと向かった
「お、今日もいつも通りの遅刻だな‼︎」
この無駄に元気がいいのは安田 天使親がうちの子は天使みたいに可愛い‼︎よし‼︎天使しよう‼︎とノリで決まったらしい
「おはー...」
いつも遅刻してるみたいに...一週間に3回だけだ
席に座る窓から風が透き通り心地よい風が流れてくる
絶好の睡眠環境これを逃すのはもったいない
「すぅ...すぅ...」
・
・
・
あれ?なんか周りが暗いどうしてだ?まぁいいかおやすみなさい....
つん...つん...
誰かが俺の頬を突いてくる。誰だ?
そこには...そこには...なんだこれ?
よくわからないものがいた
人のようにも見える他の生物にも見える何せ相手はなぜかモザイクが入っていた全体に
「えーっと、なにか?」
声をかけると相手は
「やっと気づいてくれたぁ〜ずっと突いてるのに起きないんだもんもし起きなかったら...うふふふふ...」
なんだ⁉︎その不敵な笑みは⁉︎そして声にもなんか入ってるぞ⁉︎ニュースとかで被害者が声高くなったりするアレが⁉︎
「何の用でしょうか?」
「ありゃりゃそんなにかしこまらなくていいのに〜」
かしこまるでしょ⁉︎モザイクかかってるんだよ⁉︎見た目にも声にも⁉︎
「さて‼︎君は世界に選ばれましたぁ〜わぁ〜パチパチパチ君には...っととモザイクとるの忘れてたポチッと」
え?消していいものなのそれ?
そこにはフリフリのゴスロリ服を着ている少女がいた
「話に続きねぇ〜いい?いいよね!えっと〜あ!君は世界に選ばれましたぁ〜選ばれたのであなたには過去に戻って人生をやり直す機会を与えます!」
「質問いいですか?」
「どぞどぞー」
「やっぱりいいやどうぞ過去にでもどこにでも飛ばして〜スヤァ...」
「え?いいの?なぜ選ばれたの?とか!わたしは誰?とか!なぜ過去に?とか!本当にいいの?」
「ん...じゃぁ、君は誰?」
相手は目を光らせる
「待ってました‼︎わたしは...」
「( ˘ω˘ ) スヤァ…」
「ねないでよ‼︎うぅ‼︎」
涙目になりながらなているわたくしを揺すり起こす
「ではあらためて、わたしは世界の使いの者
ミル・アストレア・フォン・アバント・テレキサス・ネシカです!みーちゃんって呼んでね?キラッ☆」
・・・
・・・・・
え?どうしろと?どう反応しろと?めっちゃ目キラキラしながら見てるんですけど、見ないでこっち見ないで...
「わたしは世界n...」
「わかった!わかりました!みーちゃんね!りょーかいです」
「むぅ...ではほんだいに入るよぉ?あなたには過去に戻って人生をリスタートしてもらいます!理由はあなたには心あたりがあると思うのですが...」
なんだろ...全くわからん