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母方の実家(長野の山奥)に立っていた。
視点の高さから言って自分の体は大人だったろう。
数年前に叔母夫婦が住み始めてからリフォームしたのだが、夢の中の家は昔のままだった。
さて、そんな懐かしい祖母の家の前に走っている道路に立っていたのだが、
突然大きな衝突音がする。
何事かと思いそっちを見るとアスファルトに金属の円盤が刺さっている。
ぱっと見は車のホイールに似ているが厚さはあまりない。
ギャンのガトリングシールドの表面みたいに等間隔の穴が開いてる。
それが、円の4分の1程がアスファルトに埋まり斜めに突き立っている。
何処から来たのだろうと重い空を見上げてぎょっとした。
飛行機が降ってくる。
それも、上空でバラバラになったとおもわれる旅客機だ。
最初に見えたのは飛行機の前半分だけ
しかし、異常だ。
飛行機は前半分しか無いと書いた。
その前半分が更に半分になっている。
それも縦にだ
つまり、このような状態になっているらしい
田→□ □
□ □
さて、前半分が二つに分かれて降ってきている
私は家のほうを向いていたが私をほぼ中心にして右手と左手ちょうど視界の端に収まる程度の間隔か
どちらも割れた断面は見えず窓が並んで見える。
左手に見えていた方は遠くに反れていったので見えなくなったが
右手に見えていた方がなんと家の庭に突っ込んできた。
丁度玄関の鼻先を掠めるようにずず~っっと滑りながら止まった。
断面は家の縁側に向いているので外にいた私にはやっぱり窓しか見えない。
呆然としていると、急に視界が変わった。
玄関の近く。飛行機の後ろ半分があるべき方から中を覗き込んでいる。
なかでは警察・自衛官?が生存者を探している。
客席の合間からぐしゃぐしゃになった遺体をその衣服に詰め込んでは乱暴に運び出す
ごく少数生存者がいたようだが、無事とはいえない状況のようだ。
しばらくその様子を眺めていたが、また大きな音がして振り返る。
飛行機の後ろ半分の片割れが家の近くに突き刺さっている。
私の見ている前でそれはバランスを崩して家の一部を押しつぶしながら倒れた。