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天才女薬学者 聖徳晴子の異世界転生  作者: 西洋司
第二部「ハルコン青年期」

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506/518

50 帝都での出来事_17

   *         *


「えぇ、すみません」


 ハルコンがそう言ってその小さなメモを受け取ると、ホールの係の者はニコリと会釈をしてから、その場を離れていった。


 さっそく、ミラが横から指でこちらの肩をトントンと叩いてくる。


 ちらりと見ると、「どなたから、ハルコン?」と、その目は大いに語っていて、……。

 こちらも軽く首を横に振って応じると、ミラは小さくひとつ頷いてから、それっきり黙ってしまった。

 

 さすがは長い付き合いのある、幼馴染なだけある。こちらの今の態度ひとつで、メモを寄こした相手が相当な大物だと察してくれたのだから、……。

 

 こくりとひとつ頷くと、再びその紙片に目をやった。

 二つ折りのメモを開くと、……。


『夜四つ(22時頃)に、非公式ながら、面談を行いたし、……』


 そして、最後にコリンド皇帝陛下のファーストネームが記されていた。


 ちらりと壇上の椅子にお座りになる陛下を見ると、旅団の役人達が順番に並んで拝謁しているところだった。


 ふと、……。横からの視線を感じた。メモを折りたたんで懐にしまうと、傍らに立つミラを見た。

 すると、彼女は無言のまま、お好み焼きを洋風にした粉モノを食べているところだった。


「あれっ!? 何それっ、お好み焼きじゃん!?」


 思わず、つい言葉が漏れると。


「これって、現地じゃハルコン焼きっていうらしいよ!」


「何それっ!?」


 すると、ミラが向こうの料理のシマの方をついっと見るので、つられて見たところ、……。

 貴族の女子達が数人集まって、皆で楽しそうにクレープを食べていた。


「クレープだね!」


「うん。コリンドでは、シルファー巻きっていうらしいよ!」


「マジかっ!?」


 どうやらファイルド国のものが現地に流れて、結果そうなったようだ。


「うん、……。どちらも結構流行っているみたい、……」


 かつてのライバル国であったファイルド国から、今コリンド国は様々な物や習慣を受け容れて、かなり浸透してきているようだ。


 そこには大国固有の驕りは認められず、ただただ実利で結び付く、……。ある意味、なりふり構わない合理的な意識が働いているように、ハルコンには見受けられた。


「頑張ってね、ハルコン!」


「うん」


 ミラの言葉に、こちらもひとつ返事をして、こくりと頷いた。

「天才女薬学者 聖徳晴子の異世界転生」をお読み頂き、ありがとうございます!

ハルコンの薬学チートや、仲間たちとの冒険を楽しんで頂けたら嬉しいです!

この物語を気に入って下さったら、☆評価やブックマークで応援して頂けると、作者の励みになります!

ハルコンと一緒に次の展開を盛り上げるため、ぜひ力を貸してください!✨

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